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わかるなぁに関するprisoner022のブックマーク (100)

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第460回 『逆襲のシャア』の“気分”

    『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』には、ある“気分”が満ちている。それは乾いており、ピリピリしたものだ。人間が愚かなものであるのを認め、苛立っている。世界が不幸で満ちているのが分かっており、憂いている。それと同時に「所詮そんなものだ」という諦観もある。そんな“気分”だ。 その“気分”は全編に溢れている。ひとつの場面も、ひとつのセリフも無駄にせず、“気分”をフィルムで表現するために使っている。その“気分”が、富野由悠季監督のパーソナルなところから生まれている事については疑いようもない。そこまで極端な事を言う人間は、ファンの中でも少ないだろうと思うけれど、僕にとって『逆襲のシャア』は、その“気分”を楽しむための映画だ。 冒頭から観てみよう。ファーストカットは月面である。次の場面はアナハイムの工場で、チェーンとアナハイムのオクトバーが話をしている。チェーンが、建造中のモビルスーツの重量が3キロ減

  • 波のまにまに☆のアニメ・特撮のゆる~いコラム 劇場版「1000年女王」~スペクタクル+オマージュ-ドラマ?~

    アニメ・特撮・マンガについて、日々考えたことを、ゆる~いコラムでつづってゆくブログです。最新ばかりではなく、旧作を積極的に応援します。 誰でも思い出せないことがある。劇場にまで足を運んで見たはずなのに、その内容を逐一覚えているかと問われれば、「否」と答えるしかないこともあるだろう。映画好きやアニメ好きなど、多作品を嗜好する傾向のある人間にとっては、ある程度人間の脳がもつ許容量が決められているのであれば、どうしても記憶に漏れがでてくるのは仕方のないことだ。 劇場版「1000年女王」。私にとってはこの作品がこれにあたる。確かに見たのに、見た記憶があまりにも薄く、むしろ劇場公開時に早朝に並んで入場し、それがいやに寒かったこと、映画「銀河鉄道999」のフィルムがしおりとして茶封筒に入れられて私の手元に来て、なぜか1枚500円で売りつけられそうになったこと、映画を観終わったときに、なぜかがっかりした

  • 日本に行く日程決めました!

    特定の目的はないけれど、一応今年の夏つか来月には、日に行くことが決めました。3年ぶりの日の旅になります。日程は、8/10から8/19までの10日9泊です。 正直、円高が日々続いている今、なんか行きたい意欲が半分削られてる気分がしないでもないのですが、それでも日はお久しぶりで、なんだかんだ楽しみにしていますし、今回は半分学校の後輩たちをガイドするために行くようなものなので、全力遊びまくるつもりでございます。 で、特定の目的や目標はないけれど、一応目当てはあります。 1.富野関連ものトレジャーハント:去年玖足手帖のグダちんさんがまんだらけの大富野展で半分を買い占めたくらいの勢いを見て三日間も眠らずに嫉妬しつづけた以来、自分のなかの富野心は肥大していき、ハイパー化しています。このままだと自滅しかねませんので、富野分を補給することによってオーラ力を鍛えます。 2.後輩たちのガイド:具体的はコ

    日本に行く日程決めました!
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    prisoner022 2010/07/07
    去年玖足手帖のグダちんさんがまんだらけの大富野展で半分を買い占めたくらいの勢いを見て三日間も眠らずに嫉妬しつづけた
  • 電子書籍.club - 

    prisoner022
    prisoner022 2010/05/15
    ガンダムはそれ(原作付きのもの)をやらない事に意義があると思ってる部分があった。原作付きをやるぐらいならオリジナルでやろうよって。
  • 「大きな物語の喪失」を「知らんがな、そんなの!」で飛び越えろ (3ページ目):日経ビジネスオンライン

