先月27日、東京・歌舞伎町で発生した傷害致死事件。捜査関係者によると、男性を暴行して死亡させた疑いで26歳の容疑者とともに逮捕された2人の少年は、TOHOシネマズなどがある「新宿東宝ビル」周辺、いわゆる“トー横”と呼ばれるエリアにたむろしていたといい、多くのマスメディアが“トー横キッズ”という言葉を見出しに使っている。 【映像】“トー横キッズ”報道で新たな差別も? こうした状況に対し、「一括りにしないで欲しい。意味をちゃんと知らないで適当にカテゴライズするから若者と大人の分断が起こるんだよ」と指摘しているのが、15歳で歌舞伎町に足を踏み入れ、現在は“トー横”に集う若者たちを研究している佐々木チワワさんだ。 「2018年ごろ、SNSに“1ミリでもいいと思ったらリツイート”みたいなハッシュタグと一緒に自撮り画像をアップしていた人たち、“自撮り界隈”が実際に会うときの待ち合わせ場所になり、やがて