名古屋市の河村たかし市長は20日、同市役所を表敬訪問した中国共産党南京市委員会の劉志偉常務委員らとの会談で、旧日本軍による「南京大虐殺」について「通常の戦闘行為はあったが、南京事件はなかったと思っている」と発言した。 河村氏は、終戦時に父親が南京市にいたことを挙げて「事件から8年しかたってないのに、南京の人は父に優しくしていただいた」と指摘。「南京で歴史に関する討論会をしてもいい。互いに言うべきことを言って仲良くしていきたい」とも述べた。「南京大虐殺」宣伝の裏に共産勢力
生活保護を申請した男性に同情し、ポケットマネーから約8万円を渡したとして、大阪市は9日、西成区役所に勤務する生活保護の面接相談担当の係長級男性職員(58)を減給3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 市によると、職員は昨年6月ごろから継続的に男性の相談を受けていたが、7月29日、男性から「家賃の支払いで困っている」と聞き、このままでは家を追い出されるかもしれないと同情して現金を渡した。 男性は9月から生活保護を受給。訪問したケースワーカーに「職員にお金を返したい」と打ち明け、不適切な支出が発覚した。職員は「生活歴を聞くうちに、家庭の問題など自分と境遇が似ていると思い、情が移った」と話したという。 市や市教委はこのほか、粗大ゴミとして回収した自転車を自分のものにして私的に使用していた環境局の男性技能職員(35)と、顧問を務める野球部の中学2年の生徒が集会に遅刻したことに腹を立て、十数回にわたり太
昨年3月11日の東日本大震災のあと初めて迎えるきょうの「建国記念の日」は、例年にもましてその意義が一段と強く胸に迫ることだろう。 大震災と原発事故によってわが国は未曽有の困難に直面し、今は復興と並んでさらに多くの難題が加わっている。内に経済不安や急激な少子化による国力の衰退懸念を抱え、外との間では、領土・領海が中国などによって脅威にさらされ、日米同盟の弱体化が国家の安全保障を不安定なものにしている。 わが国の存立基盤は危機的状況にあるといわざるを得ない。 しかし、危機をはね返す底力は日本人に備わっているはずだ。先の敗戦後でも、日本人は一致団結して復興を成し遂げた。 思い起こしたいのは、被災地で命懸けの救援にあたった自衛隊の活躍だ。救出した人は1万9千人を超える。国家と国民を守る組織があったればこそだ。絶望の中で冷静に行動して助け合った日本人の姿も、目に焼き付いている。 国民の多くがそこに民
東京都の石原慎太郎知事がたちあがれ日本の平沼赳夫代表らとともに結成を目指す新党の結党趣意書に当たる「結党の精神」の草案が7日、分かった。「建国の精神に立ち戻り、保守と現状打破の調和という第三の道をもとめる」として、保守色を鮮明にしながら、再編を通じた政治体制の刷新を掲げている。 結党の精神は、綱領や基本政策、役員人事とともに新党結成大会で公にするものだ。 草案によれば、日本の建国の精神を「征服や支配、略奪ではなく、共存と協和、生産であって、今日の平和と繁栄もまた、自然を慈しみ、神々を畏敬し、和を尊んできた伝統的精神のたまもの」と定義。その上で、日本が直面している諸課題は「文明の衝突や文化の摩擦によってもたらされた混乱で、競争原理や二者択一の論理では解決できない」と指摘。新党は建国の精神に基づきながら、第三極としての立場から国家の運営を目指すとしている。 また、新党の政策は幕末の志士、坂本龍