    強く同意しながらとても興味深く読みました。TV版は見ていませんが映画には行ってみようとも思いました。この記事にコメントがつかないのが少し不思議ですね。たしか切通理作さんの文だったかと思いますが「しっかり調べて手堅く書くよりも、記憶にまかせて勢いだけで語るほうが、絶対に面白い」という意見があったことを思い出しました。我が身を振り返ってみても、酒場での与太話で Mrスポックみたいな態度で冷静に正確に会話してもつまんないですもんね。パロディか引用かオマージュか単なるパクリか…著作権からの視点を含めてなんか面倒ですけど「知らんがな」というのは気分が軽やかになるキーワードですね。僕にとっては精神的な涼風でした。(2010/03/31)

    「大きな物語の喪失」を「知らんがな、そんなの!」で飛び越えろ (3ページ目):日経ビジネスオンライン
    prisoner022
    prisoner022 2010/03/13
    「発動篇」(1982年の富野由悠季監督作品)とか、どう観ても理不尽な、変なフィルムを見てしまったが故に/映像表現として、ここまで言葉を失うような衝撃的な物が作れるということを知ってしまった
  • AM10年04月 富野に訊け!! 第89回 - シャア専用ブログ@アクシズ

    QUESTION92「強い決断力を持つためにはどうすればいい?」 栃木県/サンドル 17才 富野監督、はじめまして。さっそくではありますが、ご相談したいことがあります。 僕は以前より何かを「これ」と決める決断力に欠けるところがあります。 日常の「今日はどんな服を着ていく?」というところから、受験の進路、学校を選ぶところなど、あるゆるところで悩んで、1日の間で長い時間をとってしまいます。 もっとスパッと決断できるといいと自分でも思うのですが、あれも良いけどこれも良い、これはダメだけどあれはもっとダメ……と考えていると、何がベストなのかがわからなくなってしまいます。 強い決断力を持つために、何かアドバイスをいただけますでしょうか。 よろしくおねがいします。 努力に伴う自信がないから決断力は鈍っていく まず学生の分である勉学に励み迷いと不安をカバーしていこう! バンクーバー五輪では、スノーボー

    AM10年04月 富野に訊け!! 第89回 - シャア専用ブログ@アクシズ
    prisoner022
    prisoner022 2010/03/13
    基本的に人生は自分の決め事だけで進むことはできないのです。長い刻苦の積み重ねの中で、何か納得できるものが見つけられることこそが、幸せにつながるのです。
  • 波のまにまに☆のアニメ・特撮のゆる~いコラム 「リング・オブ・ガンダム」の高揚

    アニメ・特撮・マンガについて、日々考えたことを、ゆる~いコラムでつづってゆくブログです。最新ばかりではなく、旧作を積極的に応援します。 Gyaoで無料配信中の「リング・オブ・ガンダム」をご覧になっただろうか? わずか5分映像であったが、フルCGで描かれた映像、モデリングされたガンダム、見たこともないモビルスーツ、「アムロの遺産」などの見知らぬ言葉がちりばめられ、なにかこう、自分の中で気持ちが高揚してくるのを抑えられない映像であった。 http://gyao.yahoo.co.jp/p/00762/v07933/ 物語はよくわからない。どうやらエイジという名の男性主人公が「メモリー」を奪取し、人類救済のために役立てようとしているらしい。エイジの目の前で突如開いたメモリーは、金色の長髪の美少女の姿で現れ、メモリーの解析のためには、「アムロの遺産」とリンクさせる必要があると告げる。 タイトルが示

    prisoner022
    prisoner022 2010/02/23
    なにかこう、自分の中で気持ちが高揚してくるのを抑えられない映像であった。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第305回 1986年はTVアニメ冬の時代

