10月27日に突然死去した中国・李克強前首相が2日、火葬にされた。だが、その慌ただしさに疑念が広がっている。 新華社の元ベテラン記者が書いたとされる、死因調査や公式の追悼セレモニーなどを求める陳述書がネットで拡散。著名中国ウォッチャーがそれを引用し話題となっている。 習近平体制への不満を抱く民衆は少なくない。李克強の死は、中国混乱の時代の始まりかもしれない。 (福島香織:ジャーナリスト) 《関連写真を見る》 上海で静養中、突然心臓発作によって急死した中国の前首相・李克強の遺体は2日、慌ただしく火葬された。火葬前、八宝山の葬儀室で遺体告別が行われ、習近平を含む政治局常務委員たちが出席した。党と国家機関、省・自治区・直轄市政府機関、在外公館などは半旗をかかげ哀悼の意を示した。 八宝山周辺や天安門広場周辺は地下鉄を含めた交通規制など厳しい厳戒態勢が敷かれていたが、少なからぬ人々が李克強の遺体を載
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