iPhoneやスマホのカメラアプリが一般的となり、InstagramやSnapchatは現代のカメラとなりつつある。一方で、10代や20代の若者を中心にした「写ルンです」の人気再発が続いている。写真を撮る行為がカメラから解放されて、何がリアルな「写真」か、定義が曖昧になった現代を、写真家はどう見ているのだろうか? 日本を代表する若手写真家の一人として、写真集リリースや個展での実績や、ロックバンドLILI LIMITとのコラボで活躍する伊丹豪さんは、国内だけでなく、ニューヨークをはじめベルリン、パリ、アムステルダム、台北などで展示やイベントを開催し、海外でその評価を確かなものにしてきた。代表作である写真集『Study』や『this year's model』は、対象に視線を急接近させた実社会の写真から、「写真を見ること」や場所、空間、時間の存在を再構築しようとするほど、圧倒的で強烈なインパク
![「日本の写真家と呼ばれる人種になりたい」と語る写真家、伊丹豪さん。その理由と危機感とは](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/277ec85b2741147d8ba940bd2d714edf28333300/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Ffuze%2Fdist%2Fimages%2F2017%2F05%2FGoItami_FUZE01.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630)