時間の経つのが速く、もう年末が近づいてきた。振り返ると、今年は夏休みが1日もなかった。8月14、15日は大学の定めた夏休みだったので、土日を含めると4連休になる予定だった。でも、結局この4日のうち2日は出勤したので、夏休みは全くなかった勘定だ。 毎年仕事が増えるので仕方ないと思っていたが、休めなかった直接的な理由は、9月に卒業する中国人留学生の指導だった。もっと早くから研究してくれていればいいのだが、ずっとアルバイトと就職活動が忙しくて、修士課程の1年生の時も2年生の時も大学にあまり来ないまま時間が過ぎていく中国人留学生も多い。そうして卒業間際に指導教員にすがってくるのだ。 まともな研究を行っていないのだが、「卒業できなければ、ビザも切れて、私の日本での2年間は無駄になります!」と、脅すような口調で教師に向かってくる留学生も中にはいる。米国やドイツの大学なら、こういう学生は卒業させない。