    今日から1986年のTVアニメについての話だ。ここまでに何度か触れたが、1986年にTVアニメにおいて、アニメファンが喜ぶようなタイプの作品が激減した。アニメファンやアニメ雑誌にとっては「TVアニメ冬の時代」だった。 実際にタイトルを見てもらうのが、てっとりばやいだろう。以下が、1986年に始まった新番組一覧だ。 1986年にスタートしたTVシリーズ (1)『愛少女ポリアンナ物語』 (2)『ロボタン(新)』 (3)『宇宙船サジタリウス』 (4)『メイプルタウン物語』 (5)『DRAGON BALL』 (6)『機動戦士ガンダムZZ』 (7)『魔法のアイドル パステルユーミ』 (8)『めぞん一刻』 (9)『六三四の剣 青春編』 (10)『まんがなるほど物語』 (11)『銀牙 流れ星銀』 (12)『剛Q超児イッキマン』 (13)『ウルトラマンキッズのことわざ物語』 (14)『ワンダービートS』

    prisoner022
    prisoner022 2010/02/13
    放映開始時のアニメ雑誌に「(主人公ロボのダブルゼータの)頭に波動砲をつけました」といった内容のスタッフコメントが掲載された。それを目にした時に、僕はひどく情けない気持ちになった。「ふざけるな!」と
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    台北市立動物園と迪化街めぐり 子連れ台湾#5 年越し台湾旅行5日目、レジャーや友人との事を楽しむ日です。前日の様子はこちら www.oukakreuz.com 台北市立動物園へ パンダ館 パンダが見られるレストラン 迪化街へ 林茂森茶行でお茶を購入 小花園で刺繍グッズを購入 黒武士特色老火鍋で夕 台北市立動物園へ 松…

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    prisoner022
    prisoner022 2010/02/08
    氷川氏、こんなにファンが作品と盛りあげようとしているのはヤマト以来ではないかと昔を懐かしんでいた。あと、21世紀に入ってから良作=売れる作品という構図が成り立たなくなってきているとも
  • ■マイマイ・ナイト4日目■ - 550 miles to the Future

    今朝も、9時30分にラピュタ阿佐ヶ谷に着いてしまいました。 (←ロビーに「ピクトアップ」誌の切抜きがありました。『マイマイ新子』を「福田麻由子の映画」と捉えている人は、なぜか少ない。この衣装は、僕が取材した日と同じっぽいな) 一時帰宅すると、マイマイ署名が、1,000名達成です。この数字で「意思表示」は出来ると思います。しかし、事態を動かすには、万単位でないと無理だと思います。引きつづき、よろしくお願いします。 (製作委員会には、いったん、提出します) ■ 朝、「マイマイ・ナイト」のチケットを買ってから、『時をかける少女』のマスコミ試写に行ってきました。 昔の僕なら、ボロクソに言っただろうけど、公開前の映画が不利になる発言は、慎むべきかと、最近は考えが変わりました。他でもない、仲里依紗の主演作だし、仲さんマニアとしては、見るべきカット多数。これぐらいの歳の女優って、ここ5年ぐらいの顔の変化

    ■マイマイ・ナイト4日目■ - 550 miles to the Future
    prisoner022
    prisoner022 2009/12/23
    過重なストレス社会であり、自殺大国であるこの国で、ただ、「明日も遊ぼう」と約束を交わすだけの映画が生まれたことに、心から驚きを感じます
  • ガンダムエース9月号過去から未来への歴史的対話「富野由悠季安彦良和対談」感想 Part2

    最近のメインはライブ鑑賞記。他に映画、書籍、TVの感想や家族の話題、日々心に浮かんだことを徒然に綴ってます。 2,名作「ターンAガンダム」 「僕が当の意味でガンダムについて改心したのはターンA。ガンダムの富野として一応の幕引きもできたなと納得できたのがターンAという作品。」 富野氏にとってターンAガンダムは特別な作品らしく、一ファンとしてすごくうれしいです。だって私が富野氏に再度魅せられたのは、このターンAガンダムでした。 アニメを離れて10年余、子供と一緒にキッズアニメを見始めた頃で、まだ私には富野氏にこういう固定観念がありました。偶然「ターンAガンダム」という番組名を新聞のTV欄を眼にした時、「まだこの人、ガンダムを作り続けてるの?あれだけこっちには卒業しろと偉そうに言っておきながら、、、まだガンダムにはまってる若者っているのかな?」となんか悲しい気持ちになった記憶があります。 その

