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ブックマーク / sivad.hatenablog.com (18)

  • 2008-12-21 - 赤の女王とお茶を - 日本語は亡びぬ、何度でもよみがえるさ!

    水村さんのはまだ読んでないんですけど、最近他にいろいろ読んだので枕に使わせてもらいますね。 ジャーゴンってものがあります。2ちゃん語やJK語があります。 日には標準語という共通語があるのに、方言がなくならないばかりか、なぜ新たにこんなローカル語が生まれるのでしょうか? 共通語とか標準言語ってのは多様な人たちが多様な状況で使うものです。科学論文なんか非常に顕著ですが、そういう言語はどんどん最大公約数化し、単純化されていきます。微妙なニュアンスなんか使っても伝わらないリスクが高いわけで、明確でシンプルな表現だけが残っていくことになります。 言い方を変えると、英語をはじめ、標準語というものは「形式知」を伝達するための「ツール」となる、ということです。 逆にいうと、「暗黙知」や「ニュアンス」はそぎ落とされていくのです。しかし、いくら標準語が単純化しても現場そのものが単純化するわけではない。 だ

    2008-12-21 - 赤の女王とお茶を - 日本語は亡びぬ、何度でもよみがえるさ!
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    phk 2008/12/22
    非常に重要な指摘だと思う
  • 動物は労働するか? - 赤の女王とお茶を

    ポスト・ヒューマンの魔術師のkimuraさんからコメントをいただきました。 以前私がつけたブックマークコメントに関して、動物が労働するのか否か、という点についての質問ということです。 ぶっちゃけそれは動物・人間・労働の定義次第ではあるのですが、kimuraさんの立脚する定義を完全に把握するのは大変なので、すみませんがとりあえずその辺なんとなくで進めてみます。 まず、例えばですが「腹が減ったので木の実をもいでべる」、というのは多分ここでの「労働」には含まれないでしょう。こういう、単純に自分の生理的欲求を満たす行動ならもちろん動物もやりますよね。 しかし人間社会、特に現代における「労働」というのは高度に社会化された行為です。それは組織や集団や社会の中の一部分として何らかの役割や機能を担い、生活時間の大半をその役割に費やす、ということです。 こういうことを動物がやるでしょうか。 組織や集団の部

    動物は労働するか? - 赤の女王とお茶を
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    phk 2008/07/28
  • ペンと剣にまつわる4つのルール - 赤の女王とお茶を

    精神分析家でもありませんし、人の内面を探るのはあんまり好きじゃないので、「彼」についての素人分析はやめておきます。そこには歴史の積み重ねがあったとしかいえない。 気になったのはこちらの話。 「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために 「加藤の乱」という呼び方はどうかと思うのだけれど、この事件が結果的に「剣」の役割を果たしたのは否定しようがないでしょう。 mkusunokさんは良心的に「それでもペンが強い」ことを主張なさっていますが、ペンと剣の関係は単純にどっちが強い、というものではないし、どっちも必要、という以上に複雑です。 思いつくままに、ペンと剣の関係について4つばかり挙げてみましょう。 1.ペンと剣が直接戦えば、剣が勝つ 2.お互いが同等の剣を持っている時、ペンに優れたものが勝つ 3.剣同士の戦いはゼロサムかマイナスサムだが、ペン同士の戦いはプラスサムになりうる 4.したがって剣で

    ペンと剣にまつわる4つのルール - 赤の女王とお茶を
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    phk 2008/06/18
  • マネジメント、トリアージとドラッカー - 赤の女王とお茶を

    ケーキ 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か 別に誰を批判というわけではなく、これらを読んでふと思いついたことですが。 fuku33さんのエントリにhokusyuさんがナチズムを持ち出してきて、確かにいきなりの飛躍のように思えるのですが、考えてみるとそもそもfuku33さんの教えておられる経営学、創始者はかのピーター・ドラッカー。 そしてドラッカーのキャリアはナチズムへの批判と分析から始まっていたりするのです。 ドラッカー名著集9 「経済人」の終わり 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/11/16メディア: 単行購入: 2人 クリック: 58回この商品を含むブログ (30件) を見るナチズムを体験したドラッカーはアメリカへ渡ってこの書を出版し、二度とあのような事態を引き起こさないための組織・社会運営の方法について考え始めます。

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    phk 2008/05/28
  • 「名誉」はゲーム続行のからくりなのかも - 赤の女王とお茶を

