名古屋刑務所(愛知県みよし市)は11日、病棟の単独房に収容されていた60代の男性受刑者が死亡した、と発表した。自殺とみられるという。 同刑務所によると、10日午後7時10分ごろ、巡回中の刑務官が、男性がベッドの枠に破ったシーツを結びつけて首をつっているのを見つけた。病院に搬送したが、約7時間後に死亡した。死因は窒息死。15分ほど前に巡回した際はベッドで横になっており、異常はみられなかったという。男性は、覚せい剤使用による後遺症のため病棟に入っていた。 同刑務所では、4日にも単独房に収容されていた60代の男性受刑者が首をつって死亡している。北嶋清和所長は「連続して発生したことは遺憾。一層の自殺事故防止につとめたい」とするコメントを出した。