    ガンダムエース9月号過去から未来への歴史的対話「富野由悠季安彦良和対談」感想 Part2
    prisoner022
    prisoner022 2009/11/27
    まだこの人、ガンダムを作り続けてるの?あれだけこっちには卒業しろと偉そうに言っておきながら、、、
  • ガンダムエース9月号過去から未来への歴史的対話「富野由悠季安彦良和対談」感想Part1

    最近のメインはライブ鑑賞記。他に映画、書籍、TVの感想や家族の話題、日々心に浮かんだことを徒然に綴ってます。 現在セブンイレブンで「機動戦士ガンダム」フェアをやってます。 チョコはアムロ、シャア、セイラ、カイ、ガルマ。 彼らをずっと身近に感じられる喜びを感じながらも、でもこういうのに乗っかっちゃうのって、私の大好きな作家、富野由悠季氏を応援することに直接繋がるのかなあ、、、、 カラオケでも努めて富野アニメの曲歌ってますが、これって富野さんの支援になるのでしょうか? 井荻りん作詞の曲だと、富野さんの直接収入になるのかしら?とか(誰か賢い人、教えてくだされ)、やっぱり一番は書籍を購入するのがいいのでしょうね、、、対談集でも買ってみようかなあとか、、、でも私メインターゲットから外れてるし(ガンダム放映時は間違いなく女子中高生がメインでしたが^^;)、ネットの片隅で富野話題するのが関の山かなって思

    ガンダムエース9月号過去から未来への歴史的対話「富野由悠季安彦良和対談」感想Part1
    prisoner022
    prisoner022 2009/11/27
    Zを作らざるを得なくなった時の挫折感は、相当のものだったのだろうなと当時の富野氏の言動を思うと容易に想像できます。そして、私にとっての富野像は、長くそこで止まったままでした。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第255回 ちょっと一休み(番外編9)

    この「アニメ様365日」の連載も、気がつけば2年目に突入。少し前まで、2009年のうちに、1990年代の話題に突入するかと思っていたのだけれど、この255回の原稿を書いてるのが11月24日。まだ、1985年TVシリーズの途中で、その後で1985年のOVAもあるから、年内に1990年代なんて、とても無理。下手すると1986年にも到達しないかもしれない。 振り返ってみたら、11月に入ってから『機動戦士Zガンダム』と『魔法のスター マジカルエミ』の話題しか書いていない。そりゃあ、連載の進みが遅いわけだ。1980年代後半になったら、もっとサクサク進むと思っているのだが、果たしてどうなるか。こればかりは書いてみないと分からない。 この連載では、なるべく当時の印象を思い出して書くようにしている。だが、当時の印象と、現在の印象が違う場合もある。例えば、初見時に面白いと思った作品を、原稿を書くにあたって再

    prisoner022
    prisoner022 2009/11/25
    『Zガンダム』の原稿なんて、当時の印象に忠実に書こうとして、妙にネチっこい原稿になってしまった
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第242回 『機動戦士Zガンダム』続き

    放映が進むにつれて、僕の気持ちは『機動戦士Zガンダム』から離れていった。設定的には『機動戦士ガンダム』第1作のその後の物語だったが、作品としては別物だった。ドラマのタッチも、描かれている人間像も、映像のニュアンスも、演出も、全てが違っていた。つまり、同じ『機動戦士ガンダム』シリーズの作品ではあるが、スタッフが描こうとしたもの、伝えようとしたものはまるで違ったものだった。放映開始前後には友人と『Zガンダム』の話をする事があったが、しばらくすると、それもなくなった。 期待していたアムロの再登場も、大きな高揚感を生む事はなく、最終回ですでに死んでるキャラクター達の亡霊(設定としては亡霊ではないのだろうけれど、亡霊にしか見えない)が大勢現れて、カミーユを応援するにいたっては、そのあまりの甘ったるさに苦笑した。「これじゃ『ヤマト』と一緒だな」と思った。同じように感じたファンは多かっただろうが、放映

    prisoner022
    prisoner022 2009/11/05
    第1作と比較し、第1作と違っていたために、一層評価が低くなっていた。だが、たとえ第1作とまるで違っていても、それを越える魅力が感じられれば、もっと楽しんでいたはずだ。少なくとも僕には、それが感じられな
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第240回 『宮澤賢治 銀河鉄道の夜』もう少しだけ