インターネット上に男性とのプライベート写真が流出したとして女性アイドル集団、AKB48からの脱退を表明した平嶋夏海(19)と米沢瑠美(20)が4日、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた握手会で、涙ながらに騒動を謝罪した。1期生の平嶋は支えてくれたファンやメンバー、家族への思いを吐露。「自分の行動を恥じ、失ったものの大きさを改めて実感しました」と号泣した。(サンケイスポーツ) AKBを草創期から支えた平嶋と米沢が、涙ながらに騒動を謝罪した。 他のメンバーによる握手会前のライブ後、2人はステージで1万5000人を前にあいさつ。拍手や声援が飛ぶ中、グレーのジャケット姿の平嶋は、神妙な面持ちで「軽率な行動で皆さんに迷惑と心配をかけたことを申し訳なく思っています」と深々と頭を下げた。 気丈にあいさつを続けたが、「私はAKB48と(所属する派生ユニットの)渡り廊下走り隊7が本当に大好き。辛いこともあ
大阪市の橋下徹市長は5日、市内で開かれた北朝鮮による拉致問題を考える集会であいさつし「政府はもっとはっきり意思を示してほしい。何がしたいのかさっぱり分からない」と政府の対応を批判した。 市長は「大阪府、大阪市では拉致問題は許さない。不法国家である北朝鮮が正常な国になるまで付き合いは一切しないという意思をはっきり示していきたい」と強調。自身が府知事時代に打ち出した朝鮮学校に対する補助金支給要件の厳格化を上げ「全国の自治体でやればできる。これぐらい国が何で指示を出せないのか」と指摘した。 集会に先立ち橋下市長は松原仁拉致問題担当相と会談。松原氏は朝鮮学校の補助金厳格化について「他の都道府県も大阪の先例に大きく学ぶべきだ」と評価した。松井一郎大阪府知事も同席した。
戦後の古代史学界では古事記・日本書紀の伝承が疑われ、その中で「消された」人物の一人として神武天皇がいらっしゃる。「神武天皇は実在しない」「記紀による創作」とする歴史学者の学説がはやったからである。 しかし、それに対して厳密な史料批判に基づいた実証史学の碩学(せきがく)・坂本太郎博士は「神武天皇以後九代の天皇は実在の人ではないという説は、かなり多くの学者によって説かれるが、それは一つの臆説にすぎず、なんら実証されたものではない」(『坂本太郎著作集』第1巻)としていたし、日本法制史の大家・瀧川政次郎博士も「神武天皇紀の大筋の事実は、終(つい)にこれを否定することができない」(『神武天皇紀の信憑(しんぴょう)性について』)と神武天皇架空説を批判していた。 そして、近年の古代史学界の流れも記紀の記述を裏付ける考古学的発見によって変化してきており、記紀の記載を検証した角林文雄氏は「日本資料は不思議な
たちあがれ日本の全国拡大支部長会議の席で30分にわたり挨拶した石原慎太郎・東京都知事(右)=3日午後、衆院第1議員会館(矢島康弘撮影) 東京都の石原慎太郎知事は3日、国会内で行われたたちあがれ日本の全国拡大支部長会議に出席し、次期衆院選に向けて結成を目指す「石原新党」を念頭に、「東京でやることはやった。皆さんに命を預けるから一緒にやろうじゃないか」と訴えた。新党を旗揚げし、国政転身とも受け取れる発言は、民主、自民の二大政党の選挙戦略にも影響しそうだ。 石原氏は「私たちが今、努力しなければ、子孫に顔向けできない」とも述べた。同時に「日本をダメにしたのは官僚だ」と酷評した上で「日本を良くするためにまず今の中央集権の官僚制度をぶっ壊さなければ絶対にダメだ」と述べ、大阪市の橋下徹市長や愛知県の大村秀章知事との連携を示唆した。 また、核保有問題に言及し、日本も(核の)シミュレーションぐらいやったらい
東京都の石原慎太郎知事が、たちあがれ日本の平沼赳夫代表らとともに結成を目指す新党の基本政策の草案が2日、分かった。「国のかたち」「外交・防衛政策」「教育立国」など7分野で構成され、憲法9条改正や、男系存続のための皇室典範改正、首相公選制-を明記。保守色を前面に押し出した内容となる。 基本政策は、7分野29項目あり、項目ごとに具体策を明記。前文では「グローバリゼーション」や「地球市民社会」などを幻想と断じ、「一国家で一文明」の日本の創生を訴える。 憲法改正に関しては、9条改正による国軍保持▽国会一院制と大選挙区制導入▽改正手続きを定めた96条の改正-を掲げる。 外交・防衛分野では「自立日本」を掲げ、日米同盟の深化▽防衛産業の育成▽「南西防衛戦略」推進▽核保有に関するシミュレーション-などを明記する。 経済・財政政策は、100兆円規模の政府紙幣発行、国の財政の複式簿記化-など。エネルギー政策と
