【佐藤圭司】元ビートルズのポール・マッカートニーさん(71)の日本ツアーが11日夜、京セラドーム大阪(大阪市西区)で始まった。11年ぶりの来日。ビートルズの名曲の数々に、約3万6千人のファンが酔いしれた。 ポールさんが5月、ブラジルでスタートさせた世界ツアーの一環。開演予定約10分後の午後7時10分ごろ、ステージにポールさんが現れると、歓声が沸き上がった。 オープニングの曲はビートルズ時代の「エイト・デイズ・ア・ウィーク」。曲の合間に、日本語で「マイドー! オオサカ」「アリガトー、オオキニー」などと観客に呼びかけた。「コンバン、ニホンゴ、ガンバリマス。デモ、エイゴノホウガ、トクイデス」とも語りかけ、会場から笑いが起きた。 バラードからロックまで歌いこなし、持ち前の透明感のある高音と、力強いシャウトが交互に繰り出された。「ツギハ、ジョージノタメデス」と言ってから「サムシング」を歌うひとこまも