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ジェイムズ・A・ロビンソンの検索結果41 - 80 件 / 128件

  • 日経新聞編「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」の2011〜2013年版を、「今年の漢字」とともに振り返る - この世の果てブログ

    2014-12-09 日経新聞編「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」の2011〜2013年版を、「今年の漢字」とともに振り返る 本 新聞 日経朝刊 【Sponsored Link】【 "Share" or "Pocket" 】 Tweet ということでいよいよ年の瀬も押し迫ってきたわけだが、日経新聞が年末恒例で発表する「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」を、楽しみにしている。その年に発売されてた経済図書の中からエコノミストが投票方式でベストを選んでいくというものなのだが、なんとなくその年の雰囲気というかアトモスフィアが表れる。しかし、毎年本当に年末ギリギリに発表されるので(2011年は25日、2012年は30日、2013年は29日)、年末年始休暇用の本選びの参考にするには少し遅い。Kindle版があるなら問題はないのだが、この手の本は、あまり Kindle化されない。 ということ

      日経新聞編「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」の2011〜2013年版を、「今年の漢字」とともに振り返る - この世の果てブログ
    • Amazon.co.jp: 歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史: ジャレド・ダイアモンド (著), Jared Diamond (著), ジェイムズ・A・ロビンソン (著), James A. Robinson (著), 小坂恵理 (翻訳), ジャレド・ダイアモンド (編集), Jared Diamond (編集), ジェイムズ・A・ロビンソン (編集), James A. Robinson (編集): 本

        Amazon.co.jp: 歴史は実験できるのか――自然実験が解き明かす人類史: ジャレド・ダイアモンド (著), Jared Diamond (著), ジェイムズ・A・ロビンソン (著), James A. Robinson (著), 小坂恵理 (翻訳), ジャレド・ダイアモンド (編集), Jared Diamond (編集), ジェイムズ・A・ロビンソン (編集), James A. Robinson (編集): 本
      • ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』  - 西東京日記 IN はてな

        それぞれ数多くの論文を発表し高い評価を得ているアセモグルとロビンソンが「経済成長はどのような条件で起こるのか?」という大テーマについて論じた本。読もうと思いつつも今まで手が伸びていなかったのですが、授業でこの本と似たようなテーマを扱うことになったので、文庫版を手に入れて読んでみました。 目次は以下の通り。(第1章〜第8章までが上巻、第9章以降が下巻) 第1章 こんなに近いのに、こんなに違う 第2章 役に立たない理論 第3章 繁栄と貧困の形成過程 第4章 小さな相違と決定的な岐路―歴史の重み 第5章 「私は未来を見た。うまくいっている未来を」―収奪的制度のもとでの成長 第6章 乖離 第7章 転換点 第8章 領域外―発展の障壁 第9章 後退する発展 第10章 繁栄の広がり 第11章 好循環 第12章 悪循環 第13章 こんにち国家はなぜ衰退するのか 第14章 旧弊を打破する 第15章 繁栄と貧

          ダロン・アセモグル&ジェイムズ・A・ロビンソン『国家はなぜ衰退するのか』  - 西東京日記 IN はてな
        • 【アクセス1位】自己家畜化という「人類のやっかいな遺産」 – 橘玲 公式BLOG

          ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなってしまったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回から、アクセスが多かった記事を順にアップしてきます。アクセス1位は2016年5月20日公開の「「知能や気質は、人種ごとに遺伝的な差異がある」言ってはいけない残酷すぎる真実」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** イギリスの科学ジャーナリスト、ニコラス・ウェイドの『人類のやっかいな遺産 遺伝子、人種、進化の歴史』( 山形浩生、 守岡桜訳、晶文社)は、これまでPC(political correctness/政治的正しさ)の観点から「言っ

          • 書評 「Upheaval」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

            Upheaval: How Nations Cope with Crisis and Change (English Edition) 作者: Jared Diamond出版社/メーカー: Penguin発売日: 2019/05/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 本書はジャレド・ダイアモンドによる一般向けの啓蒙書.ジャレド・ダイアモンドは元々熱帯の鳥類が専門の進化生物学者だが,ヒトを進化生物学的に解説するとどうなるかについての啓蒙書「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか(文庫化前の邦題:セックスはなぜ楽しいか)」「人間はどこまでチンパンジーか?」を手がけるようになり,さらに人類の歴史をテーマにした著作「銃・病原菌・鉄」「文明崩壊」「昨日までの世界」を書き,その際の分析法として歴史の自然実験による比較法をテーマにしたアンソロジー「歴史は実験できるのか」にも編者として関わる

              書評 「Upheaval」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
            • 連載「21世紀の資本主義論・序説」、第2回を公開します!|吉原直毅

