アメリカのロースクールに留学後、シカゴにあるローファームで働いています。アメリカでの生活、趣味から法律のことまで、気の向くまま思いついたことを書いている日記です。 ここ何回かのエントリーで言いたかったのは、ライブドア問題のもっている金融・ファイナンスやM&Aといった分野への萎縮効果、検察のリーク情報に基づく、右にならえといわんばかりの一方的な報道姿勢とそれを受け入れる国民性、権力に対する抑止力が日本に本当にあるのかという懸念だった。 ようやく、影響力のある人から、今までの報道姿勢に対する疑問の発言がでてきたようで、少しホッとしている。以下は、ライブドアニュースで報じられていた田原総一朗氏と日経新聞のコラムニストである田勢康弘氏の発言。(太字は私によるもの) >堀江容疑者に同情的過ぎる、とんでもない犯罪を犯したかもしれないとの記者からの指摘に対し、田原氏は「検察が逮捕したから即ち犯罪だという