発表されるのと同時に大きな話題になった、BLANKEY JET CITYのサブスク解禁およびオリジナルアルバムの再発。2024年7月28日に全カタログの配信がついにスタート、往年のファンは歓喜に沸き、彼らのレガシーを初めて知る若い聴き手は衝撃を受けている。数十年越しのブランキー旋風が巻き起こる今、BLANKEY JET CITYとはどんなバンドだったのかを振り返りたい。時代を並走した音楽評論家・小野島大が、出会いの衝撃から終焉の意味合いまでを綴った。 *Mikiki編集部 解散から24年、きちんと評価される日が訪れた BLANKEY JET CITYの全10アルバムの音源がついにサブスク解禁された。同時にアナログ盤も発売。そのうち7作は初アナログ化だ。待ちに待った待望の再発プロジェクトである。 ブランキーは長いことサブスク未配信で、CDも品切れ状態が続いていた。DL配信は細々と続いていたし