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  • 明日なき死闘を満喫するも: 武藤文雄のサッカー講釈

    チャンピオンシップ準決勝、ガンバが延長終了間際にレッズを振り切った。 両軍とも疲労困憊した延長終盤、これまで見事な強さと気迫でレッズの猛攻をはね返し続けていたガンバ丹羽が信じ難いバックパスミス。ここまで奇跡的なセーブで再三チームを救っていた東口が「間に合わない」と判断し、自暴自棄なオーバヘッドキックを試みるも空振り。「この見事な試合が、こんな終わり方をするのか」と誰もが思った瞬間、ボールはポストを叩いた(東口が触ってポストに当たったという説もあるが)。直後、東口は素早く前線にフィード。その逆襲速攻から藤春の得点が生まれた。 40年以上サッカーを見ているけれど、こう言った展開は記憶にない。決定機が双方に相次いで訪れて、劇的に勝負が決まるのは幾度か体験しているけれども、あれほど間抜けな自殺点もどきが起点になるとは。まあ邪推すれば、レッズイレブンがこの「棚からぼた」による決定機にぬか喜びしてし

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    pink_revenge 2015/11/30
    “18チームによる1部リーグとACLの上位進出と複雑で2週にわたるチャンピオンシップとクラブワールドカップの自国開催と元日の天皇杯決勝と、すべてを総取りしながら、真っ当な日程を構成することは不可能”
  • 究極の幸福: 武藤文雄のサッカー講釈

    他力願なのは残念だが、コートジボワールが容易にはギリシャに勝てない事は間違いない。日は淡々とコロンビアに2点差の勝利を狙うのみである。 2006年と状況は全く異なる。当時は「優勝候補筆頭のブラジルに3点差で勝つ」と言う不可能に近いミッションだった。それに対して今回は24年振りに2次ラウンド進出を決めているコロンビアに2点差で勝つ事。現実性が全く異なるのは、言うまでもない。 元々このチーム、ダメな時はとことんダメな試合をしてしまう傾向があった。昨年の東欧遠征の酷さは記憶に新しいし、3次予選ホームウズベキスタン戦など「ここまで情けない試合をしてくれるか」と嘆息したのは、懐かしい思い出だ。 ただ、これらの凡戦は、選手達のコンディションが悪かった時であり、最後の総決算で中々思うに任せない試合を見せられるとは思わなかった。ギリシャ戦はだいぶ改善された感もあったが、コートジボワールの足の止まり方は

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    pink_revenge 2014/06/24
    この崖っぷちの境遇を味わえるのも幸せの一つなんでしょうね。せめて美しく闘って集大成になることを祈って。
  • 自滅だから立て直しは容易だ: 武藤文雄のサッカー講釈

    思うに任せないからサッカーおもしろい。ただ、ここまで思うに任せないサッカーを見せられるとは思ってもいなかった。 初戦で負けたと言う結果はとても残念だ。しかし、結果以上に残念だったのは、この4年間継続して強化してきた、素早いパスを回すサッカーを放棄してしまった事だ。対戦相手のコートジボワールがよさを消してきた訳でもない。ただ、日の各選手が、押上げを怠り、パスコースを作る努力をせず、自分たちが得意なサッカーをしようとしなかった。 逆転を許した後、今こそ粘り強くボールを回していやらしく攻め込まなければならないのに、淡泊な縦パス主体の攻撃しか狙わない。さらに驚いたのは、終盤吉田麻也を前線に上げ、パワープレイに出た事。チーム全体が、得意なプレイを意図的に放置してしまったのだから、残念だった。 そのような試合ができなかったのには2つの要因があると思う。 1つはあまりに慎重過ぎた事。前半立ち上がりか

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    pink_revenge 2014/06/15
    “敗因は、自らの長所であるボール回しを放棄した事にある。ボール回しが止められたのではなく、自滅だったのだ。 だから、立て直しは容易なはずだ。リスクを恐れず、ボールを回す事だ。”
  • ザッケローニ氏の選択: 武藤文雄のサッカー講釈

    細貝の落選はビックリした。全く予想していなかった。 過去5回のワールドカップメンバ発表で、一番のサプライズではないか。2002年の波戸落選にも驚いたが、このケースは「なぜフィリップは明神ではなくて、波戸を起用するのだろうか?」と言う疑問が常にあった。しかし、今回の細貝落選は全く予想していなかった。長谷部の負傷もあったから、青山の選考は驚きではないが、その場合はボランチを5人選び、センタバックかサイドバックか攻撃的MFを減らすと思い込んでいた。細貝はDFのいずれのポジションも巧みにこなせるのだし。 私はザッケローニ氏を信頼している。しかし、当に細貝不在で大丈夫だろうか。蛍は相当タフなプレイを継続するだろう。結果として出場停止をらう可能性は低くない。また、遠藤爺と負傷上がりの長谷部の肉体負荷を極力減らす必要もあるはず。そうこう考えると、中盤後方で確実に計算できる細貝は非常に貴重な存在となる

