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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (8)

  • 発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て

    原子力発電所から漏れ出る放射性物質は、たとえ「微量」でもすぐに全国あるいは全世界レベルで検出されるようになるので、たとえ地上も空も立ち入り禁止区域になっている発電所で起こっていることがわからなくても、発電所で放射能漏れを伴う深刻な事態が起こった場合にはそれを隠すことはできません。逆に、発電所で起こっていることが発表されないにもかかわらず、全国レベルで観測される放射線レベルの異常があった場合には、逆に発表がためらわれるほどの状況であることがすぐに露呈してしまいます。 おそらく今朝(3月21日:注)の未明にそうした事態が起こったのではないかと思われます。 これは、ryugo hayano (@hayano) さんが佐々木、初田、永田、早田さんとともに、文科省の発表したデータを見やすくグラフ化してくださったものです。 3月16日に急激な上昇を示した茨城県で、今日の未明から検出される放射線量がまた

    発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て
    poccopen
    poccopen 2011/03/22
    行政機関の保有する行政文書(文書、図画、電磁的記録)については、情報開示請求を行うことができます。開示対象文書は行政機関の職員が作成したものに限らず、他者(東電が想定されます)からの取得物も可です。
  • Japanese Journal of Science Communication | 5号館を出て

    『科学技術コミュニケーション』(Japanese Journal of Science Communication)という、オープンアクセスジャーナルをご存知でしょうか。 CoSTEPが編集・発行している「日初の科学技術コミュニケーションに特化したジャーナル」です。2007年3月に創刊第1号が出てから、毎年2号のペースで発刊され、今月最新の第7号が発刊されました。 一応、学術雑誌の体裁をとっておりますが、一般の学術雑誌が専門家が専門家に向けて書かれているのが普通なのですが、CoSTEPの杉山代表の創刊の辞に書かれているとおり、これは「開かれたジャーナル」です。「科学技術コミュニケーターを養成する」というCoSTEPのミッションは,「授業」の 中だけで完結するものではなく,広く社会と交流する必要があるということになります.ジャーナ ルは,そうした交流の場の一つになればという思いから創刊し

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  • がんにならないハダカデバネズミの秘密の遺伝子 | 5号館を出て

    思わせぶりなタイトルを書きましたが、解説記事のタイトルもそうなっているので、ご容赦を。 Secrets of a cancer-free rodent がんの恐怖から解き放されたネズミの秘密 もう一つはこちらです。 Scientists Discover Gene That 'Cancer-proofs' Naked Mole Rat's Cells 科学者がハダカデバネズミでがんを防止する遺伝子を発見 ハダカデバネズミって、日でもかなり有名になったので、ご存じの方も多いと思いますが、砂漠の地下に住む社会性(生殖しない個体がいるので「真社会性」と言うのだそうです)ネズミです。こちらにRochester大学提供の写真があります。(Credit: Image courtesy of University of Rochester via Science Daily) 原著はオープンアクセスで

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  • 大学教員と博士後期課程学生の研究時間減少と論文の質低下 | 5号館を出て

    の論文、「質」9位に転落(朝日コム) 日の科学系論文の質の向上が最近10年間頭打ちで、質を示す指標は4位から9位まで落ちたことが学術情報会社「エルゼビア・ジャパン」の調査で分かった。論文の数も2位から5位に転落した。 この指標の意味するところがはっきりしませんので、踊らされたくはないと思うのですが、その指標で比較する限り日が9位に落ちて、後ろに控える「中国は10位のままだが、指標は0.182から0.400に急上昇し、日に迫っている」ということは言えます。 この記事の最後に、この「指標」を出している会社の方のコメントが出ています。 エルゼビア・ジャパンの三木律子代表取締役は「論文の質の向上には数の増加が必要だが、日では増えていない。国立大学の法人化で研究者が雑務に追われ、研究時間が減ったことが影響しているのではないか」と話している。 まあ、そういうこともあるかもしれないと思ってい

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    poccopen 2009/09/16
    エントリ中にもあるように、この「指標」に踊らされたくはないのですが、この10年で順位を落としたのは10ヶ国中日本だけ、それ以外に順位の入れ替わりはなし、という点はなんとも悲しいですね・・・。
  • 進化の過程で壊れた遺伝子を修復した酵母でビールを造る | 5号館を出て

