デル(株)と日本オラクル(株)は、これまでの提携関係をより強化し、新たな連携事業を発表する見通し。 デルアドバンスト・システムズ・グループの町田栄作本部長(米国Dell Inc.のコーポレートディレクター兼務)と日本オラクルの保科実システム事業担当常務執行役員が4月4日に共同記者会見を開く。 両社ではこれまで、デルが販売するサーバーにオラクルのデータベースソフトウェアを搭載してきたほか、定例的にミーティングを重ねていた。
Oracle GRIDの導入はベンダーロックインにつながるか?:オラクルデータベースの新潮流(1/2 ページ) 従来は、部分最適化された情報システムがいくつも存在することが当たり前だった。その結果、運用管理コストがかさむようになり、新規システムへの投資を圧縮せざるを得ない状況に陥っていった。そうした情報システムのあり方を根本的に見直し、標準技術によってシステム統合を実現する基盤を構築しようというのが、Oracle GRIDの基本思想である。 システム統合による効率化を目指して コンプライアンスへの対応が契機となり、多くの企業で情報システムを見直す動きが活発化している。ただし、その取り組みは企業によって三人三様であり、目的も実践方法も大きく異なる。ある企業では、既存の情報システムをできる限りそのままにして、付け焼刃的に内部統制を実現できれば良いと考える。ある企業では、既存の情報システムをすべ
Generative AI will drive a foundational shift for companies — IDC
バランスからみたSaaSの可能性を追求するオラクル 東京コンファレンスセンター・品川にて3月28日〜29日の2日間開催されているSaaS World Conference & Demo 2007から、日本オラクルインフォメーションシステムズ アプリケーションSC本部 CRM SC部 セールスコンサルティング ディレクター 植木 貴三氏の基調講演の内容をお届けする。 植木氏は今回の基調講演のテーマとして「バランス」というキーワードを取り上げ、「世の中にはASPやPackage、Cusutom、Suiteといったソフトウェアがありますが、SaaSはその中でもバランスがよいと考えています。それはカスタマイズ性や導入コスト、準備期間などのバランスという意味です」と述べた。 実際に同社の顧客から得たSaaSに対する希望は「自分たちで簡単にカスタマイズできるもの」や「すぐに使いはじめたい」「資産形状し
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本オラクルは3月29日、コナミデジタルエンタテインメントのアーケード用ネットワークシステム「e-AMUSEMENTシステム」の会員情報用データベース(DB)の一部として採用された「Oracle Database 10g」と「Oracle Real Application Clusters 10g」(RAC 10g)の運用管理に「Oracle On Demand」が採用されたと発表した。 e-AMUSEMENTシステムは、アミューズメントセンターに設置された業務用ゲーム機をネットワークで結び、遠隔対戦を可能にする仕組み。プレーヤーは、ICカードの「e-AMUSEMENT PASS」を利用し対戦を重ねて行くことで段位の取得や、全国ランキン
ビルの警備員とネットワーク管理者に、さほど似通ったところがあるとは思えないかもしれないが、実際にはかなりの共通項がある。しかも、両者の相違点は日を追って見えにくいものになりつつある。 確かに、建物へのアクセスをコントロールする警備員も、コンピュータネットワークのセキュリティ担当者も、人や情報の出入りを監視したり、周辺部を見て回ったりして組織の資産を守っている。しかし、今ではさらに、テクノロジの進歩、より厳しくなったセキュリティコントロール、連邦政府による規制、コスト面での潜在的利益によって、これまでほとんど接点のなかった2つの世界が1つになろうとしている。そして両者の融合が、過去には異例とも思われた業界の結束を後押しする。 たとえば、OracleはHoneywell InternationalおよびLenel Systems Internationalと提携し、両社の販売する物理的アクセス
SAP AGは28日(ドイツ時間)、同社のアプリケーション開発部門責任者でエグゼクティブボードメンバーでもあるShai Agassi氏が4月1日に辞任することを発表した。ライバルのOracleとの競争が激化する中での同氏の辞任は、SAPにとって大きな痛手となりそうだ。 Agassi氏は辞任の主な理由を「個人的に興味をもっている環境問題や代替エネルギーなどに注力したいため」としているが、実際には、今年後半で終了するはずだった同社CEOのHenning Kagermann氏の契約が、2009年まで延長されたことが直接の理由と言われている。Agassi氏は次のCEO候補として名前が挙がっていた。 同社はAgassi氏の辞任について「非常に残念ではあるが、彼の決断を尊重したい」とコメントしている。同氏は今後もスペシャルコンサルタントとして同社に留まるという。 イスラエル人であるAggasi氏は現在
怖い話 その1 終わらないバッチ処理 インテグレータ勤務 Aさん お正月気分も抜けてきた冬のある日,普段と同じように仕事をしていると,突然部長から呼び出された。あるプロジェクトでシステムの稼働開始を1カ月後に控えているのだが,開発が遅れているので支援してほしいと言うことだった。 そのシステムは製造業のある中堅企業向けで,全国の売り上げを集計して販売分析を行うという普通によくあるものであった。3週間前にプログラミング作業に着手し,予定ではすでにシステム・テストに入っているはずなのに,まだ修正を続けているらしい。 「やはりオープン系RDBは使えない?」 聞いてみると,夜間の6時間で終わらなければならないバッチ処理が,12時間たっても終わらないのだと言う。ちなみに,そのバッチ処理は,Oracleのストアドプロシジャを使って記述している。売り上げの元データの件数は100万レコード以上。データ量が多
