東京工業大学 科学技術創成研究院 大隅良典栄誉教授は、細胞の自食作用である「オートファジー(Autophagy)」の機能を世界で初めて肉眼で確認し、その分子レベルでのメカニズムや関連遺伝子について明らかにしてきた細胞生物学者だ。 オートファジーは、神経変性疾患や癌などといったさまざまな病態に関する多くの機能と関連があることが示唆されている。大隅栄誉教授は、生物科学および医学分野に重大な影響をもたらしたことにより、今年6月に国際ポール・ヤンセン生物医学研究賞を受賞した。 同賞は、80以上の医薬品の発見と開発に貢献したベルギーの薬理学者 ポール・ヤンセン博士の栄誉を称えるために創設された賞だが、大隅栄誉教授は「私自身は良い薬を作ったわけではなく、研究が直接的に社会の役に立ったわけではない」とあくまで基礎科学の研究者として一貫した姿勢をくずさない。 一方で、日本においては国立大学運営費交付金など
第1回受賞作品<お題> 『どんどん進化する蛍光顕微鏡。今度発売される新型蛍光顕微鏡のスゴい機能とは?』 ★最優秀賞★ 無料だが大事なところにバナー広告が出てくる★優秀賞★ 見えないものを見ようとして蛍光顕微鏡を覗き込んだ♪~と、替え歌が流れたら、それはフィルターのセッティングが間違っているお知らせ。目を細めて覗くと超解像顕微鏡になる(ただしカメラポートでの当該機能の利用は不可)夏休みどこにも遊びに行かずラボにこもって検鏡してても、ソフトなUVでお肌に優しく日焼けが楽しめる日サロ機能搭載。細胞をプリクラ補正して撮ってくれる 第3回受賞作品<お題> 『新しく納品された自動セルカウンターに謎のボタンを発見!押すとどうなる?』 ★最優秀賞★ 実験者のやる気スイッチが入る★優秀賞★ ひみつの かいだんが あらわれた!「あとは俺が数えとくからさ、ちょっと休んで来れば?」と気遣ってくれるたまにサバを読む
Twitter, Slack はじめました 酵母研究若手の会 @koubowakate 酵母研究若手の会のツイッターアカウントです。 Slackも始めました!自分の研究紹介や実験等の質問などを行っています。興味のある若手研究者(大学院生も含む)の方は、こちらのフォームからぜひ登録をお願いいたします。 (こちらからSlackに招待いたします。) 酵母研究若手の会第10回研究会の詳細が決定しましたのでお知らせします。 今回は対面とオンラインでの開催となります。 日程:2024年8月6日 (火)、7日 (水) 場所(形式):東北大学 新青葉山キャンパス 農学研究科(オンライン併用) 現地定員: 30人(先着順、ただし発表者優先) <参加資格> 酵母を用いた研究に興味を持つ若手研究者(大学院生も参加可能)参加者を広く募集しますので、若手研究者及び大学院生の方々の積極的な参加をお待ちしております。
※予想以上の反響でして、下のほうで随時追記しております。 ※(2015/11/22 16:39追記)「秋の行政事業レビュー続編:「研究成果」と「科学の成果」は全く別物であることがわかった件。」を新たに書きました。 2015年11月11日、12日、13日と3日間で秋の行政事業レビューが行われました。政府の行政改革推進本部が、国の事業の検証をするやつです。 超大雑把にいうと、昔話題になった「事業仕分け」的なやつです。 その2日目、12日にはスパコンに関するレビューがありました。私はライブ配信を見ていたわけではなく、後から情報を集めたのですが、どうも引っかかることがあったので書き留めておきます。 まぁ、タイトルの通りなのですが、心臓シミュレータUT-Heartの可視化CGを「ろう人形館」のような「ものまね」だと慶應教授に批判されました。 こちらの映像をご覧下さい。4分24秒からが該当する発言です
東北大学大学院生命科学研究科の地圏共生遺伝生態分野と遺伝情報動態分野の微生物研究グループは、環境細菌Aureimonas(オーレイモナス)のリボソームRNA遺伝子が、安定的に維持される染色体ではなく、プラスミドに位置していることを明らかにしました。これまでは、生命の根幹をなすリボソームRNAの遺伝子は染色体上にあるのが当然と信じられてきました。本研究により、生息環境に適応して進化する過程で、細菌のゲノムは予想外にダイナミックに変化していることが示されました。本研究は、生物一般のゲノムに関する常識を覆し、遺伝の仕組みに対する研究に新たな視点を与えるものです。本研究結果は、平成27年11月3日付けで米国科学アカデミー紀要『Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS)』
