タグ

2019年11月30日のブックマーク (3件)

  • 義務論と帰結主義のすれ違い? - 道徳的動物日記

    「倫理学入門」的なタイトルが付けられたや授業では、規範倫理について紹介する際には、「倫理学の代表的な理論としては帰結主義(功利主義)と義務論がありまして、この二つの理論は対立するものとして見られておりますが、また別の角度から道徳を論じるのが徳倫理であって…」という風に導入するのがテンプレートになっているようである。 このように帰結主義・義務論・徳倫理(・その他)という風に理論を並べて紹介することに有効性を感じていない人も多いらしく、倫理学者たちも各自それぞれに思うところがあるようだ。 しかし、ネットにおける人々の議論とか意見の対立を眺めていると、「義務論 vs 帰結主義」というテンプレ的な図式も、意外と人々同士の実際の意見の対立をうまく抽象化したものである…と、ふと思い立ったので書いてみる。かなり直感的な文章になるので、ぜんぜん的外れかもしれないが。 たとえば、学校において生徒たちに「制

    義務論と帰結主義のすれ違い? - 道徳的動物日記
  • 「触り方」特集も 痴漢を娯楽として消費してきたメディアの過去を暴く『痴漢とはなにか』(小川たまか) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(牧野雅子/エトセトラブックス)は、読めば必ず人に紹介したくなるだ。特に、第二部以降で詳述されている、70年代から90年代にかけてメディアがどのように「痴漢」という犯罪を扱ってきたかについて。 『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(牧野雅子/エトセトラブックス)(C)エトセトラブックス メディアは、面白おかしく娯楽として「痴漢」を消費してきた。 書では、文化人やタレント、ミュージシャンたちがインタビューで自分の過去の痴漢行為を自慢し女性を侮辱した表現を行ってきたことがつまびらかにされている。 ■雑誌の創刊号で「スレスレ痴漢法」特集が組まれた過去 一例を紹介すれば、1976年に「私は、女性には、痴漢に襲われたいという願望があるのではないかとも考えている」「女性にとって、それほど不愉快な出来事ではないのではないかという気がする」とエッセイ

    「触り方」特集も 痴漢を娯楽として消費してきたメディアの過去を暴く『痴漢とはなにか』(小川たまか) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 元ちとせ | ele-king

    ──坂慎太郎、ティム・ヘッカー、坂龍一らの参加したリミックス盤を紐解く 文:松村正人 Nov 28,2019 UP 私は元ちとせのリミックス・シリーズをはじめて知ったのはいまから数ヶ月前、坂慎太郎による“朝花節”のリミックスを耳にしたときだった、そのときの衝撃は筆舌に尽くしがたい。というのも、私は奄美のうまれなので元ちとせのすごさは“ワダツミの木”ではじめて彼女を知ったみなさんよりはずっと古い。たしか90年代なかばだったか、シマの母が電話で瀬戸内町から出てきた中学だか高校生だかが奄美民謡大賞の新人賞を獲ったといっていたのである。奄美民謡大賞とは奄美のオピニオン紙「南海日日新聞」主催のシマ唄の大会で、その第一回の大賞を闘牛のアンセム“ワイド節”の作者坪山豊氏が受賞したことからも、その格式と伝統はご理解いただけようが、元ちとせは新人賞の翌々年あたりに大賞も受けたはずである。すなわちポップ

    元ちとせ | ele-king