五輪真弓と言えば… 晩秋の物悲しい雰囲気の中で別れの切なさを歌い上げたバラードナンバー 「恋人よ」 の歌い手… これが一般的な認識かと思います。 しかしあれから40年。 もしかしたらそれさえも世間の記憶の彼方かもしれません。 「ニューミュージック」という言葉が生まれた1970年代から、時代とともに歌手活動を開始。 デビュー当初からいくつかの「話題作」は提供していました。 また、奥行きの深い歌唱力にも定評がありましたが、デビュー後数年間は「爆発的」と言えるヒットには巡り会えていませんでした。 それが、1980年の「恋人よ」でヒットの頂点へ。 この楽曲で、彼女の名は全国区になりました。 彼女に限りませんが、「大ヒット」を継続するのは非常に難しいことです。 「歌手専業」、すなわち別に作詞・作曲者がいる場合には、セールスが不振だった場合に制作スタッフをチェンジして、違うイメージの曲で勝負する方法を