    北海道では特に夏がビールの季節というわけではなく一年中飲まれているのですが、暑い季節に野外で飲む一杯ももちろん代え難いものです。 ビールを造る時には、まず発芽させた大麦を乾燥させ、粉砕し、麦芽自身の持つ酵素でデンプンが2糖の麦芽糖(マルトース)や3糖のマルトトリオースに分解されたところで、ホップを加え煮沸して酵素の働きをとめたものを作ります。これが、いわゆる麦汁です。この麦汁に酵母を加えて発酵させてビールにします。この時、濃厚な麦汁を使うことができれば、アルコール濃度の高いビールを経済的にしかも廃棄物があまり出さずに作ることが可能になるのだそうです。 ところが、現在多く使われているラガービール酵母は、濃厚な麦汁を発酵させることができないのだそうで、無理に使うと、発酵も遅くなり、さまざまな副産物の含まれたまずいビールになってしまうことが問題とされていました。 この度、フィンランドの研究者が発

    進化の過程で壊れた遺伝子を修復した酵母でビールを造る | 5号館を出て
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    poccopen 2009/04/23
    Alpha-Glucoside Transporterで遺伝子名"AGT1"なんですね。(=MAL11の別名)/ラガー用の酵母はcerevisiae型×bayanus型でできた異質倍数体。進化上、複数コピーのAGT1全てでloss of functionが起こってたとすれば不思議。/僕、原著未読です。
  • ヒトは遺伝的多様性が高いので近親交配が危険 | 5号館を出て

    オープンアクセス誌の中で、無駄に厳しい査読をしないということで、ある意味で心配もされていたPlosOneに、またおもしろい論文が載りました。 The Role of Inbreeding in the Extinction of a European Royal Dynasty 日語でのニュース報道もあったので、ご覧になった方もいるかもしれません。 スペイン・ハプスブルク家、断絶の原因は「近親婚」か 研究結果 せっかくですので、論文を中心にご紹介してみます。ただし、私は世界史に(も)弱いので、歴史的記述には誤りがあるかもしれませんので、ご指摘願えると幸いです。話の内容は、日でも結構有名な顎と下唇を持ったハプスブルグ家の家系、特に1700年に途絶えたスペイン・ハプスブルグ家のことです。 これは最後のスペイン国王であるカルロス2世で、Wikipediaによると「先端巨大症のため、咀嚼に影響

    ヒトは遺伝的多様性が高いので近親交配が危険 | 5号館を出て
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    poccopen 2009/04/21
    近親婚による弊害、ロスチャイルド家についても似たような話を読んだことがありますね。/zyugemさん たしか、血友病の伴性遺伝についてでしたよね。>生物資料集の英国王室の話(これは近親婚じゃないですが)
  • 毒性の弱いインフルエンザにかかったウズラの殺処分は適切か | 5号館を出て

    愛知県豊橋市でウズラに感染が確認されたトリインフルエンザはH7型という弱毒性のものであることがわかったにもかかわらず、ウイルスが検出されたウズラと同じ飼育舎にいた25万9000羽のすべてを殺処分にしたとのことです。 感染性が強いということで、一気に拡がるということはあるのかもしれませんが、インフルエンザになったからといって死んだウズラは一羽も確認されていないにもかかわらず、そこまでする必要があったのでしょうか。もちろん、ヒトへの感染はほぼ完全に否定されています。 ウズラにもちゃんとした免疫システムがありますので、こうした毒性の低いインフルエンザの場合だと、確実に抗体が作られて免疫が成立します。しばらく様子をみても良かったのではないでしょうか。感染したウズラをすべて殺してしまったのでは、再びなんらかのルートで新たなウイルスがやって来た時、免疫の出来ていない新しいウズラはまたすべてがあっさりと

    毒性の弱いインフルエンザにかかったウズラの殺処分は適切か | 5号館を出て
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    poccopen 2009/03/03
    うーん。残念ながら家畜は商品なんですよね。
  • Natureが研究者にブログで研究成果を公表することを勧めている | 5号館を出て

    Natureに掲載が決まった論文については、論文を掲載した号が出版される当日まではマスコミ報道してはならないというルールは有名です。 このことから、Natureは自分のところに掲載される論文についての情報の発表を禁じていると信じている人が多いと思います。私もそうだと思っていました。それで、ブログを推薦しているNatureのEditorial記事「ブログはいいぞ It's good to blog」をざっと流し読みした時にも、科学者が自分の出した論文について、解説したり読者と議論したりするのにブログが良いというような一般的な話かと思い、あまり真面目に読んでいなかったのですが、さきほど全文を読んで、ちょっと驚きました。 なんと、Natureに掲載が決まった論文の内容について、出版前にブログで取り上げて解説したり、議論したりすることは禁止しないと宣言しているのです。 Editorial Natu

    Natureが研究者にブログで研究成果を公表することを勧めている | 5号館を出て
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    poccopen 2009/02/27
    同記事には、「CellとかPLoSのフォーラムって流行ってないよね。ブログの方がいいよね(超意訳)」とも書いてありますね。
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