    なと思ったり。 囚人のジレンマによると、 ゲームの繰り返し回数nを両方の囚人がともに知っていた場合は、全ての回で囚人がともに「裏切り」を選択する事が分かっている。 不確定要素はゲームにおける戦略・振る舞いに強い影響を与えますが、特に「残り回数」というのは大きなファクターだと考えられています。 「残り回数」。 いやな言葉ですが、人間にも「残り回数」は厳然として存在します。 人間の死亡率は今のところ100%なわけで、どんな人であろうとゲーム/関係の機会は有限です。とはいえ、若い時から自分の残り人生をカウントすることはあまりないでしょうし、カウントしてもブレが大きいのでその量的な有限性を明確に意識することはありません。 しかし、40を超え、50にたどり着く辺りから、「カウント」の冷たい音がカチカチと聴こえはじめます。 もはや漠然とした有限性ではなく、確実で明確な「残り回数」が見え始める。 ここで

    「名誉」はゲーム続行のからくりなのかも - 赤の女王とお茶を
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    phk 2007/11/06
    後がない者の名誉について
  • 元祖ブロガーとしての”アラン” - 赤の女王とお茶を

    少し前に梅田さんが楽観主義かなにかの文脈でアランを持ち出していたように思います。 で、というわけじゃないんですが、今日うちの棚で何気にアラン定義集をとって眺めていると、編より巻末の解説がやたら面白かったのでご紹介します。 アラン定義集 (岩波文庫) 作者: 神谷幹夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/08/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (26件) を見る 「アラン」というのはペンネームつまりidで、名はエミール・シャルティエ。アランというのはブルターニュ地方ではよくある名前だそうで、「純朴で気立てのいい田舎者で、ちょっと抜けてる」イメージがあるそうです。 彼はこのペンネームについてこのように語っています。 もしぼくがすぐに見破られるペンネームで、世論の前で書いたなら、ぼくはもはやいかなる自由も持たないだろう。*1 「アラン」が話

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    phk 2007/11/03
  • 2007-10-31 - 赤の女王とお茶を 理系のための実戦職場コミュニケーション術

    ラボ・ダイナミクス―理系人間のためのコミュニケーションスキル 作者: カール・M.コーエン,スザンヌ・L.コーエン,Carl M. Cohen,Suzanne L. Cohen,浜口道成,三枝小夜子出版社/メーカー: メディカルサイエンスインターナショナル発売日: 2007/05/01メディア: 単行購入: 27人 クリック: 631回この商品を含むブログ (10件) を見る このは、組織やチームのなかで生き残り、成功するためのコツを知りたいと思っている科学・技術分野の研究者や技術専門職のためのである。 〜「はしがき」より これは面白かった。 スーツとギークの対立、というお馴染みの構図があるように、やはり欧米でも「理系人間のコミュニケーション」というのは問題視されているようです。 しかしそこは何でもメソッド化してしまう形式知文化圏。理系文系問題に喘ぐ日を尻目にさっさと一冊にまとめて

    2007-10-31 - 赤の女王とお茶を 理系のための実戦職場コミュニケーション術
  • 赤の女王とお茶を - 「巨人の肩」はどこまでも

    一流の研究者とのお別れ 「もし私が他の人よりも遠くを見ているとしたら、それは巨人の肩の上に立っているからだ」 科学の先人達による膨大な蓄積と科学者の謙虚な姿勢を表現する有名なこの言葉。 Google scholarにも使われてますね。 これの出典としてはかのニュートンがよく知られています。皮肉屋のニュートンもたまにはいいこと言うんだなぁと感心してしまいそうですが、なかなかどうして、やっぱり一筋縄ではいかない男。 この言葉は論争相手のロバート・フックに対して書かれた手紙の中にあるらしいのですが、実はフックは子供の頃の病気が原因で非常に背が低かったとか。 ニュートンはきっちりそれを当てこすり、「巨人」の部分を特に強調していたそうです。 黒いなぁ。 ・・で、私もてっきりこの格言はニュートン由来かと思っていました。ところが一応Google先生に伺ってみたところ、どうもそれよりはるかに古〜い言葉だっ

    赤の女王とお茶を - 「巨人の肩」はどこまでも
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    phk 2007/08/10
    「巨人の肩」の原点はもっと古く、背が低い人を揶揄するニュアンスもある
  • 赤の女王とお茶を-ヤバイのは理科教育より文科教育では?

