「SOAは、エンジニアやビジネスマネジャー、ITマネジャーなど、その概念を受け取る人によって違った意味を持つ」と話すのは、ガートナーリサーチ ソフトウェアグループにおいて、バイスプレジデント兼ディスティングイッシュドアナリストを務めるイェフィム・ナティス氏だ。 推進するベンダーと、導入するユーザーの両方の立場からSOAをとらえる同氏に話を聞いた。 ITmedia SOAの考え方が最近になって急速に普及した理由は、XMLを活用したWebサービスが技術的な基盤になったからと考えていいでしょうか? ナティス 確かに、現在話題になっているSOAはWebサービスから派生したものといえます。しかし、Webサービスの登場以前の1995年から、Gartnerはサービス指向によるアーキテクチャーの考え方を紹介し始めています。 米国でもユーザー企業の間ではまだ学習段階ですが、かなり現実的な選択肢になろうとして