この1月にOpen Source Development LabsとFree Standards Groupが統合して結成されたLinux Foundationから3月27日、その役員人事についてのアナウンスが出された。 15名の役員の中には、Ubuntuの設立者であるMark Shuttleworth氏、法務関係の専門家であるAndrew Updegrove氏、Oracleのソフトウェアエンジニアを務めるWim Coekaerts氏といった、そうそうたる顔ぶれが並んでいる。また、富士通の伊達政広氏、日立の橋本尚氏、NECの柴田次一氏という日本人3名が含まれている点で、同組織が国際的なコミュニティであることが伺える。その他のメンバは、Intel、AMD、IBM、Hewlett-Packard、Novellからの参加とのことだ。 NewsForge.com 原文
オラクルとパートナーのテクノロジーを融合するOracle GRID Center:日本発の次世代ビジネス・ソリューション確立への取り組み 日本オラクルは、パートナー各社との共同によるソリューション構築を目的とした「Oracle GRID Center」を2006年11月に開設した。同センターが稼働して4カ月が経過した今、動作検証を中心に取り組んできた「第1フェーズ」から、新しいビジネス・ソリューションの確立を目指す「第2フェーズ」へと移行しつつあるという。 個別最適化された企業システムの課題を解決 従来の企業システムは、例えば販売システム、会計システムといったように、単体のサービス基盤として個別最適化されていた。システムは、個別最適化を実現するための最適な製品、いわゆる「ベスト・オブ・ブリード」の製品が選択されていた。 しかし、そうした個別最適化された従来の企業システムには、いくつもの課題
Red Hatは15日、北米、アジア太平洋地域(APAC) 、ヨーロッパの3カ所でRed Hat Enterprise Linux 5やその関連サービスに関する発表会を同時に開催した。ここでは、シンガポールで開催されたAPAC向け発表会で聞いた同社エグゼクティブのインタビューをまとめてお伝えする。 まずは、米Red Hat Enterprise Linux Platform Business事業部Vice PresidentのScott H. Crenshaw氏に米国本社の方針について話を聞いた。 Red Hat Enterprise Linux 5 vs Unbreakable Linux 2.0 Scott H. Crenshaw氏 米Red Hat Enterprise Linux Platform Business事業部Vice President 「OracleはUnbreaka
日本オラクルの根岸徳彰氏 7日に発表された「Oracle TimesTen In-Memory Database 7」。Release 7は、Oracleが2005年にTimesTenを買収して以降、同社が開発に関与した初のメジャーアップデートとなる。 TimesTenはハイ・トランザクションシステムを主な対象としたイン・メモリデータベースだ。日本オラクル システム統括本部 営業推進部 担当シニアマネジャー 根岸徳彰氏にTimesTenについて訊いた。 Release 6では証券・通信・ネットワーク・インターネット上でのサービス提供者・証券自動取引などを中心に国内でも導入が進んだというTimesTen。しかし、一般的なデータベースエンジニアからすればイン・メモリデータベースはまだまだ珍しい。本稿ではTimesTenの技術的な側面を中心に、その「正しい」姿を明らかにしたい。 「SQLでアクセ
日本オラクルは3月27日、2007年5月期第3四半期(2006年12月~2007年2月)の業績を発表した。売上高は706億4700万円で、前年同期比11.3%増。営業利益は248億3600万円で同17.6%増で増収増益となった。 好調だったのは、データベース製品とWebアプリケーション・サーバーなどのミドルウエア製品で、売上高が前年同期比6.0%増の286億5900万円だった。好調の要因は、製造や金融などで1億円以上の大型案件を複数、獲得できたため。新宅正明社長は、「今年度、大手ユーザー企業に直接、営業に行く体制を整備したことで、大型案件を確保しやすくなった」と話す。 さらに、昨年、日本IBMなどと設立したグリッド検証センターによって、日本IBMとのパートナー関係を強化でき、今後も「5%前後であるデータベース市場の成長率を上回っていく」(新宅社長)。 製品を拡充しているアプリケーション分野
ソフトバンクモバイルの子会社で、ソフトバンクモバイル向けのWebサイトの構築・運用を手がけるジャパン・モバイル・コミュニケーションズは2007年中に、一般企業に対して携帯電話向けWebサイトをSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)形式で提供する。これまで自社で開発した、芸能情報や毎日更新の占い情報を提供するWebサイト「とくする情報局」や、深夜に自動で女性向け雑誌のコンテンツなどを配信する「S!キャスト」のシステムの構築ノウハウを生かす。 新サービスの顧客は、ジャパン・モバイル・コミュニケーションズから提供される機能ごとのコンポーネントを組み合わせるような形で、自社の携帯向けWebサイトを構築できる。「売り上げの7割を親会社のソフトバンクモバイルに依存していたが、グループ外の企業への販売比率を増やしたい」(神内一郎副社長兼COO)。 ジャパン・モバイル・コミュニケーションズがSaaS
米オラクルは2005年6月、インメモリDBのトップベンダーだった米タイムズテンを買収、Oracle Databaseラインアップへの統合を進めてきた。そして2007年2月、Oracle Database 10gとの統合機能を強化した新バージョン「Oracle TimesTen In-Memory Database Release 7.0」を発売した。 高トランザクションアプリを劇的に高速化 データベースは、企業システムの情報格納庫として必要不可欠なソフトウェアだ。しかし、リアルタイムに膨大なトランザクションを処理する業務アプリケーションでは、短時間のうちに大量のデータベースアクセスがあり、アプリケーションとデータベースとの間のI/Oが頻繁に遅延する。その結果、基幹業務アプリケーションのパフォーマンスが大幅に劣化してしまうことがある。 こうした課題に対応するために、従来はデータベース処理を高
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