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ブックマーク / okumuralab.org/~okumura (15)

  • 英語教員のTOEIC平均,中学教員が560点,高校教員が620点? | Okumura's Blog

    9月2日の朝日新聞に載った千田潤一氏による文章がTwitterで話題になっていた。 「英語教師の驚愕のミス」の背景 | 英語楽習ブログ に該当部分が引用されている。私も原文を読んでびっくりした記憶がある。いま聞蔵で探したが,「著作権などの関係で文を表示できません」とのことだ。 いくらなんでも英語教員のTOEIC平均がこれでは低すぎると思って,調べてみた。 きょういくじん会議>小学校教員のTOEIC平均スコアは582点―IIBC調査 によれば, 2007年度に行われたTOEICの公開テストで、実施時に行っている職業についてのアンケートで、小学校教員と答えた受験者の平均点が582点であることがわかった。中学校教員と答えた受験者の平均は682点、高校教員と答えた受験者の平均は745点だった。 ということで,これは英語の教員だけでなく全教科の教員であり,しかも自発的に受験した人だけであるので,参

  • 日経BPが変なマナーを広めている | Okumura's Blog

    マナーのあるメールの書き方 | キャリワカ:コミュニケーション | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉,To: には様などの敬称を付けろ,だって。 以前にも同様な「マナー」が日経パソコンに載ったことがあって,呆れたことがある(メールの宛先に敬称をつけないと失礼?)。ようやく「ホームページにリンクするときは許可を得よう」という「マナー」が下火になったと思ったら,また新発明された「マナー」と戦わなければならないのか。 [2010-03-26追記] /.J でも取り上げられた。

  • Wordでまともな文書を作る方法 | Okumura's Blog

    日経パソコン2010-03-08特集1「魅せる文書の勘所」すばらしい。Wordでペラもの作らせるならこういう指導を。ただ文字色をグレーにするのは網掛けになって読みにくくなる場合があるので注意。サンプル文書は日経パソコン Onlineからダウンロードできる。 左は稚拙な例,右は良い例。 この特集記事に相当するは私の知る範囲では次のものくらい(やや古い): Wordでマスターする 使えるビジネス文書 レイアウトの極意 実際に次のはWordで組まれている: Moodle入門 オープンソースで構築するeラーニングシステム 逆にTeXで組まれていてもどうしようもない文書もある。伝えるためのルールを知らなければいくらマクロをハックしても自己満足に終わる。 [2010-03-09追記] 上は昨日Twitterでつぶやいたことのまとめのつもりで書いた。Twitter経由でいくつかお礼をいただき恐縮。

  • Webで数式を簡単に使う方法 | Okumura's Blog

    以前Webで数式を書く方法について書いたが,今なら Google Chart Tools のAPIを使うほうが簡単。例: <img src="http://chart.apis.google.com/chart?cht=tx&amp;chl=x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a}" alt="" /> URL中に使えない文字は%16進2桁で表記する。例えばスペースは試した限りではそのまま使えたが用心するなら%20とする。詳しくはGoogleの解説 Mathematical (TeX) Formulas 参照。 問題点:ピクセルサイズの指定はできるが,標準の2倍の大きさにしたいという指定はできないみたい。

  • 和文と欧文の間に半角スペースを入れるか | Okumura's Blog

    Moodleのフォーラムで英単語の前後に空白をという提案がされている。「Moodleは」より「Moodle は」のほうが読みやすいから半角スペースを入れようということである。 もともと和文とプロポーショナル欧文の間には,テキストの段階では何も入れなくても,組版の段階で四分アキ(全角の1/4の幅の空白)を入れる習慣があり,先日出たW3Cの Requirements for Japanese Text Layout(日語組版処理の要件)の3.2.6のdにもそう書いてある。日語のブラウザがこれに対応してくれれば余分のスペースを入れる必要がなくなるのだが。 もっとも,「四分アキ」もだんだん狭くなってきて,最近の雑誌類ではほとんど入れていないように見える。スタイルシートで調節ができるのがベストかも。

    optical_frog
    optical_frog 2009/06/30
    (自分は基本的に入れてます.)
  • どうしてWordやExcelはダメダメなの? | Okumura's Blog

