縁とは不思議なもので、千賀がメジャ−初登板する球場は、甲斐も出場したWBCの準決勝・決勝が行われたローンデポ・パーク(マイアミ)でもあった。 千賀のデビュー戦は日本時間の月曜日午前2時40分プレーボール。日本のプロ野球は開幕3連戦を終えたところで、月曜は休日だった。それに、移動日でもある。甲斐は「え、2時40分? あぁ……、大丈夫でしょ千賀なら」と困り顔に笑顔を交え、「(電話が)かかってこなかったら逆に問題ですよね(笑)。一度寝てしまえば、試合を見るために起きることはないかな~。結果を楽しみにします」とはぐらかした。だがその言葉とは裏腹に、しっかり未明に千賀の初勝利を祝うSNSを投稿していた。 話が少し逸れたが、千賀が報道陣へジョークを飛ばすのも珍しいと感じた。ソフトバンク時代もしっかり話すタイプではあったが、比較的マジメな返答が多かった印象だ。それだけでも、長年の夢だった舞台に立てるとい