日航の釜山発成田行き958便ボーイング767(乗客乗員280人)が今月6日、乗客に出す軽食の弁当が入ったカート1台をギャレー(調理室)に収納できず、トイレに押し込んだまま離着陸していたことが16日、分かった。 離陸後、トイレから出してそのまま乗客に軽食を出して、着陸時に再びトイレに入れたという。客室乗務員が機長に報告したのは成田到着後だった。 日航によると、958便は機体前方の入り口近くに乗客が新聞を取りやすいようにカート2台を並べ上に置いていた。 滑走路に向かう誘導路走行中に客室乗務員が後方のギャレーに移動したが収納スペースがいっぱいで、危険防止のため軽食が入ったカートが離陸中に動かないようトイレに押し込んだ。 釜山で降ろすはずだった前の便のカートを1台降ろし忘れたため収納スペースが足りなくなったという。958便は午後2時半ごろ、釜山を出発、午後4時25分ごろ成田に到着した。 日航では平