入園・入学のシーズンが近づいてきました。保護者はそろそろ準備を始める時期ですね。中でも持ち物に名前を付ける作業は大変です。どれくらいの作業量があって、どんな工夫の仕方があるのでしょうか? 名前付けの意義も考えました。 ■作業膨大「子の成長感じるが…」 高校生から保育園児まで3人の子どもを育てるフリーの映像記者、坂本景依子さん(43)=京都市西京区=は、保育園入園や小学校入学のたびに持ち物の名前付けをしてきた。子どもの成長を実感する反面、手間がかかる作業に悪戦苦闘したという。 鉛筆や筆箱をはじめとする学習用品、道具類は、パソコンで名前やイラストをデザインし、シールに印刷して貼った。「お母さんの字と子どもに分かってもらえる手書きにあこがれるけれど、字が汚くて…」。とはいえ、小学校の算数で使う幅わずか数ミリの「数え棒」やおはじきは、シールを貼る場所がなく、仕方なく手書きした。 靴袋などは、長男(