小浜市議会(定数18)が期限を定めて原子力発電から脱却するよう国に求める意見書を全会一致で可決し、一夜明けた10日、市民からも賛同の声が上がっている。 池尾正彦議長によると、新聞などが可決を報じた10日朝には市議会事務局あてにメールやファクスで「勇気を出してよくあそこまで踏み込んだ」「報道で知り、感激した」などの意見が10件近く寄せられた。議長個人にも「これ以上の喜びはない」という電話があったという。 池尾議長は「全会一致による可決が大きな重みをもち、市民の方々に感動を呼んでいると思う。『二度と福島の惨事を繰り返してはならない』と全員が共鳴し、心を一つにした結果。議長としても誇らしい気持ち」と話した。 意見書は、東京電力福島第一原発の過酷事故を教訓に、エネルギー政策の転換を国に迫る内容で、「『安全神話』が完全に崩壊したことにより、日々原発事故に対し不安と危険を覚えている」などと市民感情を代