「PSP」のロゴが付いた携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」を改造し、販売したとして北海道警生活経済課と西署などは20日、商標法違反(商標権の直接侵害)の疑いで札幌市西区西野二条、鉄筋工、佐々木隆容疑者(38)を逮捕した。 ブランド保護の徹底のため罰則を強化した平成19年1月の改正商標法施行後、ゲーム機の商標権を直接侵害した容疑での逮捕は全国で初めて。 調べによると、佐々木容疑者は昨年12月、文字商標「PSP」が付いた正規品の内蔵プログラムを、他社製品のゲームソフトも利用できるよう作り替え、札幌市内の女性に販売した疑い。 道警によると、同容疑者は18年11月から同様の手口で改造したゲーム機をインターネットで販売し、1台2万〜5万円で約170台販売。注文が入ると家電量販店で正規品を買い、自宅のパソコンを使い改造していたという。