■母が長生きして子どもを65才に 今日も僕は、某地域若者サポートステーションで、ひきこもりやニートの子どもを持つ親御さん対象のセミナー講師をこなした。 そこで語ったのは、「ひきこもりの高齢化」といういつもの問題であり、「母親が90才まで生きること」について、だった。 父親がたとえ平均寿命通り亡くなったとしても、子どものひきこもりは続き、母親は生きる。ここで母親は暗くなることなく、父からの遺族年金を引き継ぎながら、なんとか90才まで生きてみる。 仮にその子どもを25才で産んでいたとすると、母が90才まで生きると子どもは65才になることができる。僕の予想では、このまま日本社会の少子高齢状態が続くと年金システムは徐々に崩壊するだろうが、仕組みそのものは青息吐息で維持されると思っている。 が、現役世代が引退世代をカバーするという仕組み自体が生き残るとしても、年金額(国民年金でいうと1ヶ月67,00