料理研究家の平松サリーさんによる、ネット民がこぞって写真を上げている「蘇」の色に違いがあることへの研究です。
![蘇のひみつ~メイラード反応ってなんだ?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2add644796c6a842fd4cd0e16d2b8f8351fb5b52/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp2%2F8900aef5ace72d80bec3d4d9660114c7-1200x630.png)
料理研究家の平松サリーさんによる、ネット民がこぞって写真を上げている「蘇」の色に違いがあることへの研究です。
気温の高い夏のアイスは、少しでも油断していると、すぐにポタポタと溶け始めてしまう。あなたにも、360度満遍ない位置からスプーンですくったり、溶け始めた部分をなめて無かったことにしたり、様々な工夫を凝らしてなんとか溶けるのを阻止しながらアイスを食べた経験があるだろう。 ところが、近年、そうした格闘を不要とする「溶けないアイス」が、国内外で姿を見せはじめたようだ。溶けないアイスとはどのように作られているのか、その科学的な原理を考えながら解説した。 アイスが溶けるとはどういうことか 「溶けないアイス」を知る前に、まずはアイスが溶けるとはどのような現象なのかを理解しておこう。 アイスは主に3つの要素で成り立っている。気泡、乳脂肪、氷の結晶だ。気泡の周りに、凝集した乳脂肪がくっついたものと、氷の結晶が、牛乳のタンパク質や砂糖が溶けた液体中に分散している状態になっていると考えられている。こうした構造が
土用・丑の日に「う」がつくものを食べると夏負けしない。 こんにち当たり前のように伝えられてる言い回しですが、いつごろから広まった表現なのか調べようと思っても、それらしい原典が見つかりません。 検索語を工夫したり、ドメインを絞り込んで信頼性の高いサイトを中心にクロールしても全然一次資料が出てこない。なんだこれ。 あまりにも見つからなさ過ぎて笑ったのでメモ。 土用と丑の日 「土用の丑の日はウナギ食ってないで筋トレしてろよ」という話を書きました。 その中で、土用の中でも特に丑の日を重用する理由について「五行説の考え方に由来する」という説明をしました。 夏の土用のうち、とくに丑の日に注目するのは五行説に由来する。 木火土金水(もっかどこんすい)を基本とする五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気をあてている。残りの土気は季節の変わり目を相当し、それを土用と言っている。 つまり夏の土用は、春
土用の丑の日が近づくと、ウナギに関する議論が盛んになる。 「絶滅危惧種なのに食べて本当に大丈夫なの?」「いま一押しの代用食品はこれだ!」など、様々な意見が飛び交うけれど、ちょっと待ってほしい。 確かに一部の人は生活スタイルを改めつつある。しかし全体としてはあまり変化がないように見える。 あらゆる対策を考えてもそれほど効果が上がらないなら、そもそも作戦としての前提が間違ってるのだ。 よく考えよう。ウナギをこの世から消滅させずに済む方法を。 そうだ、筋トレしかない。 土用の丑の日にウナギを食べる理由 土用の丑の日にウナギを食べるようになった理由は諸説ある。 平賀源内説 もっとも有名な話が、平賀源内の手引きによるものだ。 本来、ウナギの旬は冬である。夏は味が落ちるため、あまり売れるものではなかった。 そこでウナギ屋が知恵を借りるべく平賀源内を訪ねたところ、「本日丑の日」と掲げることを勧められたと
「葉牡丹(ハボタン)は食べても毒はないけど固くてまずい」という話を良く見るので、美味しい食べ方についてご紹介してみます。 冬の花壇を彩るハボタン。 アブラナ科の一種で、キャベツやブロッコリーの仲間です。もう少し掘り下げて説明すると、ヤセイカンランと呼ばれる原種から観賞用に特化した園芸種がハボタンです。 他にケール(青汁の原料)、カリフラワー、メキャベツ、コールラビなども全て同じルーツを持ってます。仲間の植物が軒並み野菜であることから「もしかして食えるの…?」という疑問が湧くわけですが、結論から言うと食べられます。 ただ、ハボタンの味については「食べられないことはないけど、あまり美味しいものではない。積極的には勧めない。」みたいな表現を良く見かけるので残念に思っていました。 「それって普段料理しない人の意見では?」ってのが正直な感想です。それに見かける情報の7割方は誰かの受け売りで、実際に自
