2006/11/15 米レッドハットのワールドワイドマーケティング担当 シニアバイスプレジデント ティモシー・イートン(Timothy Yeaton)氏は11月15日都内で会見し、米オラクルが発表したRed Hat Linuxのサポートサービス「Unbreakable Linux 2.0」について、「オラクルはRed Hat Linuxをリコンパイルするとしているが、リコンパイル後の結果が元と異なってアプリケーションやハードウェアとの互換性の問題が起きるリスクがある」と指摘した。イートン氏は「レッドハットの顧客はサポートの価格ではなく、価値でRed Hat Linuxを選んだ」とも述べ、低価格を強調するオラクルを批判した。 Unbreakable Linux 2.0はレッドハットが提供するサポートと同等、もしくは上回るサポートを半額で提供するという米オラクルの新サービス。日本オラクルも20
「いつ、どういう形で起こるのかは想像の域を出ないが、OracleはLinuxが1つのディストリビューションに収れんされていけばいいと考えている」── 10月14日、「Oracle Summit 2006」カンファレンスのために来日した、グローバルテクノロジービジネス部門のロバート・シンプ副社長はこう話し、OracleにはLinux分断の意図がないことを改めて明確にした。 Oracleは、10月のOracle OpenWorld San Francisco 2006で同社がRed Hat Linux自体のサポートに乗り出すことを明らかにしている。米国で発表されたOracleのサポート料金は、年額99ドルから始まり、Red Hatの半値以下。さらにRed Hatが提供していない、データセンターのデータベースをサポートするのと同等の品質水準もメニューに加えている。 大きな打撃を受けるとみられてい
日本オラクル株式会社は11月14日、報道機関向けのラウンドテーブルを開催し、米Oracle グローバルテクノロジービジネスユニット担当副社長のロバート・G・シンプ氏や、Oracle Fusion Middlewareプロダクトマーケティング担当副社長のリック・シュルツ氏らが、記者からの質問に回答した。 シンプ氏に対しての質問は、OracleがRed Hat Linuxに対してサポートを提供するという「Unbreakable Linux 2.0」戦略に集中した。その中でシンプ氏は、なぜLinux OSのサポートに踏み切ったのかについて「完全にオープンであり標準化されたインフラを提供できるのがLinux。オープンスタンダードであるがゆえに、どこか1つの企業が独占しようとしてもできないメリットがある」とした。また、「できるだけ多くの人が統合化された1つのLinuxを利用することが大事と考えている
10月、Oracle OpenWorldで電撃発表された"Oracle Unbreakable Linux 2.0"、国内での展開も少しずつ見えてきた。14日、都内で開催されたOracle Summit 2006において米Oracle Vice President, Technology MarketingのRobert Shimp氏、日本オラクル 常務執行役員 システム事業統括 システム製品統括本部長 兼 マーケティング本部長の三澤智光氏に訊いた。 Oracle Summitはデータベースやミドルウェアといった同社のテクノロジ製品に関するイベント。顧客やパートナー企業に対してこの分野におけるオラクルの方向性や取り組み、ソリューションスタックを説明するものだ。 イベントの開幕で、日本オラクル代表取締役社長 最高経営責任者 新宅正明氏はUnbreakable Linux 2.0について言及、
Generative AI will drive a foundational shift for companies — IDC
2006/11/14 米オラクルのグローバル・テクノロジ・ビジネスユニットのバイスプレジデント ロバート・シンプ(Robert Shimp)氏は11月14日、日本オラクルのイベント「Oracle Summit 2006」で講演し、ユーザーのRed Hat Linuxをオラクルが直接サポートする「Unbreakable Linux 2.0」について「日本でも同じように提供したい」と話した。日本オラクルの常務執行役員 システム製品統括本部長 三澤智光氏は「2007年早々にも開始まで持っていければ」としていて、国内展開が確定的になった。 Unbreakable Linux 2.0はレッドハットに代わり、オラクルがユーザーのLinuxをサポートするサービス。OSのアップデート、パッチを適用する「Network Support」と、アップデート、パッチに加えて24時間365日のWeb、電話サポートを
