面会するロシアのプーチン大統領(左)とキリル総主教=2020年2月/Alexey Druzhinin/AFP/Getty Images (CNN) ロシアのプーチン大統領は、自国がウクライナに戦争を仕掛けた理由を複数挙げて説明している。それぞれの説得力にはばらつきがある。例えば北大西洋条約機構(NATO)がロシアの国境に向けて拡大するのを止める、ロシア人の同胞をジェノサイド(集団殺害)から守る、あるいはウクライナを「非ナチス化」するという根拠のない主張もある。 一方、ロシア正教会の最高位の聖職者は、非常に異なった侵攻の理由を提示した。性的少数者らが性の多様性を訴えるプライド・パレードがその一因だというのだ。 キリル総主教は先週、今回の紛争について、根本的な文化の衝突の延長だと指摘。より大きな「ロシアの世界」と西側のリベラルな価値観とのぶつかり合いであり、後者の事例が同性愛を誇りとする表現だ