マードックが一部新聞の課金制を新たに導入する考えを示し、その是非に関して議論が巻き起こっているが、ふと自分の体験から思ったことがある。 それは、英国の一般紙、例えばタイムズ、ガーディアン、インディペンデント、テレグラフ紙などの場合だが、サイトを有料購読制あるいは課金制(一部はもうそうなっているけれども)にした場合、問題として言われるのが「グーグルに引っかからなくなる」あるいは「読者が他に逃げる(ライバル紙、あるいはグーグルに)」というものがある。(課金にしてもそれほど収益を上げられないという大きな理由もあるだろうけれども。) 収益面の問題をちょっと棚上げして、単に読者として考えると、一つの新聞が例えば有料購読になって、殆どサイト上では読めなくなった場合、「他の新聞あるいはグーグルニュースに移る」ということは、「ない」感じがするのである。 つまり、タイムズはタイムズであり、ガーディアンはガー