インドネシアから来日して介護福祉士となった女性が、現場の厳しい現実に耐えきれず帰国を決めたというニュースが報じられた。 アニメで憧れた日本で働けると希望を抱いて、彼女ははるばるこの国までやってきた。介護福祉士に合格するまでは、補助金や研修が受けられるなどサポートが手厚かったものの、いざ合格すると家賃補助も研修も無くなり、その割に給料は上がらず、長期休暇も取りづらい職場環境。最後は要求される日本語レベルのあまりの高さに疲れ果て、結局インドネシアに帰ることにしたそうだ。 この手のニュースを聞くと非常に寂しい気持ちになる。 言葉も文化もまったく違う国にわざわざ渡ってきて、専門職として働こうという高いモチベーション、そして実際に国家試験に合格するだけの能力を持ち合わせている優秀な人材を、なぜ現場は使い潰してしまうのだろうか。 これは外国人労働者に限った話ではない。最近では、ある保育園の劣悪な労働環