沖縄・尖閣諸島をはじめ日本周辺に点在する39の無名の離島について、政府は年度内に名称を決め、国土地理院の地図に掲載する方針だ。日本の排他的経済水域(EEZ)の権益を確実にする有意義な方策だ。 尖閣諸島周辺の4島は「北小島」「北西小島」などと命名される。これに対し、中国と台湾が外交ルートで抗議し、中国の人民日報も「公然と中国の核心的利益を損なう振る舞いだ」と非難した。 中国が「核心的利益」と言うとき、それは「安全保障上、譲れない国家利益」を意味する。もともとチベットや台湾などについて使っていた表現で、南シナ海に関しても、米政府との協議の中で持ち出したとされる。東シナ海の尖閣諸島問題でこの言葉が使われたのは初めてだ。 中国共産党機関紙でこのように言及されたことは、中国が本気で尖閣領有を狙ってくるサインと受け止めるべきだ。野田佳彦政権は日本固有の領土である尖閣諸島の実効統治を強める策を早急に検討
NHK大河ドラマ「平清盛」で、当時の皇室(天皇家)を登場人物らが「王家」と呼んでいることが議論を呼んでいる。中国の冊封(さくほう)体制下で「王」は「皇帝」に仕える立場であることなどから、王家の呼称は「天皇家の権威をおとしめる表現」との批判があるためだ。同番組の時代考証を担当し、本紙で「日本史ナナメ読み」を連載している本郷和人・東大史料編纂所准教授に、「王家」を使った理由を解説してもらった。当時、天皇イコール「王」だった なぜ天皇家、皇室という言葉を用いなかったか。ひとことで言えば、「平清盛」の時代には使われていなかったから、です。 この時期には、天皇の血族をファミリーとして捉えるという概念がいまだ出現していない。播磨の海、周防の灘、と命名しても「瀬戸内海」とまとめる言葉がなかったのと同じです。近衛天皇の寺院、鳥羽上皇の御所、美福門院(びふくもんいん)の荘園など、個別の名が用いられ、天皇家も
あのイナバウアーで世界を魅了してからまもなく6年になるが、今でも「クールビューティー」といえばこのトリノ冬季五輪金メダリストをさす。あまたの女優を差し置いて。最近はバラエティー番組で笑顔を振りまいてもいるが、基本はあくまでクールビューティー。顔に貼り付いている。 しかし、この「クール」がくせ者。彼女の場合、「冷静」というよりも「冷たい」というニュアンスのほうが強いようだ。海外メディアからもらったこの代名詞、返上しろとは言わない。ホットな荒川静香というのも似合わないだろうけど、せめてリンクの放送席ではもう少し血の通った解説ができないものか。 昨年暮れの全日本選手権でかつてのライバル、浅田真央選手が優勝した。誰が見てもただの優勝ではなかった。東日本大震災があった年の暮れに、病気で母親を失ったばかりの21歳の娘が、悲しみをこらえての逆転優勝だ。私などは彼女が氷上に現れただけで、こみ上げるものがあ
元航空幕僚長の田母神俊雄氏が第1回の最優秀賞に選ばれて騒然となった「真の近現代史観」懸賞論文。第4回の選考では札幌医科大の高田純教授(57)による論文「福島は広島にもチェルノブイリにもならなかった~東日本現地調査から見えた真実と福島復興の道筋」が最優秀賞(賞金300万円)となった。理系論文での異例の受賞で、現地調査を積み重ねた上での大胆な結論は世間に衝撃を与えそうだ。田母神氏も激賞する論文の中身とは…。(溝上健良) 昨年12月8日、日米開戦70年の日に開かれた表彰式では、主催したアパグループの元谷外志雄代表が「今回の論文はすばらしいが、近現代史という観点から(受賞は)どうか、という話もあった。ただ戦後の歴史は核をめぐるせめぎ合いの歴史であり、核を抜きにして歴史を論じることはできないのではないか、ということで審査員が全員一致で最優秀賞に選出した」と選考経緯を明かした。選考にあたっては氏名、経