    Edward Tufteの掲示板を久しぶりに覗いて,いくつかWord/Excel/LaTeXについてのリンクを見つけたのでメモメモ: Why Does Excel Suck So Much? (Excelってどうしてこんなにひどいの?) Bad Microsoft Word Typography (Wordのひどい組版) The Beauty of LaTeX (LaTeXの美しさ) LaTeX vs. Word vs. Writer (LaTeX対Word対Writer) [追記] この最後のページにLaTeXでGaramondを使う方法が載っているが,近藤健一さんのLaTeXでAdobe Garamond Proの方法を使えば,Macなどに入っているOpenType版Garamondが使える。

  • 統計思考力 | Okumura's Blog

    ブログのコメントで教えていただいた神永正博『学力低下は錯覚である』は私も楽しく読ませていただいた。その神永氏の第2弾『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』が出た。こちらは縦書きの「です」調の文章で,一般の人にも読みやすそうだ。教科書的ではないが,副読には良い。 神永氏も R を使っておられるようだ(の図はデザイナが手を加えたもの)。 p.47に,大学生がを読む時間は3極化していると書かれている。根拠となるp.45の図は確かに0分,30分,60分にピークがあるが,40分,50分の代わりにキリのよい30分,60分を答える現象はアンケートではよく起きる現象のようにも思う。

  • データ視覚化サイトの日本語版があったらいいな | Okumura's Blog

    生徒・学生にグラフの描き方を教えるのにまず使うのは Excel だろう。しかしこの Excel というソフト,チャートジャンクの発生源だ。もっとましなものはないのか。私は昔は gnuplot を使っていたが,最近は統計計算を含めて R を使っている。凝ったものなら Asymptote(→ ベクトルグラフィック言語Asymptoteで日語が通る!)で描けばよい。でも学生に教えるのはたいへん。 そこで登場するのが,以前 ロシア総選挙の不正を示唆するグラフ で紹介した Swivel などのデータ視覚化サイトだ。日語はあまりうまく通らないようだが,日にもよく使っているかたがおられる。 Inside Swivel: Graphing によれば,Ruby の Gruff や,R,gnuplot も検討したが,結局 ploticus + Ruby に落ち着いたとのこと。 このようなデータ視覚化・グ

  • MITが今度は全教員の学術論文をオープンアクセスに | Okumura's Blog

    MIT のトップニュース: MIT faculty open access to their scholarly articles。全学教授会で満場一致で決定。今後はすべての学術論文をオープンアクセスとする(具体的にはMITのDSpaceに掲載する)。 今までは学術論文は高価かつ入手困難な学術誌に掲載されるだけで,一般の人が容易にアクセスできるものではなかった。インターネットを使えばほとんど金をかけずに全世界に情報発信できる時代になったことと,税金で研究した結果に納税者がアクセスできないのはおかしいという意識の変化などにより,学会や学術出版社は次第に譲歩し,論文そのものあるいは著者稿を,場合によっては一定の猶予期間の後に,ネットで公開することを認めるところが増えた。これがいわゆるグリーンなジャーナルであり,ここを見ればどの学会・出版社がどういう条件で論文の公開を認めているかが一覧できる。

  • Bill Gatesの教育論 | Okumura's Blog

    教育質は?にたくさんコメントをいただいた。「教師の質が悪い」というご意見もいただいたが,現状はうちの情報教育課程では企業より教職のほうが狭き門だ。優秀な人材がこれだけ教育界に行って,なぜ教育が改善されないのか。構造的な問題があるのではないか。 Bill GatesのTEDでの講演 Bill Gates unplugged の前半は発展途上国の医療の話で,生きた蚊を会場で放って話題になったが,後半は教育の問題を熱く語っている。スライドは以前よりシンプルで良くなったが,まだ改良すべき点がある。 このスライドは教師のパフォーマンスを決める4要因を挙げたものだ。いまいち意味不明で,字も小さいが,上から順に Past Performance, Math Major, Teach for America, Masters Degree in Education とある。要は教育学の修士号を取っても

    optical_frog
    optical_frog 2009/02/23
    低所得家庭の子弟に抽選で通学の機会を与えるKIPPはマルコム・グラッドウェルの Outliers でも取り上げられてた.成果を上げた主な要因は「授業時間を増やしたから」というもの.とくに夏休みの短縮がものを言うとか.
  • 平均値とメジアンの違いを文科省もわかっていなかった | Okumura's Blog