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    pink_revenge 2014/05/13
    コンディションよければ最低3試合はカミカゼプレスできるって判断かぁ“空中戦要員の選択を、ザッケローニ氏は選ばなかった。 〜豊田も闘莉王も選ばなかったザッケローニ氏。やり切れる自信があるのだろう。”
  • 「メキシコの青い空」と「ドーハの悲劇」: 武藤文雄のサッカー講釈

    あの1985年10月26日(メキシコの青い空)から28年、ちょうど7ワールドカップが経った事になる。そして、1993年10月28日(ドーハの悲劇)から20年、ちょうど5ワールドカップ。 正直言って、それぞれが、あっと言う間だった。今53歳の私が、もしあと7ワールドカップ生きる事ができれば81歳、5ワールドカップで73歳か。そう考えると、自分の残りの人生もそうは長くないものだとも考えてしまう。 生まれて始めて満員の国立競技場を体験し分厚い壁にぶち当たった事は、自分の人生でも非常に重要な節目だった。そして、冗談のようなアディショナルタイムの失点を体験し「負ける快感」を完全に取得した事は、自分の人生を確信させるものだった。 7ワールドカップ前、国民的悲劇からはほど遠かったが、それでもあそこまで行って完敗したからこそ、幾多の敗戦報道に浸る事はできた。そして、5ワールドカップ前、日中の人々が、近親

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    pink_revenge 2014/05/12
    今日の発表でこの記事を思い出す> だからこそ、ザッケローニ氏に改めて問いたい。あなたは、本田圭佑、長友佑都、香川真司、そして岡崎慎司。彼らにいかに美しい負け戦を演じさせるのか。
  • 後半の守備は何分可能なのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    不思議な事に、比較的最近まで、オランダ代表とは戦う機会がなかった。最初の対戦は、4年前の準備試合、終盤ガタガタにされたあの試合だ。それ以前は若年層の大会。北京五輪の敗退が決まってからの3試合目の田のおバカ、あるいはクインシーにチンチンにされた2005年ワールドユースくらい(おお、この時も田がいたな、そう考えると、この男のわずか5年での出世はすばらしいな)。ところが4年前のガタガタの後、南アフリカ大会の1次ラウンドでスナイデルにやられ、この試合で4年間で3試合目、最近は随分と頻繁にお相手いただいている事になる。 悪くない試合だった。 特に後半の守備はすばらしかった。前線からの的確なチェーシングと、螢のボール奪取と遠藤爺の老獪な読みで、中盤でオランダが停滞。そうなると、麻也も今野も鋭い出足で飛び出す事ができるので、浅いラインで戦う事ができる。オランダは幾度か苦し紛れのロングボールで日

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    pink_revenge 2013/11/17
    武藤氏、フットワークすげぇ“と言う事で現場視察が必要と判断しました。これからベルギーに向けて出発します。では、行ってきます。”
  • タイムマシン: 武藤文雄のサッカー講釈

    友人がタイムマシンを貸してくれた。20年前に戻った。俺がいた。 今の俺「火曜日は寒かった。ベガルタ仙台が、ついにACLまで進出したのだ。タイのクラブと悔しい引き分けだった。」 昔の俺「ACLって何だ?ベガルタ仙台?」 今の俺「アジアチャンピオンズリーグの事だ。J1で上位3位に入れば出場できる。」 昔の俺「もしかして、アジアチャンピオンズカップの事か?」 今の俺「そうだ。欧州チャンピオンズリーグを模して、アジアでもそう言う大会を組織化した。各国の4クラブがホーム&アウェイで、1次ラウンドを戦う。上位2クラブが、トーナメントに進出。ホーム&アウェイで争う形態だ。」 昔の俺「何で、そんなややこしい形態にする必要があるのだ?」 今の俺「たとえば、ミラン、ユベントス、ユナイテッド、リバプール、バルサ、レアル、バイエルン。そう言ったクラブが、利益の寡占化を狙って、そう言うレギュレーションの大会を作って

