8月3日、中国各地でロボット工業団地の建設計画が持ち上がっているが、それはまた制御不能な地方債務の現状を露呈した。写真はロボット競技大会。安徽省蕪湖市で2013年6月撮影(2016年 ロイター) [蕪湖市(中国安徽省) 3日 ロイター] - 長江が流れる中国安徽省蕪湖市──。マッサージ屋や安ホテルの集まる脇道の奥にあるカフェでは、人間型の給仕ロボットがテーブルの周りを動き回っている。目は、シンセサイザーの演奏によるクラシック音楽に合わせ赤く点滅している。 小雨の降る金曜日の朝、「ヒーロー」という名のこの給仕ロボットに接客する機会は訪れなかった。しかし「彼」は、ロボット産業の一大中心地を目指す蕪湖市の希望を表すシンボルとなっている。同時に、商業的に理にかなっているかは別として、債券発行による資金調達でその夢を実現する地方政府の能力も象徴している。 「ヒーロー」は、近隣のロボット工業団地で6カ
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