病気腎移植/診療報酬返還求める・・・市立宇和島病院に厚労省 保険指定取り消しも 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(67)らによる病気腎移植問題で、厚生労働省と愛媛社会保険事務局は11日、同医師の前任地、市立宇和島病院で立ち入り調査を行い、同病院に対して診療報酬の返還を求めた。返還額は最大4億円に上る見込み。両病院への立ち入りはこの日ですべて終了し、2006年11月から1年以上にわたった監査は最終段階に入った。同省は両病院の保険医療機関指定や万波医師らの保険医登録についても取り消す方向で行政処分を検討し、早ければ今月中にも決定する見通し。 同省などはこの日午後、市立宇和島病院に対し、病気腎移植を含む診療報酬不正請求や、保存期限前のカルテ廃棄などを理由に、返還額を自ら算定して返還するよう指導した。 病気腎移植は、徳洲会病院を舞台とした臓器売買事件の摘発を機に発覚。万波医師は199