    前回(第239回 杉井ギサブローと『宮澤賢治 銀河鉄道の夜』)で触れた、杉井ギサブロー監督の監督としての個性についても、前々回(第238回 『宮澤賢治 銀河鉄道の夜』)で引用した「この人に話を聞きたい」で、人にうかがっている。興味がある方は、バックナンバーをチェックするのもいいかもしれない。 『宮澤賢治 銀河鉄道の夜』について、もう少しだけ続ける。僕がこの作品について書いたのは、今回の一連の原稿が初めてで、書いてみて、自分がこの作品に思い入れがある事が分かった。この思い入れは『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』に対するものとは、ずいぶん違う。 前々回に触れたように、自分にとって『宮澤賢治 銀河鉄道の夜』は、今ひとつ分からない作品だった。凄い作品である事は分かったけれど、どう凄いのかを自分の中で整理がつかず、モヤモヤしていた。前回の原稿を書いた後で思いついたのだけれど、僕はこの作品に凄

    prisoner022
    prisoner022 2009/10/31
    僕はこの作品に凄味を感じたのだと思う。作り手の真剣さに凄味を感じた。凄味まで感じたのに、どういった作品なのかを言葉にできなかった。だから、モヤモヤしていた。
  • 宮崎駿先生の近三作 - 指輪世界の第五日記

    「先輩。新聞とは珍しい。鞆の浦ですか。」 「ここしばらくポニョのことを考えてたんだけどさ」 「ほう…去年の映画ですが。長いですね」 「崖の上のポニョ、見た時はどうも何の話をしてるのかよくわからなかったのだけれど、最近やっとひとつ考え方を思いついた。宮崎駿先生が、子供をはげます映画を作るんだ、とおしゃっている線での考え方だ」 「ふむ? はげます。『出発点』でそんなことをおっしゃってましたね。えーと、 シャーロック・ホームズのある話に、ワトソン博士が「君は人類の恩人だ!!」と叫ぶくだりがある。そんなふうに世界を考えられたらどんなに楽だろう。… 残るは、他のジャンルがそうなっているように、職業意識しかない。ロボットの兵士だから戦い、刑事だから犯人を追い、歌手を志望しているのだから競争相手に打ち勝ち、スポーツの選手だから努力するのである。あとは、スカートの中への関心か、ズボンの中へかくらいになって

    宮崎駿先生の近三作 - 指輪世界の第五日記
    prisoner022
    prisoner022 2009/10/05
    この三作の世界観はもっとゆるい。要求が低い。これらの終盤では、問題の解決に際してつじつまが合わさっていない描写がもろもろ見られるけれど、そういう世界観になっているとはいえるね
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第212回 『巨神ゴーグ』

    『巨神ゴーグ』についての感想を言葉にするのは、ちょっと難しい。「もの凄く面白いアニメ」でもなければ「とてつもなくつまらない作品」でもなかった。「こんな作品だ」と断言できない感じだ。そして、最終回を観て「えー、これで終わっちゃうの?」と思ったのはよく覚えている。 これは全26話のTVシリーズ。オウストラルという島を舞台に、田神悠宇という少年と巨大ロボットゴーグを主人公とした連続冒険活劇だ。『CRUSHER JOE』に続く、安彦良和の監督作品であり、彼は監督だけでなく、原作、キャラクターデザイン、作画監督も兼任。作画監督は全26話中、23話を担当している。しかも、全話全カットのレイアウトも担当しているらしい。制作プロダクションは日サンライズ(現・サンライズ)である。放映されたのは1984年4月5日から9月27日。ただし、当初は1983年秋放映開始を予定して制作が進められており、放映開始時には

