編集長「本日はお取り寄せ。幻のあんこを求めて、ネットサーフィンしていたら、すごいお宝にぶつかったよ」 あん子「もったいぶり過ぎです。『小豆でっち』でしょ? 3.11後に東北を縦断した時に十文字道の駅で出会ったのと同じだ、って大騒ぎしてたでしょ? バレバレよ」 編集長「秋田でも成瀬村周辺でしか作られていない、きわめてレアな郷土生菓子でね。十文字道の駅で食べたときのことを思い出したよ。柔らかく炊いた小豆にもち米と砂糖を加えて練り込んだ、一見蒸し羊羹みたいな、あんこ生菓子なんだよ。とにかくめちゃウマだった。その味が忘れられなくて、しばらくの間、どこかにないかと探したけど、日持ちしないので、現地に行くしかないと言われてあきらめていた。それが今回・・・」 あん子「ついに見つかったというわけですか。誰も感動しない、お一人さま感動の再会というわけですね(笑)。冷凍便で買えるようになったことが大きいわね」