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    pink_revenge 2013/03/02
    >20年経過したのか。  この20年年間のすべてにおける進歩。すごいな。  そして、21シーズン目のJリーグが始まる。うん、すばらしい。すばらしい国内リーグを保持できている事に多謝。
  • 年またぎ開催と原技術委員長の苦渋の表情: 武藤文雄のサッカー講釈

    ここ数年来ゾンビのように協会首脳から提示される「年またぎ開催」(幾度も語ってきたが、これを「秋春制」と呼ぶのはただの嘘つきである)に関して、新しい動きがあった。過日、こちらの番組で、日協会の原博実技術委員長が、「国際サッカー連盟のインタナショナルマッチデイから来るカレンダからやむを得ない」と言う趣旨の発言をしたのだ。 要は、2015年以降11月に2試合用のインタナショナルマッチデイが割り振られる。それが11月後半となれば、ワールドカップ予選がそこに突き当たり、Jリーグの終盤戦を中断しなければならなくなり、盛り上がりに水を差す。(番組では明確に語られていないが)12月にはクラブワールドカップがあるから、確かにそうなると、現状の日程を継続するのは容易ではなくなる。と言う趣旨である。そして、現状の日協会の政治力では、これらを動かす事は叶わないと言う事だ。 さらに原氏は、8月上旬くらいの開幕(

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    pink_revenge 2013/02/12
    >現状の3月(あるいは望ましくはないが、2月下旬)開幕、12月閉幕を維持するしか手段はないと考えている。そのためには、上記リンクでも述べたが、J1のチーム数を減らす、天皇杯の日程の抜本的見直し
  • 敵地オマーン戦前夜2012: 武藤文雄のサッカー講釈

    明日は敵地オマーン戦。早いもので、最終予選も後半戦に入った訳だ。 5ヶ月前のホームゲームは、早々に田の得点で先制、後半立ち上がりに前田、岡崎が加点。その後、実に見事なクローズを見せ、完璧に近い勝利を収めた。危ない場面が皆無だった事を含め、いわゆるゲームコントロールと言う意味では、ザッケローニ氏就任以降のベストパフォーマンスと言っても過言ではない内容だった。また、前田が代表で過去最高とも言えるプレイを見せてくれたのも、愉しい思い出だ。 もちろん、明日はそう簡単にはいかないだろう。敵地と言う事もあるが、選手の体調がしっかり揃っているかどうかが最大の問題だ。欧州クラブ在籍選手達の多くが週末にプレイしての現地集合。しかも、常時試合に出ている選手、出たり出なかったりの選手、出場機会に恵まれない選手など、それぞれの体調もまちまちだろう。ザッケローニ氏、あるいはスタッフ達が、そのような「まちまち状態」

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    pink_revenge 2012/11/14
    戒めに>ほんの僅か前の事なのに多くのマスコミがそれらを忘れたかのように、「ホームチーム都合」と騒ぐのはいかがなものか。
  • 豪州代表の矜持: 武藤文雄のサッカー講釈

    最初にニール選手にお詫びいたします。恐れ入りました、あなたのプレイは今なお最高級で、一方我らが香川はまだまだでございました。 日本代表サポータとしては不満の大きい試合だった。ただ、誤解して欲しくないが、審判への不満ではなく日本代表への不満である。詳細は後述する。そして、サッカー狂としては、ニール達の勇気と奮闘に、心底感動する試合でもあった。 とても悔しい試合だったが、引き分けは妥当、いや幸運だったと考えるべきだろう。敵が己のよさを前面に出す試合を挑んできて、我々はそれをそのまま受け止めてしまった。さらには、完全に敵を殲滅する好機を掴んだにもかかわらず、その好機をみすみす逸してしまった。これで、しかも敵地で、勝ち点3をとれなかったのは仕方がない。 サッカーと言うものはそう言うものだ。我々は勝ち点3を失うべくして失った。もちろん、審判団の異常な判定がなければ「不思議の勝ち」を収められた可能性は

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    pink_revenge 2012/06/14
    やっぱアウェイでの戦い方はまだ経験不足だったなぁ。まぁこれも本戦に向けてはいい勉強>日本は豪州の「前へ前へ」をかわさなければならなかったのに、それを受け止めてしまい「急ぎ過ぎ」たのだ。
  • まずは関塚氏更迭から: 武藤文雄のサッカー講釈

