シリア北東部ハサケ県アルホルの避難民キャンプで野菜の入った袋を運ぶイラク・モスルから逃れてきた男性(2017年2月25日撮影)。(c)AFP/DELIL SOULEIMAN 【3月6日 AFP】イラクとシリアで支配地域を維持しようと抵抗するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に対する奪還作戦が激しさを増す中、ここ1週間ほどで民間人数万人が避難したと国連機関が5日、明らかにした。 ISは2014年に両国で広大な地域を制圧して「カリフ制国家」を宣言したが、その後、イラク軍に拠点を奪われ、またシリアでは諸勢力の進攻に直面している。ここ数日間で起きた激しい戦闘で避難を余儀なくされた民間人数万人がISの支配地域外に到着したが、その多くは数年間におよぶISの支配下で空腹に苦しみ恐怖にあえいでいる。 国際移住機関(IOM)によると、イラクでは米国の支援を受けたイラク軍によるモスル(Mosul)西部の