3月は春の防災月間と言うことで、自治体がやってた防災イベントにて救命講習を受けてきました。 その中で災害備蓄用の缶詰などがふるまわれたのですが、町内会の腕章した70歳前後の男性が口々に「あんまり美味くねぇな」みたいなこと言ってて、心底がっくり。 その後、本人達が顔をしかめながら「でも災害時はマズい飯でも我慢しないとな!」って声を掛け合ってて二度がっくり。 経験上、余裕のない環境に我慢を強いる人がいると全体のQOLが下がります。本人に悪気がないのでなお厄介。しかも町内会役員ということは、有事の際に高確率で運営側に回ります。絶望感がハンパない。 備蓄食料って、あんまり美味しくしたらダメなんですよ。 フリーズドライ製法により、25年という並外れた保存性を誇る商品です。長期保存が可能なため、自治体などが備蓄食に採用しているケースも増えてます。一般向けの防災備蓄アナウンスでも、オススメ商品として良く
チョコレート大好きなんですけど、チョコレート産業は植民地時代から続く奴隷労働の温床という側面があります。特に原料のカカオは児童労働問題という文脈で語られることも多く、大量消費コンテンツを見るにつけ胸が痛みます。 こうした発展途上国の労働力を適正価格で買い支える仕組みがフェアトレード。しかし残念ながらその効果は限定的です。 現地労働力との差額が誰かの懐に消えていく可能性をゼロに出来ないし、補助の枠組みから漏れた農家が不満を抱けば新たな軋轢が生まれてしまう。 本質的な解決は、現地人件費の底上げしかないのでしょう。 カカオと児童労働 カカオが児童労働の温床となっているのは、カカオの植物学的な生理の影響が強いと言います。 水はけの良い土地と日陰を好むカカオの木は開墾による大規模栽培が難しく、大人の労働力を投入するほどのメリットがないのだとか。 村では画期的な現金収入源とのこと。、村人に直接渡される
山猫だぶ㌠ @fluor_doublet チョコレートは、カカオマス、カカオバターをはじめとする油脂類、ココア、糖、および粉乳から作られる菓子です。 油脂分(脂肪酸トリグリセリド)は、優良チョコレートではカカオバターのみより調製されるのですが、一般的なチョコレートは合成油脂を混ぜます。 山猫だぶ㌠ @fluor_doublet トリグリセリドの結晶多形は古くから研究されています。液晶相までいるのですが。最近では品質管理の点から、ある程度の量は合成トリグリセリドを混ぜているんですが、普通はSUSといって、グリセリンの1位と3位に飽和脂肪酸を、2位に不飽和のものを入れた合成油脂が用いられます。 山猫だぶ㌠ @fluor_doublet トリグリセリドの結晶構造では、βと呼ばれる室温よりちょっと上に安定領域がある準安定相が愛されます。このβ構造にも多くの亜種があります。一番大事なのがβ(V)と呼
平坂 寛 「五感を通じて生物を知る」をモットーに各地で珍生物を捕獲しているライター。 生物の面白さを人々に伝え、深く学ぶきっかけとなる文章を書くことを目指す。 著書:「外来魚のレシピ〜捕って、さばいて、食ってみた〜」「深海魚のレシピ〜釣って、拾って、食ってみた〜」(ともに地人書館) 「喰ったらヤバいいきもの」(主婦と生活社) アマゾン最恐の魚類、デンキウナギ 「ピラニアはどうってことない。やっぱり、一番怖いのはエレクトリックイールだな!」 デンキウナギ(Electrophorus electricus)を探してガイアナ共和国奥地を訪問した際に、現地の漁師が語った。 アマゾンにはピラニアなど歯の鋭い魚は多数いるが、彼らに噛まれる機会はあまり無い。 そうした魚たちは好んで人に襲い掛かってくることはしないので、あるとすればせいぜい網や釣り針に掛かったものに触れる際。 油断や慢心を突かれてガブッと
Twitter見てたら、綺麗な青いゼリーの写真がどんぶらこっこと流れてきました。その名も「チェレンコフゼリー」。 涼しげで良いねぇ。 …と思いながら ぶら下がってるコメントを開いたところ、「まずそう」だの何だの品のないリプライが多くてがっくり。(´・_・`) ぐるぐるうづまき先生のチェレンコフゼリー 井上リサ先生発案の「チェレンコフ寒天」をアレンジした ぐるぐるうづまき先生の「光るチェレンコフゼリー」ツイートまとめです。 ちなみに名前は物理現象のチェレンコフ光に由来しますが、色が似てるだけでチェレンコフ光ではないです。 チェレンコフ放射(Advanced_Test_Reactor.jpg:CC BY-SA2.0) – Wikipedia …というところまでが前提で、以下本文。 ぐるぐる先生のチェレンコフゼリー – Curated tweets by 02320_ochi 本コレクションはス
