同一成分の抗がん剤について、用法・用量が異なるため改めて薬事法の承認手続きを受けた製薬会社が、特許期間の延長を求めた訴訟の判決が30日、知的財産高裁であった。裁判官5人による大合議(裁判長=飯村敏明所長)は製薬会社側の主張を認め、延長を認めなかった特許庁の審決を取り消した。訴えていたのは米製薬大手、ジェネンテック。同社は2003年、直腸や結腸がん向けの抗がん剤「アバスチン」の特許を登録。07年
TPP(=環太平洋経済連携協定)の首席交渉官会合が12日、ベトナム・ホーチミンで始まった。 先月の日米首脳会談後、初となるTPP交渉参加12か国の首席交渉官会合が12日、始まった。会合ではTPP交渉の妥結に向けて、課題が残っている国有企業の優遇規制や、新薬の特許期間をめぐりアメリカと新興国の間で溝がある「知的財産」分野のルール作りなどを中心に、協議が行われる予定。 鶴岡首席交渉官「最終的な取りまとめに向かって、今回のホーチミン会合において、大きな成果が出ることを私どもは期待しているし、日本としても精力的に、今回、交渉に臨みたい」 しかし、焦点となっている農産品重要5項目の関税などをめぐる日米協議は、今回の会合中は行われない見通しで、19日からのシンガポールの閣僚会合で大筋合意ができるのか、不透明な状況となっている。
石破茂首相は9日、衆院解散を受けた記者会見で、自民党総裁選で提唱したアジア版NATO(北大西洋条約機構)のような安全保障上の枠組みや日米地位協定の改定について「党内で議論してコンセンサスを得なければならない。地道に議論する」と述べた。アジアでの安保のあり方について、自民党に検討を指示したことを明らかにした。 ワールドcategoryスウェーデンの王立科学アカデミーは9日、2024年のノーベル化学賞を、タンパク質の構造をコンピューターで予測・設計する技術を開発した米ワシントン大学のデビッド・ベイカー教授、米アルファベットのAI(人工知能)部門、グーグル・ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)とジョン・ジャンパー氏の3氏に授与すると発表した。 午前 11:09 UTC ワールドcategory衆院解散、事実上の選挙戦に突入 27日投開票・補正予算編成へ石破茂内閣は9日午後、
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
カナダ医薬企業のバリアントが米同業のアラガンに約450億ドル(約4兆6000億円)で買収提案をしたことが明らかになった。アラガンの主要株主である著名投資家のビル・アックマン氏は買収提案を支持するもよう。米ファイザーが英アストラゼネカを約10兆円で買収する構想も浮上し、医薬業界のM&A規模が巨大化する傾向が鮮明になっている。アラガンはしわ取りの医薬品「ボトックス」を主力製品とする。バリアントの計
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 降圧剤「ディオバン」の不正論文問題で揺れるノバルティス ファーマ。そのディオバンにさらなる危機が訪れる。2013年にディオバンの国内特許が切れ、同じ有効成分のジェネリック医薬品(後発品)が登場するのだ。 厚生労働省が2月14日に承認したディオバン(一般名・バルサルタン)の後発品は、なんと34社140品目にも上った。後発品専業メーカーのみならず、ファイザーや、サノフィの日本法人、田辺三菱製薬といった大手新薬メーカーも承認を取得している。 6月に後発品の公的な価格が決まり次第、販売が開始されるが、なぜ、これほど多くの製薬会社が参入するのか。 狙われる1000億円市場 「ディオバンの降圧効果そのものに偽りがあったわけではな
特許庁は、成長分野として期待されるiPS細胞などを使った「再生医療」の研究開発の環境整備を図るとして、この分野での特許の保護期間を最長で5年間延長し、25年間までとすることになりました。 iPS細胞などを使った「再生医療」の研究は日本が世界をリードしていて、政府も成長戦略の中の重要な柱に位置づけていますが、実用化に当たっては巨額の費用が見込まれ、開発資金の回収にも、一定の時間がかかることが予想されています。 このため特許庁は、研究開発の制度面の環境整備を図るとして、iPS細胞を使った人工の皮膚や臓器など「再生医療」の分野については、特許の保護期間を最長で5年間延長し、25年間までとすることになりました。 特許庁は、再生医療分野で製品化に成功した企業などが独占的に販売できる期間が延長されることで、研究開発資金を回収しやすくなるため開発を促す効果があるとしており、ことし秋に必要な政令を変更する
ジェネリック医薬品の説明で使用される「特許が切れた」という文句は、「物質特許」を指している。物質特許とは、薬の有効成分そのものだ。薬の有効成分は数十個の原子から構成される単純な構造をしていることが多く、ジェネリックメーカーは有機化学の力を使って有効成分を簡単に作り出せる。 したがって、物質特許が切れたという意味で、ジェネリック医薬品が「先発医薬品と同じ医薬品」だというのは事実である。 しかし、薬は有効成分だけで構成されているわけではない。そこには添加物が含まれたり、錠剤・カプセルとして薬をコーティングしたりしている。例えば、コーティングに特殊な方法が使用されているとすると、この薬は「製剤特許」で守られることになる。 他にも、新薬によっては「それまでとは異なる別の病気の治療にも使えるように改良を行った」として、「用途特許」を有している場合もある。 その例に、勃起改善薬バイアグラがある。この薬
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