【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、金永日労働党書記(国際部長)がこの日、訪朝している飯島勲内閣官房参与と会談したと伝えた。会談内容は報じていない。北朝鮮筋などによると、飯島氏は17日ごろに平壌から北京に入るという情報がある。 14日に北朝鮮入りした飯島氏と北朝鮮高官の会談が伝えられたのは初めて。 金永日氏は外交官出身で、対外部門の最高位クラスの幹部。過去、金正日総書記の中国訪問などに随行しているほか、金正恩第1書記の国内現地指導にもしばしば同行している。 会談内容は金第1書記にも伝えられるとみられ、日本人拉致問題の進展具合が注目される。