1 はじめに: ”環境に優しい”という言葉のもと、クリーンエネルギーの開発、利用が盛んである。最近のNHK番組でも、風力、水力、太陽電池を利用した発電とともに、人糞を発酵させて作ったメタンガスを家庭用燃料に利用する例が紹介されていた。また、第3次世界大戦後の近未来のオーストラリアを描いた映画「マッドマックス・サンダードーム」においても、その都市「バーターシティ」の基本燃料として、豚等の家畜糞尿を原料とするメタンガスが使われていた。 考えるに、今後の燃料の動向は、あきらかに、より環境に優しい方向へと向かうことは間違いなく、特に都市において大量に生産され、かつその処理に多大なる経費と労力を要する人糞、下水汚物等の利用については、将来的に大いに期待できる分野になる可能性が十分にあるのではないかと考えられる。 上記のような考察を進める過程において、ふと筆者の頭をよぎった疑問がある。 糞尿はしかるべ
このブログは以下に移動しました。旧記事も見ることができます http://mushi-sommelier.net ディズニーの最新作 ズートピア 全く興味はなかったのですが、 ディレクターJared bush のこの発言を見かけて、私の心はざわつきました @Prajzis - in #Zootopia carnivores eat plant-based proteins and insects. Bug-burga is their favorite restaurant - @ByronPHoward - got a pic? — Jared Bush (@thejaredbush) 2015年10月27日「調べたんだけど、ズートピアの肉食動物は植物ベースのタンパク質と昆虫を食べているんだよ。バグバーガーは彼らのお気に入りのレストランさ」 @Prajzis in early versi
栗の花のハチミツがとてつもなくマズイという話を見かけたので、栗の花の香りを思い出しながら味を想像してみたところ、「ちょっとそれはやめた方が良い」と脳内の小人さんに制止されました。 「えっ、く…栗の花? …たたた多分ジェルで伸ばして特殊な外用薬として使うんじゃないかな!(´Д`;)」と思ったられっきとした食用なのだそうです。 まじで。Σ(´Д`;) …ということで「クリの花から採れたハチミツが食用」のほうに驚いた記録であります。 栗の花の匂い成分 クリが属するブナ科植物の花は特有の臭気を持ち、その特徴的な成分はスペルミン (spermine / C10H26N4) に由来すると言われています。 このスペルミンという物質はspermという綴りを持つ通り、ヒトの精液から発見された物質です。つまり両者は共通の原因物質を有しており、古くから匂いが似ていると言われてきました。 【2016/03/21:
*詳細な内容につきましては、本ページの最後にある「報告書本文[PDF形式]」をご覧ください。 水道水を電気分解して水素を発生させることにより、活性酸素の一種であるヒドロキシラジカルを抑制する水ができるとうたった商品について、2012年度から2014年度の間に当センターへ複数の消費生活センターからテスト依頼がありました。 PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)(注1)には、同様な装置の効果や活性酸素に関する相談が、2010年度以降2015年12月末までの5年間あまりに、220件(注2)(医療機器を除く)寄せられており、特に2014年度は前年度までの2倍近くに増えていました。 そこで、水の中のヒドロキシラジカルを抑制する水をつくるとうたった商品2銘柄について調べ、消費者に情報提供することとしました。 (注1)PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワ
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