大阪市議会の大阪維新の会市議団は4日、維新代表の橋下市長に対し、2014年度から2分の1に減額される予定の校区単位の地域活動への補助金について、見直しを求める提言書を手渡した。地域の反対が強く「次回の選挙を戦えない」(幹部)と、判断したためだが、市長与党が「橋下改革」に異を唱えるのは異例だ。 市の地域活動への支援を巡っては、平松邦夫前市長時代は、使い道が明確な補助金以外に、領収書が要らない交付金もあり、「不透明なつかみ金になっている」との批判があった。 11年12月に就任した橋下市長は、補助金などの受け皿となる自治会の幹部らが、市長選で歴代市長を支援していることから、「公金で政治活動をしている」と、交付金など従来の方式を廃止。改めて校区への補助金をまとめて受け取り、PTAやNPOなども加わってまちづくりを進める「地域活動協議会」の創設を促し、各区で整備が進んでいる。 ただ、橋下市長は同協議
大阪の庶民を描いた小説「夫婦(めおと)善哉(ぜんざい)」などで知られ、「オダサク」の愛称で親しまれる作家、織田作之助(1913~47年)の生誕100年を迎える26日、ゆかりのある大阪市天王寺区、生国魂神社に、マント姿の銅像が建立される。愛読者らは「オダサクの原風景を知ってもらうきっかけになれば」と期待する。 愛読者らで作る「オダサク倶楽部」メンバーで、元会社員の石田英治さん(72)(堺市西区)が寄贈する。 銅像は台座部分を含め高さ約180センチ。マントと帽子を身に着け、たばこを手に大阪の町を歩く写真を基に、彫刻家岡村哲伸さんが制作する。 台座には「大阪を愛し、三十三年の生涯は太くて短かった」などとする顕彰文や、同神社周辺の描写がある小説「木の都」の一節が刻まれる。 生家は同神社に近く、子どもの頃からよく境内で遊んでいたという。また境内には、織田が師と仰いだ近世上方の浮世草子作者、井原西鶴の
紙の神々 業界紙・専門誌探訪記 インターネットでの無料の情報の氾濫や、ソーシャルネットワークの流行。それらの影響を受けて、新聞や雑誌が苦境に立ってから久しい。しかし、メディア業界を見渡せば、業界紙、専門誌はまだまだ数えきれないほど存在し、新規創刊もある。その内容は充実していて、インターネットの無料情報では代替できないものが多い。業界紙や専門誌は一つの分野のことを掘り下げる。中にはとても狭い業界、分野を信じられないほど深堀する媒体もある。なぜ、その業界や分野にそれほどまでに魅せられるのか。どのような取材、編集をしているのか。扱う業界や分野の現状とは…。無からコンテンツを創造する“紙の神々”の生態に迫る。 バックナンバー一覧 「芸術」と聞いただけで、難解で素人には近づきがたいというイメージを抱く人は多いのではないだろうか。 筆者も絵を描くのがとてつもなく下手で、小学校時代の図工や技術の成績はほ
甲南大学卒業、米エマーソン大学でジャーナリズムの修士号を取得。ワシントンDCで日本の報道機関に勤務後、フリーに転身。2007年冬まで、日本のメディアに向けてアメリカの様々な情報を発信する。08年より東京を拠点にジャーナリストとしての活動を開始。アメリカや西ヨーロッパの軍事・犯罪・人種問題を得意とする。ツイッター:twitter.com/hirofuminakano 脅えるアメリカ社会 ボストンマラソン爆弾事件の衝撃 アメリカ社会は、長年にわたってテロと戦ってきた。1993年の世界貿易センター爆破事件、1995年のオクラホマ連邦政府ビル爆破事件、そして2001年の同時多発テロなど、幾度となく発生したテロに加え、学校や職場では銃乱射事件などが頻発し、この20年間、身の回りにある恐怖に脅え続けてきたと言っても過言ではない。そしてその恐怖をさらに強めたのが、アメリカでももっとも安全な街の一つだと言
【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王がキリスト教カトリックの総本山にあたるローマ法王庁の「バチカン中心主義」を批判し、払拭(ふっしょく)に努める考えを明らかにした。法王庁では近年、スキャンダルや権力闘争が噴出。世界各地域の高位聖職者である枢機卿のうち法王が任命した8人で作る「枢機卿評議会」は、法王庁組織の抜本的改革の必要性を勧告する見通しだ。 法王は1日付イタリア紙レプブリカのインタビューで「バチカンの目先の利益を追求するという欠点」を指摘、「世界を顧みないバチカン中心主義を変えるために全力を尽くす」決意を表明した。4日には法王名を取った中世の聖フランシスコゆかりのイタリア中部アッシジを訪れ、「虚栄心、傲慢、うぬぼれ」を捨て、「貧者のための質素な教会」を実践するよう訴えた。 「枢機卿評議会」は法王庁官僚組織から独立した法王直轄の諮問機関で、バチカンの運営に世界各地の教会の声を反映
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く