    例えば、 憲法は国民に対する最高法規である  Yes or No ? だとか 無期懲役は終身刑と同義である  Yes or No ? なんていう問題にどれくらいの正答率があるんでしょう*1。大学生のみならず、社会人においても。 こんなのやあるいはこういうところを読むと、われわれが自分の生きている社会の根ルールについていかに無知かを思い知らされます。 もちろん、科学も世界についての「根原理」の一つですし、その方法論や知識について沢山学ぶに越したことはありません。 が、「理科教育」が国を筆頭に声高く喧伝されるのに対して、「文科教育」、すなわち政治の仕組みや法律、経済、あるいは広告の原理などに関する教育について広い議論がなされる気配はほとんど見受けられません*2。 それどころか「徳育」「親学」などという明後日の方向へ力が入る始末。理科教育で言えば、化学を教えずに水伝を教えるようなもんです。

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  • 赤の女王とお茶を 茂木と梅田のいる場所は既に科学者が2000年に通過した場所

    科学者に衝撃を与えた「ロマンティックでない」グーグル 今頃何をいってるんだか。この人たちはかの「ヒトゲノム・プロジェクト」を忘れたのか? 特に茂木さん、生命科学研究の歴史を知らないんでしょうか。 あの頃も一種の狂騒状態で、バイオ研究者のすることはなくなるんじゃないかというまことしやかな説が飛び交ったもんです。 確かに遺伝子情報が誰でも手に入れられるようになり、それまでの単に遺伝子を同定しただけで論文が書けていた時代は終わりました。 しかし生命科学研究は終わるどころか、一層白熱しています。機械的な遺伝子配列の解読をしなくてすむようになったおかげで、より「人間的な能力」が研究にとって重要になりつつあります。 それは生物学的意味づけであり、根源的な洞察であり、観察と直観であり、イマジネーションの力なのです。 情報格差を利用して知識を切り貼りし、それっぽいハッタリでっている人たちにはやや危機的な

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    phk 2007/04/23
    ウェブゲノム
  • 赤の女王とお茶を - 人間賛歌は『勇気』の賛歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!

    先日の梅田さん界隈の議論の発端はどうも悲観主義とオプティミズムにあるっぽいので、近所の図書館にあったアラン幸福論 (集英社文庫)をなんとなく読み直してみました。 で、この辺にも抜粋があるのですが、梅田さんの解釈とはちょっと雰囲気が違うような気がします。 確かにアランは「上機嫌」を勧め、悲観的な感情はなんの役にも立たないと喝破します。 すべての不運や、つまらぬ物事に対して、上機嫌にふるまうことである。上機嫌の波はあなたの周囲にひろがり、あらゆる物事を、あなた自身をも、軽やかにするだろう。 しかしそれはネガティブな事実や意見を無視しろ、という意味ではなく、逆に冷静に現実を見据えるためにこそ、恐怖や怒りといった感情をコントロールしなければならない、ということなのです。 アランは「楽観」と同様、「知る」ということの重要性も強調します。 大げさな言葉はやめて、事柄を理解しようとつとめることだ。 知る

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    phk 2007/04/12
    関連
  • 捏造される「好き」にご注意 - 赤の女王とお茶を

    「好きを貫く」のはそんなに簡単なことではない。 一つ学ぶ点があるとすれば、 「何が好きなのか」という根源的な問いに答え続けようと努力する のくだりでしょうか。 人間の「欲望」は往々にして社会的に形成されます。 「もし知らなければ望まない」ようなモノは基的に社会的文化的に形成された「好き」であって*1、それゆえに外部から操作されやすい。 何しろ一旦「好き」になってもらえればいくらでも消費してくれるし、タダ同然で労働力を差し出してくれる。 こんなオイシイ話はないわけです。 だからこそマインド・ハックから脳を守る二冊で書いたような心理テクニックを使い、世の中は是が非でも「好き」を捏造しようと迫ってくる。 はっきり言ってしまうと、まず注意すべきなのは「好きなことをしろ」と声高にいう人達なのかもしれません。 ところで、「皆が好きなことを追求する」ことによって、こちらでも書いたように「全体としては不

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    phk 2007/04/03
    梅田さんが現状のように突出した存在でなくワンオブゼムに~みたいな話かな
  • 赤の女王とお茶を - 最終警告!本当は怖い盲目的予定調和説

    直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 これはアレですね、はてなとかブクマとかやってる暇があったら仕事しろってことですね。あいすみません。 というのはまあ冗談として。 日のネットに批判的言説が多いのは匿名性と関連あるでしょう。日では実名の個人間で批判するリスクが高いわけで、その証拠に日のリアルではむしろ馴れ合い型コミュニケーションが主流です。組織を背負わず、個人として面と向かって他人を批判できる人は少ないですよね。 つまりリアルにおける批判技術の乏しさがネット・匿名における批判指向性を高めていると考えられます。 弾さんのいうように、的確な批判こそが問題解決に向かう。そもそも科学的思考には批判的思考が欠かせません。 確かに単なる揚げ足取りやアジテーション的批判は感情を煽るばかりで、何も解決しません。しかし同様に、ポジティブなアジ

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    phk 2007/03/21
    官僚的思考の限界、怖さ
  • 赤の女王とお茶を - アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。