              【本連載について】                             日本を覆う閉塞感の、半端ない増大。その根源を問うことは、資本主義の原理的な仕組みを問うことでもある――。21世紀を生きる私たちにとっての資本主義論の構築を目指し、これから半年ほどにわたって、経済学者の吉原直毅さんが随時連載していきます。ご愛読を!                なお、本文において〔ⅰ〕のようにローマ数字を付した用語には、本稿末尾にその解説を付してある。             (筑摩書房編集部) 第2章 資本主義の基本的定義 2.1 近年の「資本主義の危機」論 ■日本経済新聞による資本主義の「第3の危機」論 2022年元旦の「日本経済新聞」第1面に「資本主義 創り直す」という大見出しが付された記事が掲載され、「資本主義が3度目の危機に直面している。成長の鈍化が格差を広げ、人々の不満の高まりが民主主義

                連載「21世紀の資本主義論・序説」、第2回を公開します!|吉原直毅
              • なぜ中国経済論は収斂しないのか─アセモグル・ロビンソンの制度論から考える─神戸大学大学院経済学研究科 准教授 梶谷 懐 https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/7282.pdf

                8 JR Iレビュー 2014 Vol.3, No.13 目 次 1.包括的╱収奪的な制度と中国経済─アセモグル=ロビンソンの議論より─ (1)中国の経済成長と「制度」 (2)脆弱な財産権の下での経済成長は可能か? (3)前近代における「スミス的成長」をめぐって 2.脆弱な財産権保護の下でのイノベーション (1)専制的な政治体制の下での自由な競争 (2)イノベーションと財産権の関係をどう考えるか 3.中国の経済成長パターンと分配の非効率性 (1) 「過剰資本蓄積」に陥った中国経済 (2)非国有部門の高い生産性と分配の非効率性 (3)低い労働分配率と高い家計貯蓄率 (4)非効率な分配はなぜ持続するのか 4.中国の経済成長はどのような点で“収奪的”なのか? なぜ中国経済論は収斂しないのか ─アセモグル・ロビンソンの制度論から考える─ 神戸大学大学院経済学研究科 准教授 梶谷 懐 なぜ中国経済論

                • 書評 「自由の命運」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                  自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊 上 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン発売日: 2020/01/23メディア: Kindle版自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊 下 作者:ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン発売日: 2020/01/23メディア: Kindle版 本書は「国家はなぜ衰退するのか」で大国の興亡と制度の問題を論じたダロン・アセモグルとジェイムズ・ロビンソンによるそのテーマの考察をさらに深めた本になる.アセモグルとロビンソンは前著において,持続的経済成長が可能かどうかは政治・経済制度が包括的か収奪的かで決まるとした.しかし包括的制度がどのようにもたらされるかについては,収奪的制度下では創造的破壊が抑えられる傾向があるので収奪→包括の移行は難しいこと,しかしそれは不可能ではなく歴史的に何度か生じており,移行には多元的権力の成立が重要であ

                    書評 「自由の命運」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                  • マーク・ザッカーバーグが薦める「23冊の必読書」(前編)

                    異なる文化、信念、歴史、技術 Facebookのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)のミッションは、世界中の人々を結びつけることだ。 2015年にFacebook上でブッククラブ「ア・イヤー・オブ・ブックス」を開設することにしたのも、ひとつにはそのミッションを達成するためだ。このブッククラブでは「異なる文化、信念、歴史、技術」に主眼を置いた本の数々が紹介されている。 娘のマキシマちゃんの誕生により、2週間に1冊の本を読むという目標は達成できなかったものの、ザッカーバーグCEOは2015年の終わりまでにブッククラブで選りすぐりの本を23冊紹介した。 ここではザッカーバーグCEOが選んだ本と、それらを万人の必読書として薦める理由をまとめた。まずは8冊を紹介しよう。 1『歴史序説』 イブン=ハルドゥーン著 『歴史序説』(邦訳:岩波文庫)は、イスラムの歴史学者イブン=ハルドゥーンが137

                      マーク・ザッカーバーグが薦める「23冊の必読書」(前編)
                    •  「The Evolution of Everything」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                      The Evolution of Everything: How New Ideas Emerge 作者: Matt Ridley出版社/メーカー: Harper発売日: 2015/10/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 本書は進化生物学に造詣の深いサイエンスライター,マット・リドレーによるさまざまな自発的現象を扱った本である.リドレーは進化生物学や行動生態学のエレガントな理論の紹介からキャリアをスタートさせ,最近ではスコープを広げて歴史を概観するような本を書くようになっている.本書のテーマもその一環ということになるだろう.ヒトは複雑な現象を感知するとその中に意図とデザインをみてしまう.しかしその大部分はデザインなしで生じるということを多様な例を挙げて説明しているものだ. プロローグ リドレーはデザインなしに生じる複雑な創発的な現象を表すのに「進化:evolutio

