今回は、ITベンチャー企業(社員数300人)が運営するウェブサイトに記者・編集者として勤務する男性(46歳)を取材した。男性は20代前半から後半までは、大手の求人広告の編集制作にコピーライターとして関わった。20代後半から30代後半までは、中堅の広告会社で求人広告の制作ディレクターとして携わる。 これまでに取材をした会社は、大企業から中小・ベンチャー企業まで、2000社を超える。取材窓口の多くは広報だったが、担当者の中には「使えない社員」が少なからずいたという。その使えない広報担当者について話をうかがった。 なお、本人の希望で、氏名は匿名とした。事例として取り上げた会社は、特定できうる可能性があり、筆者の判断で内容を一部加工した。 取材の原稿と広告の原稿の区別がついていない ベンチャー企業の広報担当者の多くは、取材をする側から見ると、めちゃくちゃ使えない。大企業の広報に比べると経験が浅く、