印刷 関連トピックス臓器移植心臓移植手術を受けたチェイニー前米副大統領=ロイター 心臓移植に当たって年齢は考慮すべきか――71歳のチェイニー前米副大統領が心臓移植を受けたことをきっかけに年齢をめぐる議論が起きている。医療技術の向上で、高齢でも移植を受けられるようになった半面、臓器提供者(ドナー)は不足、若年者に配慮すべきだとの意見も出ている。 心臓移植について、日本では関係学会がつくる基準で「60歳未満が望ましい」としているが、米国では医師の判断に委ねられる。 チェイニー氏は24日、匿名のドナーから提供された心臓の移植手術を受け、経過は順調という。移植までは20カ月間の待機期間があったといい、米心臓協会の担当者はAP通信に「これだけ待ったという事実が特別扱いではないことを示している」と話した。 だが、心臓医のスクリプス・トランスレーショナル科学研究所のトポル所長は、「問題はチェイニ
印刷 急性心筋梗塞が起きるまで 死亡率が高い心臓発作(急性心筋梗塞〈こうそく〉)が起きる数週間前に、血液検査で「注意報」を出せるかもしれない。心臓病患者の救命につながるそんな研究結果を、米スクリプス研究所などのチームが22日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。 チームは、米サンディエゴにある四つの病院に運ばれた心臓発作の50人の血液を調べた。血液を流れる内皮細胞の数が、健康な人の5倍近く多い傾向があった。形も異常で、2倍以上の大きさで核が三つ以上ある細胞が多く確認された。 チームは「研究が進めば、救急搬送された患者がすぐに心臓発作を起こしそうなのか、数週間後なのか、血液検査で見極められるようになるかもしれない」とし、2年以内の実用化も視野に入れている。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク禁煙・節酒・減塩…習慣一つごとに、がんリスク1割
拍動する性質のない心臓の細胞を拍動する心筋細胞に変化させることに、慶応大学の家田真樹助教(循環器内科)と米グラッドストーン研究所のチームが、マウスの実験で成功した。 人に応用できれば、心筋梗塞(こうそく)などの心臓病の新しい治療法として期待できる。米科学誌セル(電子版)で6日、発表する。 心臓の「線維芽細胞」は、血管が詰まることなどで心臓の組織が傷つくと増殖する。拍動はしない。そのため、この細胞が増えると心臓は正常に働かなくなる。 家田助教はマウスの心筋細胞ができるときに働く14種類の遺伝子を探しだし、心臓から取り出した線維芽細胞に導入した。その結果、特定の3種類の遺伝子の組み合わせで、2週間後に線維芽細胞の17%が心筋細胞に変わった。この心筋細胞をマウスの心臓に移植すると、一体化して拍動した。
無線通信機能も内蔵した、今時の心臓ペースメーカ事情 2008年11月26日 サイエンス・テクノロジーIT トラックバック (0) (これまでの 木暮祐一の「ケータイ開国論」はこちら) ケータイの電磁波が「心臓ペースメーカに悪影響を与える…」と大騒ぎしていたのは、もはや“昔の話”になろうとしているのかもしれない。心臓ペースメーカの老舗であるメドトロニック社の日本法人を訪問する機会があり、最新の心臓ペースメーカの事情を伺うことができた。その技術や機能に驚かされるばかりだったので、本稿にてご報告しておこう。 現代の心臓ペースメーカは“心臓を管理するコンピュータ”だ メドトロニック社の歴史は古く、世界初の電池式体外型心臓ペースメーカ開発者でもあるアール・バッケン氏により1949年、米国ミネソタ州ミネアポリスで設立された。医療機器の修理請負から医療機器の販売・修理へと事業を広げ、生体工学技術を応用し