    試合が1対1のまま進む。 ラスト5分になり、当然のようにシリアは猛攻をしかける。したがい、日としては分厚く守って、落ち着いて時間を使いたいところだ。駆け引きや判断に不満山積のこのチームだし、この日もここに至るまでの試合運びには嘆息だらけだったが、敵地クウェート戦の終盤はちゃんと試合をクローズした実績もある。 実際敵エースのアルスマに対しては、粘り強くマークしていたし、こぼれ球も落ち着いて拾えていた。「山田直輝と東と永井の3人が、いつも無理せずに、もう少し時間を稼いでくれればよいのに」と言うあたりが、不満ではあったが。 日のクリアに対し、シリア2番の主将でセンタバックの大黒柱アルサリフが挙動を開始する。ある意味では最も恐ろしい選手だ。ところが、そばにいる山田直輝の対応が遅い、イヤな予感がした。アルサリフは、山田が遅れた寄せに対し、強引なシュート。ドライブのかかったシュートに権田は的確に反

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    pink_revenge 2012/02/06
    前回の反省を全く活かさず負けたのは残念だった。今回は監督の責任大。
  • 「腐ったミカン」から16年: 武藤文雄のサッカー講釈

    レイソルを率いてJを制覇したネルシーニョ氏について。 レイソルの鮮やかな勝利については、別途講釈を垂れようと思う。ただし、レイソルの優勝を称える報道があふれる中、不思議だったのは、ネルシーニョ氏の16年前の悲劇について言及するマスコミが、あまり見つけられなかった事だ。そう昔の事ではないのだが。 ハンス・オフト氏が率い92年のアジアカップを初制覇した日は、USAワールドカップまであと一歩にせまりながら、93年秋に「ドーハの悲劇」に散った。 そして、94年日協会は、かつてのブラジルのスーパースタアだったファルカン氏を監督に招聘した。氏は独特の選考眼で、意表をつく選手をチームに加えながらチームを作った。しかし、同年のアジア大会の準々決勝で韓国に苦杯。就任1年足らずで更迭される。もう少し様子を見てもよいのではないかと言う意見も多かったが、当時の川淵強化委員長はそう決断した(後年、氏が協会会長に

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    pink_revenge 2011/12/07
    こうしてJリーグにも歴史が綴られてく。
  • 深刻な五輪代表: 武藤文雄のサッカー講釈

    五輪代表は、非常に苦しい試合ながら、国立でシリアに重要な勝利。この手のタイトルマッチはとにかく結果が大事なので、当によかった。当によかったのだが... 内容は最低としか言い様のない試合だった。 日選手の技術、フィジカルはすばらしい。すばらしいのだが、あまりに判断力が低いのだ。この判断力の低さは、先日のマレーシア戦でも見られたが、何ら改善されていない。ここまで、あまりに稚拙で愚かな試合展開を見せられると、そしてマレーシア戦以降それが何ら改善されていない現実を考えると、何かしら絶望的な想いに囚われてしまう。 とにかく前に前に急ぎ過ぎなのだ。 中盤なり後方で、ボールを回すのと、縦に急ぐのとのバランスは、常にサッカーにおける重要な課題だ。安全サイドのために、ボールを回してばかりいると、およそ迫力のないサッカーになり、結局その回したボールを奪われて速攻をらったりするなど、ロクな事はない。だか

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    pink_revenge 2011/11/29
    終始落ち着きがなかった上に、山村復帰すれば解決って訳でもないし、関塚さん早く考え改めたいかな。フロンターレ時代を考えると厳しいかもしれないけど。
  • 遠藤保仁とオシム爺さん: 武藤文雄のサッカー講釈

    ワールドカップについても語り切れていない事が無数にあるのに、日本代表はさらに見事な試合を積み重ねてくれるは、Jリーグは毎週おもしろいは、ユース代表は何とも言えない試合をしてくれるは、書きたい事ばかりが貯まっていく。(ユース代表の短期的結果は残念だったが、前線の優れたタレントを見た限りには、日サッカーの将来は明るいと感じた)。さらには、ピッチ上の戦い以外にも、ヴェルディの存続問題、アルディージャの観客数水増し問題など、色々と講釈を垂れたい事が山積みだ。 で、今日のところは、先日の日韓戦の講釈で最後の数行のみでしか称えられなかった、遠藤保仁の代表100試合出場について、語らせていただこう。 ワールドカップ直前、私は遠藤の大会での君臨を期待した文章をまとめた。そして、遠藤は期待通りにすばらしいプレイを見せ、中軸として世界中の人々に日サッカーの質の高さ見せつけてくれた。そして、今回のアルゼン

    pink_revenge
    pink_revenge 2010/10/24
    そうだなぁ、遠藤や中村憲剛はオシム爺ちゃんの影響大きかったように見える。
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