米国は、企業や政府に人工知能(AI)の責任ある開発について助言する国際団体「グローバル・パートナーシップ・オン・AI」に参加することを計画している。実現すれば主要7カ国(G7)では最後の加入となる。 同団体はプライバシーと市民の自由を尊重するAI技術の開発を促進するために研究や提言を行うと、ホワイトハウスのクラチオス米最高技術責任者は説明。「AIの未来が米国人や世界中の人々を向上させることができると考える初の国際組織だ」と述べた。 米当局者は28日のG7科学技術相会合で同団体への参加について説明する計画。G7諸国以外では、ニュージーランドを含む数カ国が最終的に同団体に加入する見通しだ。 クラチオス氏はトランプ政権が総じて多国間協定に懐疑的だったことを認めた上で、既に強力な監視国家である中国は国家権力拡大のために新技術を利用することが多く、今回のAI団体参加は中国のそうしたAIへのアプローチ