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    prisoner022 2009/09/17
    才人である安彦良和だからこそ、やり遂げる事ができたのだが、彼が担当したのが話だけ、あるいは画だけであり、それ以外を他のスタッフに任せていれば、また違った仕上がりになっていただろう。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第205回 『世紀末救世主伝説 北斗の拳』(TV版)

    『世紀末救世主伝説 北斗の拳』が放映されたのは、1984年10月4日から1987年3月5日。原作・武論尊、作画・原哲夫の「北斗の拳」を映像化したシリーズで、ジャンプアニメ黄金期を支えた人気タイトルのひとつだ。制作プロダクションは東映動画(現・東映アニメーション)。シリーズディレクターは芦田豊雄で、キャラクターデザインは須田正己だ。放映終了後、すぐに第2部『世紀末救世主伝説 北斗の拳2』がスタートしている。 舞台となっているのは、核戦争によって荒廃してしまった近未来。そこは力が全てを支配する世界だった。主人公のケンシロウが使う北斗神拳は、相手の経絡秘孔を突く事で、身体を内部から破壊する。ケンシロウは北斗神拳で相手を攻撃した後で、「お前はもう死んでいる」という決めゼリフを言う。すると数秒の後に、相手は「ひでぶっ!」など奇声を放って破裂する。これが作のお馴染みのパターンであり、最大のセールスポ

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    prisoner022 2009/09/09
    千葉繁は、本作においてケンシロウを演じた神谷明に次ぐくらいの存在感があった。
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第204回 「クサい」「ダサい」の時代

    その感覚は自分の中でも、すでに印象が希薄になっているのだけれど、1980年代半ばに「クサい」「ダサい」という言葉をよく使っていた。僕は若者文化歴史みたいなものに精通しているわけではないので、この言葉がどういった経緯で流行ったのか、どのくらい流行ったのかは分からないのだけれど、とにかく僕の周りでは、その言葉がよく使われていた。 フィクション以外の事についても「クサい」と言ったり、「ダサい」と言ったりしていたが、このコラムではフィクションについての話をする。要するに、アニメやドラマの大袈裟な描写や、ドラマチックな内容に対して「クサい」と言っていた。そして「クサい」ものは「ダサい」ものだった。アニメで言えば『巨人の星』や『宇宙戦艦ヤマト』が「クサい」作品の代表選手だった。 象徴的なのが、1983年秋から放映されたTVドラマ「スチュワーデス物語」だった。この番組は、大映ドラマらしい大袈裟な内容で

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    prisoner022 2009/09/05
    大袈裟なことやドラマッチックな内容を、「クサい」と言ってバカにするような風潮は、1980年代で終わったわけではない。口に出して「クサい」「ダサい」と言わなくなっただけ/現在のアニメのドラマ作りにも、影響を与
  • ミラーマン対シルバー仮面 - jun-jun1965の日記

    最近、『シルバー仮面』のDVDを観ている。私の世代の男子の多くは、ミラーマンとシルバー仮面という、日曜七時という同じ時間帯に放送されたうち、『ミラーマン』を選んだだろう。1971年1月に『宇宙猿人ゴリ』が始まって以来の第二次怪獣ブームは、一年をへずして、二作の競合という事態を生み、翌年四月には『ウルトラマンA』の裏番組に『変身忍者嵐』をやるという状況を招く。この場合ももちろん私は大多数と同じように『A』を観たわけだが、たぶんテレビ局的に、裏へぶつけろといった命令が下るのだろうが、観る側からすると迷惑である。何しろビデオもない当時で、テレビは一家に一台が普通だった。もう、どっちかを選ばなければならないのである。 あとになって「シルバー」は再放送で観たが、今回きちんと観てみて、渋いし、大人の鑑賞に堪えるドラマが、佐々木守、市川森一、上原正三らによって作られていると感じはしたが、わずか11話で「

    ミラーマン対シルバー仮面 - jun-jun1965の日記
    prisoner022
    prisoner022 2009/09/03
    1971年というのはしかし、妙に「暗い」年だった。『帰マン』も『スペクトルマン』も暗かった。