業務アプリケーションベンダ大手の独SAPは20日(現地時間)、2007年第1四半期(1月−3月期)の暫定決算報告書を発表した。同期、売上高は前年同期比6%増の21億6,600万ユーロ、純利益は同10%増の3億1,000万ユーロとなり、増益増収となった。 SAPの第1四半期の売上高は前年同期比6%増の21億6600万ユーロとなった。コンサルティングなどを含むソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス全体の売上高は、前年同期比9%増の15億1900万ユーロ。ライセンス収入などソフトウェアの売上高は、前年同期の5億1,400万ユーロから10%増え、5億6,300万ユーロとなった。 純利益は、前年同期比10%増の3億1,000万ユーロ、1株あたり利益は0.26ユーロとなった。営業利益は、前年同期比6%増の4億3,300万ユーロ、営業利益率は20%。英Reutersによると、市場アナリストの予想を集
SaaS(Software-as-a-Service)を展開するセールスフォース・ドットコムの動きが加速している。同社は、日本郵政公社の「顧客情報管理システム」向けに、NTTデータと連携、オンデマンド・アプリケーション「Salesforce」を提供すると発表した。また、今年夏頃をめどに、国内にITベンチャーを支援するインキュベーションセンターを設立することを明らかにした。 顧客情報管理システムは、郵政民営化により、2007年10月に発足する郵便局株式会社で、個人情報利用に関する同意を得られた顧客のデータを管理、郵便局で取り扱う各種サービスのクロスセルや顧客への適切な情報提供を実行するもので、5,000以上のユーザー数となる。日本郵政公社の担当部門は「今回のセールスフォース・ドットコムとNTTデータによるソリューションは、短期間で導入でき、ユーザが使いながら個々の業務にあわせて簡単に機能強化
SAP AGは28日(ドイツ時間)、同社のアプリケーション開発部門責任者でエグゼクティブボードメンバーでもあるShai Agassi氏が4月1日に辞任することを発表した。ライバルのOracleとの競争が激化する中での同氏の辞任は、SAPにとって大きな痛手となりそうだ。 Agassi氏は辞任の主な理由を「個人的に興味をもっている環境問題や代替エネルギーなどに注力したいため」としているが、実際には、今年後半で終了するはずだった同社CEOのHenning Kagermann氏の契約が、2009年まで延長されたことが直接の理由と言われている。Agassi氏は次のCEO候補として名前が挙がっていた。 同社はAgassi氏の辞任について「非常に残念ではあるが、彼の決断を尊重したい」とコメントしている。同氏は今後もスペシャルコンサルタントとして同社に留まるという。 イスラエル人であるAggasi氏は現在
Red Hatは15日、北米、アジア太平洋地域(APAC) 、ヨーロッパの3カ所でRed Hat Enterprise Linux 5やその関連サービスに関する発表会を同時に開催した。ここでは、シンガポールで開催されたAPAC向け発表会で聞いた同社エグゼクティブのインタビューをまとめてお伝えする。 まずは、米Red Hat Enterprise Linux Platform Business事業部Vice PresidentのScott H. Crenshaw氏に米国本社の方針について話を聞いた。 Red Hat Enterprise Linux 5 vs Unbreakable Linux 2.0 Scott H. Crenshaw氏 米Red Hat Enterprise Linux Platform Business事業部Vice President 「OracleはUnbreaka
日本オラクルの根岸徳彰氏 7日に発表された「Oracle TimesTen In-Memory Database 7」。Release 7は、Oracleが2005年にTimesTenを買収して以降、同社が開発に関与した初のメジャーアップデートとなる。 TimesTenはハイ・トランザクションシステムを主な対象としたイン・メモリデータベースだ。日本オラクル システム統括本部 営業推進部 担当シニアマネジャー 根岸徳彰氏にTimesTenについて訊いた。 Release 6では証券・通信・ネットワーク・インターネット上でのサービス提供者・証券自動取引などを中心に国内でも導入が進んだというTimesTen。しかし、一般的なデータベースエンジニアからすればイン・メモリデータベースはまだまだ珍しい。本稿ではTimesTenの技術的な側面を中心に、その「正しい」姿を明らかにしたい。 「SQLでアクセ
ソフトクリエイトと日本オラクルは26日、Visual BasicからJavaへのスキルコンバートを支援する一日トレーニングを無償で提供すると発表した。日本オラクルのセミナールームにおいて4月12日〜5月25日までの間に12回開催する。 トレーニングでは、オラクルが無償提供する統合開発環境「Oracle JDeveloper 10g(以下、JDeveloper)」と、ソフトクリエイトが無償提供するWebフォーム開発ツール「X-WebForm Developer」を用いる。両プロダクトを組み合わせることで、JavaベースのWebページをドラッグ&ドロップで作成することが可能になるため、Visual Basicのスキルしか持たない開発者でも容易に対応できるという。 なお、X-WebForm Developerは、2006年7月に発表された、国内初のJDeveloper向けプラグイン。ソフトクリエ
米Oracleは23日、米Tangosolの買収を発表した。Tangosolはアプリケーションパフォーマンス向上のための「データグリッド」ソリューションを提供している。買収は4月に完了予定。買収額などの詳細は公表されていない。 データグリッドは、パフォーマンスや可用性の向上を目的として、クラスタリングされたアプリケーション間のデータの同一性を保ちながら高速なキャッシュを提供するソリューション。 Oracleでは、同社のFusion MiddlewareやTimesTen、そしてOracle Databaseと組み合わせ、金融・テレコム・旅行サービス・ロジスティクスの分野において、リアルタイムデータ分析ソリューションなどの強化を図る。 SOAやWeb 2.0、EDA(Event Driven Architecture)といった分散型のシステムにおいてはアプリケーション間でのデータ同期やデータ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く