日本オラクルは、都内のホテルで「Oracle Summit 2006」を開催し、Red Hat Linuxに対するサポートサービスについて日本の顧客やパートナーらに改めて説明した。 日本オラクルは11月14日、都内のホテルで同社テクノロジー製品に関する最大のイベント、「Oracle Summit 2006」を開催した。オープニングの基調講演では、10月のOracle OpenWorld San Francisco 2006で発表されたRed Hat Linuxに対するサポートについて日本の顧客やパートナーらに改めて説明した。 日本オラクルの新宅正明社長は、「Red Hat Linux自体のサポートを開始することによって、いよいよOSからさまざまなミドルウェアで構成されるインフラストラクチャー全体を整えることができるようになる」と話し、日本市場でのRed Hat Linuxサポート事業の展開
コンプライアンスへの対応するために、高度な統合化、一元化が進む企業の情報システムは、今や経営を左右するほど重要な役割を果たすようになっている。それに伴い、システムを安定して運用、管理するための手間やコスト、人材の育成など、企業の負担は増大する一方だ。その解決策として注目されているのが、情報システム部門の外部委託である。 運用負荷に悲鳴が上がる 2008年の日本版SOX法施行を控え、現在、多くの企業がコンプライアンスに対応した情報システムの再構築に躍起になっている。これまでバラバラに構築され、バラバラに運用管理させてきた業務システムの情報を、矛盾することなく整合性の取れた状態で一元化するために、ある企業では既存システム同士を接続する仕組みを導入し、ある企業では既存システムをスクラップにして新システムにリプレースしている。その取り組みは各企業それぞれだが、おおむね共通して言えるのは、どの企業も
Red Hat Linuxのサポートサービスに進出するという米Oracleの発表に業界は揺れ動いている。以前からLinux市場への興味を示してきたOracleだが、今度はRed Hatへの攻撃という形をとった。 10月25日の「Oracle OpenWorld」でLarry Elison会長兼CEOが行った発表を再度まとめると、1)Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を対象としたサポートサービスを開始する、2)サポートの料金はRed Hatが行う同レベルのサービスの半分とする―ということになる。 具体的には、既存のサポートプログラム「Unbreakable Linux」を「Unbreakable Linux 2.0」に拡大して行う。Red Hatの商標を除去して法的な問題をクリアしたRHELのソースコードに基づき、Oracleがパッチを作成して配布する。Oracle
オークランドのゴールデンステート・ウォリアーズ・アリーナの名称が「オラクル・アリーナ」に変更されるそうだ。そのニュースを聞いたとき、吾輩は思わず“Bang, bang―I am the warrior……”とパティ・スミスばりに歌った。NBAのウォリアーズに対してではなく、オラクルの親分、ラリー・エリソンに捧げる抒情詩としてだが……。 もちろん、10年3000万ドルで合意した命名権にも目を見張ったが、吾輩にはむしろラリーのレッドハット・サポート“チーム”の発表のほうが印象深かった。Oracle Unbreakable Linuxキャンペーンと銘打って、レッドハットLinuxのサポートビジネスに割り込む強引な手口は、紀元前6世紀ごろの中国の兵法書「孫子」をラリーは一字一句すべて暗記しているらしい、という噂が真実であることを証明しているようだ。 「Oracle OpenWorld」を一緒に取材
2006/11/01 米オラクルが「Oracle OpenWorld 2006」で発表した「Red Hat Linux」を低価格でフルサポートする新サービス「Unbreakable Linux 2.0」について、日本オラクルの常務執行役員 システム製品統括本部長 三澤智光氏は11月1日、「日本での展開を前向きに検討している」と話し、国内でも開始する意向を示した。 Unbreakable Linux 2.0はRed Hat Linux販売元のレッドハットが提供するサポートサービスと同等、もしくは上回るサービスを安価に提供するサービス。オラクルが365日24時間のサポートを行い、Red Hat Linuxのパッチなども開発する。 Unbreakable Linux 2.0はレッドハットをつぶすためのオラクルの戦略的サービスとの指摘もあるが、三澤氏は「決してそうではない」と強調した。オラクルはデ
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