ユーロの正体 通貨がわかれば、世界が読める (幻冬舎新書) posted with ヨメレバ 安達 誠司 幻冬舎 2012-11-30 Amazon Kindle 図書館 ギリシャが引き続き面白いことになっているので、数年前に買った本を読み返しました。新書です。近ごろの新書は、数年経って読み返そうなんて思う本はまれですが、この本は例外でした。 2012年に書かれた本書「ユーロの正体」は、当時の欧州を襲っていた経済・財政の危機について、その本質がどこにあるのかを、経済学の門外漢にも分かりやすく書いた本です。 それから3年がたった2015年現在も、いまだ欧州を襲う危機の本質は何ら変わっていないので、十分使える本です。むしろ、数年前の本だからこそ、本書の洞察の信頼性がもてるというものです。この本に「数年先のシナリオ」として書かれていることが今まさに起こっているのですから。 ユーロは今後、どこへ向