腕の動かし方を監視する「電子袖」の開発が進んでいる。センサーが身体部位の加速度や角速度、位置を記録し、労働が効率的に行われているかを判断できるものだ。 近い将来、コンピューター制御の袖によって、工場の管理者が従業員の動きを監視・記録したり、作業効率を示すデータを得たりできるようになるかもしれない。 この袖は現在試作段階だが、ストップウォッチを手に従業員の周りをうろついて作業効率を評価する現場監督の代わりになると期待されている。 「ストップウォッチを使う現行の方法では、状況にもよるが、同時に5人ほどの時間を計ることしかできない。これに対してわれわれのソリューションでは、複数の場所にわたって、同時に多数をモニターすることができる」と、フラウンホーファー協会の研究責任者であるマーティン・ヴォイタクはプレスリリースで述べている。 この袖には、手と前腕、上腕にマッチ箱大のセンサーが埋め込まれている。
多事多難であった今年もあと2日となった。いずれの年も人の世は艱難(かんなん)の連続であるが、今年は就中(なかんずく)国難というべき年であった。 ≪国難の中で国家意識した今年≫ 東日本大震災とそれに伴う原発事故は、日本人が久しく忘れていた国難という言葉を思い出させたが、政治や経済の状況もまさに国難といっていいほどの惨状を呈している。災害からの復興は徐々になされていくとしても、政治や経済、そして国防や教育などに関係した国難は、日本人のこれらの難題に対して取る態度や行動によっては、来年以降、一層過酷なものとなるであろう。 今年の苦境の、唯一日本人にとって逆説的にいい意味があったのは、国難という事態を痛切に感じさせて、国家の存在を重く受け止めるようになったことである。国家意識がなく、市民運動のレベルで国の運営ができると高を括(くく)っている政治家の跋扈(ばっこ)は、これで抑えられるのではないか。
東京都荒川区東日暮里の東京朝鮮第一初中級学校では産経新聞の電話取材に対し「産経新聞にはノーコメントです。本部にお問い合わせください」。学校の門は閉ざされ、時折、教職員が出入りするが、取材の問いかけには応じなかった。
現代の20代、30代の人たちには、より上の世代にはごく少ない独特の体型が増えているという確かな印象を、私はもっている。それは「幼児体型」と言えるものだ。 男性の場合、大人の男の精悍(せいかん)さがなく、ぷよっとしてしまりの乏しい体型である。女性の場合、色気があまり感じられずバストやウエストなどの凹凸も少ない。肌の艶もあまりよくなく、いわゆる「恋をすると女性は綺麗になる」の逆の状態だ。男女とも、顔つきが子供っぽく、大人の顔に刻まれる個性が薄い。 人の体型にはさまざまなタイプがある。逆三角形、筋骨隆々、直線的、丸みを帯びた、などで、これらは生涯にわたるその人の個性だが、ここでいう幼児体型はそれとは異なる。卒業すべき体型を、大人になっても持ち続けている不自然さがある。 身体への並はずれて微細な観察をおこなった整体指導者の野口晴哉(はるちか)氏は、男女の性的身体の発達の、腰椎(ようつい)を中心に起
「逮捕されたといっても、これから裁判があり、無罪になるか有罪になるか分からない。表彰を取り下げるというのはフライングじゃないですか。もし無罪だったらどうするんだ」 準強姦容疑で逮捕、送検された柔道の五輪金メダリスト内柴正人容疑者。熊本県が県民栄誉賞を取り消したほか、中川正春文部科学相もスポーツ功労者顕彰の取り消しを含めて検討を口にするなか、石原慎太郎知事はこんな見解を語った。
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