この記事は Why Bioinformatics Analysis Is Not Free - MassGenomics http://massgenomics.org/2015/10/ngs-analysis-not-free.html の日本語訳です。ところどころ意訳していますが、主旨は変えていません。 This article is translated from “Why Bioinformatics Analysis Is Not Free - MassGenomics” http://massgenomics.org/2015/10/ngs-analysis-not-free.html . I would like to thank Dan for his great and important blog post! == NGSの発展は遺伝学の分野にとって大きな助けになってい
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 更新がままならず、僕のブログは科学技術の「選択と集中」についての考察の最中でピタッと止まってしまっているのですが、この事実はやはり日本国民の皆さんに知っておいていただかいといけないと思い、キーボードに向かいました。 この5月に国立大学協会に提出した報告書では、日本の学術論文数が惨憺たる状況になりつつあり(人口当り論文数の国際ランキングは35位以下)、その最大の要因は、大学の研究従事者数および研究時間が海外諸国に比べて少なく、かつ減少していること、そして、財務的には大学への基盤的な公的研究資金(特に国立大学への基盤的運営費交付金)の減少の影響が大きいことを示しました。 僕の国大協への報告書は、8月24日のJBpressの記事「研究力が低迷、日本の大学がこのままではダメになる」でも取り
生物学の分野で世界的に優れた業績を挙げた研究者に贈られる、ことしの国際生物学賞に、細胞が、不要になったたんぱく質などを分解する生物にとって重要な「オートファジー」と呼ばれる仕組みを明らかにした、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が選ばれました。 31回目となることしの受賞者には、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が選ばれました。 大隅栄誉教授は、細胞が、不要になったたんぱく質などを分解する生物にとって重要な「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明しました。 アルツハイマー病などの神経の病気の一部では、「オートファジー」という仕組みが正常に機能していないことが分かっていて、予防法や治療法の開発につながるのではないかと期待されています。 授賞式はことし12月ごろ東京で行われる予定です。 大隅栄誉教授は、受賞した研究者の中から多くのノーベル賞受賞者が出ていることで知られるカナダの「ガードナー国際賞」もこ
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 1月28日の国立大学協会の企画調査会議で報告をした時に、委員の皆さんからいくつかの貴重なコメントをいただきました。そのうちの一つに"人口あたり論文数"という指標では、財務省や国民への説得力に問題があるかもしれない、ということでした。 今まで人口あたり論文数を基本としてきた理由は、論文数がイノベーション力の指標であるとすれば、高齢者や子供も含めた日本に住む人々全員を支えるのに必要なイノベーション力(≒論文数)を評価するべきである、という考えからでした。 しかし、世界でも有数の超高齢化社会となり、人口が減少局面に入った日本において、"人口あたり"の指標は、必ずしも適切でない面もあるかもしれません。そこで、生産年齢人口(15-64歳人口)あたりの論文数でも確認してみることにしました。 つ
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog もう3月も終わりですね。三重の桜も咲き始めました。いよいよ今日で国立大学の論文数分析の結論を出したいと思います。 図表の数が30枚で、ちょっと大部になってしまったのですが、年度内になんとかして結論を出したいということなので、我慢をしてお読みください。 ****************************************** 10.法人化後の国立大学間の論文数増加率に差異を生じた要因(その2) 1)要因分析で検討した各種指標の推移 ここで、前節の論文数増加率の要因分析で検討した各種指標の推移について、以下に示す。 (1)経常収益および附属病院収益を除く経常収益 図表III-177に国立大学における経常収益の推移を示す。法人化以降各大学とも経常収益は増えている。しかし、医学
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