※写真はイメージです。本文とは関係ありません(写真:violet-blue / iStock / Getty Images Plus) 辻村深月著『傲慢と善良』が大ヒットしている理由のひとつに、ストーリーを読みすすめるうちに現代社会における生きづらさが次々と浮かび上がってくる点があるだろう。 ひと組の男女がマッチングアプリを通して出会って、婚約する。本作の主人公である坂庭真実(まみ)と西澤架(かける)。すべてが順調に見えた。それなのに、真実は突然失踪する。 架はその行方を追い、真実を知る人に会って、話を聞く。それは真実がどう生きてきたかをたどる旅でもあった。そのなかで架は、婚約者が抱えていた生きづらさにまるで気づいていなかった自分を突きつけられる。ふたりが生きてきた環境に共通点が少なかったことも、その一因だ。 架は東京に育ち、小さいながら親から継いだ会社を経営し、社交的な性格も手伝って学生
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