「忍たま乱太郎」の登場人物名が付いた地を巡るファン。ご当地の神社にはキャラクターを描いた絵馬が並ぶ(兵庫県尼崎市の七松八幡神社で)=泉祥平撮影 人気テレビアニメ「忍たま乱太郎」のキャラクターの名前と同じ地名を目当てに、若い女性らが次々に兵庫県尼崎市を訪れている。市内各地で、地名が記された公園などを訪れて銘板の写真を撮ったり、神社で絵馬にキャラクターを描いたり。地名に愛着を覚える〈地名萌(も)え〉はインターネット上でブームになっているとされ、降ってわいたような現象に、関係者は戸惑いながらも「新たな観光のきっかけになれば」と期待も高まっている。 アニメは同市在住の尼子騒兵衛さんの漫画が原作。忍術学園で学ぶ忍者のタマゴたちの物語で、1993年からNHKで放映している。多くのキャラクターの名前に、猪名寺、下坂部、富松(とまつ)、久々知(くくち)、潮江(しおえ)、立花、七松(ななまつ)、食満(けま)