    納豆だの波動水だの血液型だのに沸く日列島。 安部首相率いる現政府は「識者」達の「教育再生会議」を招集し、実にステキな対策や提言を通じて教育改革に取り組んでいます。 一方、アメリカにおいては既に1985年から大規模な教育改革プログラムが発動しており、現在も進行中です。 その名も"Project 2061"。 Project 2061は、先日も書いた最強の民間理系支持団体AAASを中心として、様々な分野の専門家を集め国ぐるみで作成された一大プロジェクトであり、全アメリカ国民の科学的思考力を増進するための76ヵ年計画を米国全土、あるいは州レベルにおいて遂行せんとする極めて戦略的で具体的なプランです。 Project 2061ではまず、Science for All Americansという報告をまとめ、「科学」とは何か、そして国民が身に付けるべき「科学力」とはどういうものであるか、について徹底

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  • 最悪にして最高の商売 - 赤の女王とお茶を

    ちょっとキナ臭いお話。 とある在米経験の長い投資家の方と話していて、「最悪のビジネスは何か?」という質問をされました。殺人や人身売買も考えたんですが、ちょっと思い付いて「麻薬」と答えると、正解ということでした。 殺人や人身売買は確かに極悪だけれども、麻薬はいろいろな意味でもっと悪質なんだそうです。習慣性や精神を蝕むこと、また「伝播」するコトなどがポイントだったかな。 これを聴きつつ思ったのは、結局ビジネスというのは麻薬への漸近線を辿るんだなぁ、ということでした。 「麻薬」の危険性は裏返せばほとんどがビジネスの「うまみ」なのです。 コストが安く利益が高い リピーターが得られる 欲求が亢進する 陳腐化しない 市場が自動的に広がる これらの項目だけ見れば、ビジネスにおける商品として理想的に見えますよね。事実、あらゆる商品やサービスはこういう方向に向けて改善を繰り返しているのではないでしょうか?

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    phk 2007/01/27
  • 赤の女王とお茶を - 競争について子供に教えるべき3つのこと

    マルクスにさよならをいう前ににインスパイアされて。 結論からいうと、3つとは 1. 世界は競争に満ちている 2. 決められたルールで競争するのは既に負けである 3. 競争すべき相手を誤るのもまた負けである です。 1.世界は競争に満ちている 確かに、世の中いかなるところにも競争は存在します。子供の教育とはいえ、そのことを隠蔽するのは欺瞞というものでしょう。 しかしながら、競争について教えるべきことはそれだけではない。競争原理主義の皆さんも、実は「競争」というものについてかなりの部分を隠蔽しているのです。 それが、2.以降です。 2.決められたルールで競争するのは既に負けである 受験にしろ運動会にしろ、所詮は人の決めた一元的なルールや基準で「競争させられている」に過ぎません。しかし、グーグルや任天堂、あるいは「ホモ・サピエンス」をみれば分かるように、現実の社会、あるいは生態系においてすら、「

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    phk 2007/01/27
    ルールを作る側に回れと
  • 赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その2・基礎理論編~

    さて、1を書いたからには、2を書かねばなりません。 第二段はその名も Mind Hacks ―実験で知る脳と心のシステム 作者: Tom Stafford,Matt Webb,夏目大出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2005/12/01メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 14人 クリック: 195回この商品を含むブログ (199件) を見るそのまんまですな。 ただし、前回を「実践編」にし、こちらを「基礎理論編」としたのは、「影響力〜」がビジネスの例などが豊富で社会生活に密着していたのに対し、「Mind Hacks」はかなりサイエンス寄りだからです。 日常生活のマインドハックについて考えたいなら、「影響力〜」だけでも十分だと思います。 で、「Mind Hacks」ですが、認知〜脳科学の実験や知識を視覚、聴覚、注意、運動、記憶とかなり広い分野に渡って網羅した力作の小事典です

    赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その2・基礎理論編~
  • 赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~

    お正月は主にを読んだり攻殻機動隊S.A.C.を観たりしておりました。 課題図書にしていたのは前から気になっていたコレ。 影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか 作者: ロバート・B・チャルディーニ,社会行動研究会出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1991/09/01メディア: 単行購入: 12人 クリック: 699回この商品を含むブログ (123件) を見るいや、噂にたがわず面白い。 これはもう現代人必読の書といっても構わないのではないでしょうか。 基は心理・認知・行動科学的な原理の紹介と解説なのですが、その中でも社会生活に特に密接に関与する法則に重点がおかれています。著者自身の体験やフィールドワーク、実験や実例も豊富で、なかなか説得力があります。 特筆すべきは、現代に蔓延する強力な心理・認知トリック(広告やマーケティング含む)をしっかり把握し、それらから自分の認識を防衛すべきだ

    赤の女王とお茶を - マインド・ハックから脳を守る二冊 ~その1・実践編~
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