    メジアンを使おうの「平均値以下は71.9%」で朝日新聞の取り上げ方を批判したが,実は文科省の発表そのものがおかしかった。2009-01-21に発表された 平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果 の下のほうのPDFのp.25,p.27にこの種の記述がある。p.27には中学校について「男女とも,全ての種目において,50%以上の生徒が昭和60年度の平均値を下回っている。」と書かれている。 一般に非対称な分布では平均値は全体を50:50に分けない。メジアン(中央値)は全体を50:50に分ける(それがメジアンの定義だ)。だから,この場合は,平均値どうしを比べるか,メジアンを使うべきであった。 ゆとり教育で現学習指導要領の中学校数学から統計分野が全廃されている。高校数学でも統計分野はほとんど履修されていない。新学習指導要領で復活するが,しばらくは後遺症が続きそうだ。

  • B型の彼氏

    これ以外の結果も含め,Rで書くと次のようになります: IE = matrix(c(195,123,61,144,102,82,38,107), nrow=4) SN = matrix(c(200,111,63,178,97,94,36,73), nrow=4) TF = matrix(c(181,121,67,149,116,84,32,102), nrow=4) JP = matrix(c(140,75,42,109,157,130,57,142), nrow=4) これらを Fisherの正確検定 で調べると,SN(感覚・直感)だけ p = 0.001818 で非常に有意です。 SNをさらに男女別に見てみると,次のようになります: SNM = matrix(c(146,70,49,125,72,67,27,57), nrow=4) SNF = matrix(c(54,41,14,53,

    optical_frog
    optical_frog 2009/01/05
    (オチまで読むべし)
  • どうして新聞は散布図を使わないか | Okumura's Blog

    このブログでは日教組票と学力:図示などいろいろ散布図を描いてマスコミのデータ解釈の誤りを指摘してきたつもりだが,マスコミはなかなか散布図を使ってくれない。これに関してNew York Timesのグラフィックス担当者がおもしろいことを言っていることをたまたま昨日見つけた(Infovis keynote: Matthew Ericson - information aesthetics):NYTが散布図を使わないのは,読者が散布図を理解できないためだ。多くの人は横軸を時間だと思ってしまう。NYTでも2004・2006年の選挙結果の比較に散布図を描いたことがあった(右図)が,ボツになった。 だから散布図は使うな,ではなく,教育者としては,だから散布図を学校で教えよう,という方向に話を持っていきたい。 NHK高校講座 | 数学基礎 | 第14回 統計 (1) ~データの見方~ では「散布図(相関

  • 3D円グラフを使うのはやめよう | Okumura's Blog

    落伍弟子さんの目の錯覚を誘うグラフの受け売りで申し訳ないが,都立高校教科書採択結果のPDFの図がすべて3D円グラフになっており,目の錯覚で誤解が生じやすい。例えば右図で日文は啓林の2倍あるのに中心角は啓林のほうが大きく,面積比でもほぼ互角に見える。情報リテラシーではっきり「3D円グラフは使うな」と教えてほしい。 Rのヘルプの「pie」の項目にも次のようにあるように,そもそも円グラフが良くない。 Pie charts are a very bad way of displaying information. The eye is good at judging linear measures and bad at judging relative areas. A bar chart or dot chart is a preferable way of displaying this ty

  • 「ウィキペディアを引用するな」 | Okumura's Blog

    という主張が昨日だか一昨日だかの朝日新聞に載っていた。図書館情報学方面の人はそもそもWebの引用に懐疑的で,どうしてもURLを参考文献として挙げるなら必ず「何年何月何日閲覧」と書き加えるようによく言われる。機械的に適用すると,「ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/,2007年7月25日閲覧)を引用すべきではない」のような変なことになる。 Wikipediaの信頼性についてのNatureによる古典的な調査 Internet encyclopaedias go head to head(2005)はEncyclopædia Britannicaと比較して「ほぼ互角」とした。Britannica側の反論への反論も掲載されている。 Wikipedia側からBritannicaの間違いを指摘した Errors in the Encyclopædia Britannica

    optical_frog
    optical_frog 2008/07/08
    引用:「ただ,今ではBritannicaよりWikipediaのほうが影響力が大きいので,間違いを見つけたら「だからWikipediaは駄目なんだ」と言うだけではなく,ぜひ訂正してほしい。」
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