「名誉」はゲーム続行のからくりなのかも - 赤の女王とお茶を

なと思ったり。 囚人のジレンマによると、 ゲームの繰り返し回数nを両方の囚人がともに知っていた場合は、全ての回で囚人がともに「裏切り」を選択する事が分かっている。 不確定要素はゲームにおける戦略・振る舞いに強い影響を与えますが、特に「残り回数」というのは大きなファクターだと考えられています。 「残り回数」。 いやな言葉ですが、人間にも「残り回数」は厳然として存在します。 人間の死亡率は今のところ100％なわけで、どんな人であろうとゲーム/関係の機会は有限です。とはいえ、若い時から自分の残り人生をカウントすることはあまりないでしょうし、カウントしてもブレが大きいのでその量的な有限性を明確に意識することはありません。 しかし、40を超え、50にたどり着く辺りから、「カウント」の冷たい音がカチカチと聴こえはじめます。 もはや漠然とした有限性ではなく、確実で明確な「残り回数」が見え始める。 ここで

[tukirou]

めちゃくちゃ腑に落ちる。

[raitu]

「残り回数が明確になったプレイヤーは、利益を最大化するために「裏切り」を選ぶ」「「名誉」というものは本人が滅しても残り、歴史や記憶の中で永遠に「ゲーム」を続行」「「名誉」のゲームは残り回数が分からない

[yomayoma]

「名誉」ゲーム。話違うけど、「姥捨て」とか藤子Fの「定年退食」を思い出した。

[carrion-crow]

「人間にも「残り回数」は厳然として存在します。」　なるほど。

[katz3]

ちょうど似たようなこと考えてたので、とても納得。社会は「名誉」をはじめとする「信仰」があると随分シンプルになると思う。

[ushiwatat]

命にはあっても「名誉」のゲームには残り回数が無い故に「裏切り」を選択する利点が無い。|「名誉を重んじる文化」というのは、このように必然的な世代間対立を緩和し、社会を協調的に働かせる効果があったのかも|

[kubotaya]

あー、いつもボードゲームは自分の名誉を懸けてプレイしていますよー。＾＾

[kkbt2]

これはおもしろい視点。名誉のほかに、たしなみとか粋とか、そういうシステムがありそう。

[rna]

誰でも孫はかわいいものなので裏切り者の孫は殺すとかいう風習を確立すればいいのでは。

[z0rac]

順番が逆かな。意味があるのは「名誉」ではなく「名の永続性」。これがない場合「承認」が「名誉」に相当？/どちらにしろ世代間対立は無関係だと思う。

[lakehill]

そういえば、「反社会学講座」のマッツァリーノさんが老人には年金を払わない代わりに勲章をやれとか言ってたなあ

[udy]

「名誉」の社会的意義について。

[fuda]

囚人のジレンマについて

[shidho]

その発想はなかった。

[walkinglint]

> 武士道にしろ騎士道にしろ、「名誉を重んじる文化」というのは、このように必然的な世代間対立を緩和し、社会を協調的に働かせる効果があったのかもしれません。

[phk]

後がない者の名誉について

[umeten]

社会全体のリスクマネジメントのためのセーフティネットとしての「名誉」、という視点。

[dotk3_ameta]

ヾ(･ω･)ﾉ

[p_shirokuma]

故あってのこと／老人が執着から離れるならばこの出来事は軽減するだろうし、それは配偶や「個」の意識の強弱とも関連してそう。→今後老人は我利我利亡者になっていくと推測するのが正しいかと。

[rajendra]

死後も消えない何かが人にモラルを意識させる。宗教の効果が薄い文化圏では、名誉の価値はなおいっそう重要だったのかも知れない。

[ssuguru]

素晴らしい着想。世代間構想と有限回の繰り返し型囚人のジレンマ。緩和装置としての名誉。現代における老人側の「協調」ってなんだろう。それが明確に思い浮かばないことも問題っぽい。