74歳女性に補助人工心臓 阪大病院が新治療法2008年11月26日11時37分印刷ソーシャルブックマーク 埋め込み型の補助人工心臓を付けた南元子さん(74)。近く退院の予定という=大阪府吹田市の大阪大学病院 大阪大学病院(大阪府吹田市)は26日、重い心臓病を患って入院していた女性(74)が、補助人工心臓の埋め込み手術で回復し、近く退院すると発表した。高齢者に補助人工心臓を付けるのはごくまれで、自宅療養は国内初になるという。同様の高齢患者は国内に千人以上おり、新しい治療法として期待される。 同病院によると、女性は、重症の虚血性心筋症を患った奈良県在住の南元子さん。07年7月に心筋梗塞(こうそく)で倒れ、今年5月から同病院で入院していた。国内では心臓移植を受ける患者は「60歳未満が望ましい」とされる。南さんが自宅療養を望み、今年9月に新型で小型の補助人工心臓の埋め込み手術を行った。装置は直径約
心臓移植、異性間だと生存率低下 米大の研究チーム2008年11月20日19時6分印刷ソーシャルブックマーク 【ワシントン=勝田敏彦】米国で行われた心臓移植では、臓器提供者と患者の性が同じ場合、異性間の移植に比べて患者の生存率など手術後の成績が良いことがわかった。米ジョンズ・ホプキンス大の研究チームが米心臓協会の学術集会で発表した。 98〜07年にあった1万8千例あまりの心臓移植の全米臓器分配ネットワーク(UNOS)の記録を分析し、移植後の生存率などを調べた。 その結果、症例の71%を占める同性間移植では、手術から30日以内に患者が死亡する確率が、異性間移植に比べ25%低かった。手術から1年以内に拒絶反応が起きる確率も13%低くなるなど、さまざまな指標で同性間移植の方が成績がよかった。 チームは、異性間移植では心臓の大きさに差があることが短期的な成績の差に関係しているとみているが、「長期的な
「せっかち」「怒りっぽい」などの特性がある男性は、比較的のんびりした人より、心筋梗塞(こうそく)などの虚血性心疾患になりにくい可能性がある−との疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が18日、発表した。 研究班の磯博康大阪大教授は「日本では、せっかちな男性の方がストレスを意外にうまく発散し、のんびり型の男性が内にストレスをため込む傾向があるのかも」と話している。 調査は平成2年以降、8県の40−69歳の男女約8万6000人を追跡。この間に約670人が心疾患を発症した。またアンケートでせっかちさなどを尋ねて結果を数値化。心疾患との関連を分析した。「のんびり」傾向が強い男性は「せっかち」男性に比べ心疾患を発症するリスクが1.3倍高かった。
歌手の松山千春(52)が25日未明、全国ツアーの滞在先で倒れ、緊急入院した。救急搬送された病院では『不安定狭心症』と診断され、急きょ、心臓の緊急治療術である『経皮的冠動脈形成術』が行われた。一命を取りとめたが、診断した医師によると絶対安静が必要だという。 このため、6月27日の三重文化会館から7月11日の北海道厚生年金会館まで残り7公演を、すべて中止にして治療に専念する。 所属事務所などによると、松山は先月スタートしたコンサートツアー2008「我家」で23日に福岡市で公演。翌24日には同市内で地元企業のイベントに出演した。その後、三重県で予定されていたツアー先への移動日だった25日未明に滞在先で体調不良を訴えたという。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン John Carey (BusinessWeek誌、ワシントン支局上級記者) 米国時間2008年4月15日更新 「Heart Disease: Not About Cholesterol?」 コレステロール値を下げることが心臓発作や心血管系疾患予防のカギ――。最近相次いだ2つの出来事で、この通説が大きく揺らいでいる。 1つ目は3月30日。米心臓病学会が、米製薬大手のシェリング・プラウ(SGP)とメルク(MRK)が共同販売しているコレステロール低下薬「ゼチア」と「バイトリン」の使用を極力控えるべきとの意見を発表した。ゼチアを別のコレステロール低下薬と併用した臨床試験で、医療効果が表れなかったためだ(BusinessWeek.comの記事を参照:
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