                         「The Evolution of Everything」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                      • 書評 「技術革新と不平等の1000年史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                        技術革新と不平等の1000年史 上 作者:ダロン アセモグル,サイモン ジョンソン早川書房Amazon技術革新と不平等の1000年史 下 作者:ダロン アセモグル,サイモン ジョンソン早川書房Amazon 本書はダロン・アセモグルとサイモン・ジョンソンという2人の経済学者による「技術革新がどのような社会的経済的影響を与えるか」を語る一般向けの本になる.議論の焦点はまさに今大きな展開をみせているAI技術が私たちの社会や経済にどのように影響するのか(テックジャイアントが言うような楽観的な予測を信じていよいのか)というところにある. アセモグルはこれまでジェイムズ・ロビンソンと組んで,歴史的な自然実験という視点から国家や社会がどのような道をたどるか(どのような制度のもとで持続的経済成長が可能になるのか)を語る「国家はなぜ衰退するのか」「自由の命運」を書いてきた.本書のテーマはこれらの著作より狭い

                          書評 「技術革新と不平等の1000年史」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                        • Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ文庫 NF 464): ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 鬼澤忍 (翻訳): 本

                            Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ文庫 NF 464): ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 鬼澤忍 (翻訳): 本
                          • 密室政治と馴れ合いが日本をダメにする! オリンピック問題に学ぶ「情報公開」の重要性(舛添 要一) @gendai_biz

                            この国の将来は大丈夫か? 今の日本は、独裁国家でもなければ封建社会でもない。開かれた民主主義国家であり、多様な政治勢力が拮抗し、牽制し合う多元主義社会である。それが、自由を担保し、経済的繁栄を呼んでいる。 敗戦から70年、苦難の道のりであったが、復興を遂げ、豊かさを実現した先進国となった。世界を見渡してみても、そうでない国が多数ある。お隣の北朝鮮が、その最たる例である。 政治制度こそ、繁栄か貧困かを左右する最も重要な要素である。創造的破壊に繋がるイノベーションを生み出すのは、開かれた多元主義である。このことを世界の歴史を遡って説明したのが、2012年に出版されたDaron Acemogulu & James A. Robinson, "Why Nations Fail: The Origins of Power,Prosperity,and Poverty"である。 幸い、邦訳も翌年に出版

                              密室政治と馴れ合いが日本をダメにする! オリンピック問題に学ぶ「情報公開」の重要性(舛添 要一) @gendai_biz
                            • 第3章「国家」と「民間」のあいだ ――中国は国家資本主義なのか?(2)――

                              11.15.2013 梶谷懐第9回 第3章「国家」と「民間」のあいだ ――中国は国家資本主義なのか?(2)―― 包括的な制度と収奪的な制度 前回の連載の最後で、以下のように書いた。 例えば、中国の「大衆資本主義」的側面と「国家資本主義」的側面は、全く性質の違う相いれないもののようでありながら、実際にはお互いに「持ちつ持たれつ」というか、切り離してしまうとどちらも勢いがなくなって枯れてしまうような、そういう関係にあるということはないのだろうか? この問いに正面から答える前に、国家と経済の関係を論じて、世界的に話題になった本をとりあげよう。ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソンの『国家はなぜ衰退するのか』がそれだ。 同書の記述は、国境のフェンスを一つによって隔てられた、米アリゾナ州ノガレスとメキシコソノラ州ノガレスのエピソードから始まる。二つの「ノガレス」は、地理、気候、

                              • 「国家はなぜ衰退するのか」書評 自由・公平な制度が経済発展もたらす|好書好日

                                国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源 上 (ハヤカワ文庫 NF) 著者:ダロン・アセモグル 出版社:早川書房 ジャンル:SF・ミステリー・ホラー 国家はなぜ衰退するのか―権力・繁栄・貧困の起源(上・下) [著]ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン 世界には豊かな国と貧しい国がある。その差はどこから生まれるのだろうか。素朴だが、深遠な問いだ。つい決定論に走りやすいこの設問に、本書は、国家の経済的命運は経済的な制度が決める、つまり自発的な努力によって豊かになれるのだという仮説を示す。 ノーベル賞受賞の経済学者たちから大きな反響があったこの話題の書は、著者らが15年かけた共同研究の成果を一般読者に向けてまとめたものだ。英国の名誉革命や日本の明治維新、世界各国の過去300年の歴史を「制度」という視点から解釈し直した。 これまで国家間の格差の要因にはもっともらしい説がいくつもあっ

                                  「国家はなぜ衰退するのか」書評 自由・公平な制度が経済発展もたらす|好書好日
                                • なぜシェアリングエコノミーは理想を実現できなかったのか - デマこい!

                                  幸せな未来は「ゲーム」が創る 作者:ジェイン・マクゴニガル 早川書房 Amazon ゲーミフィケーション ―<ゲーム>がビジネスを変える 作者:井上 明人 NHK出版 Amazon 10年ほど前、「ゲーミフィケーション」という言葉が大流行しました。現実世界は「クソゲー」であり、退屈で苦痛の多いものです。しかし、ルールや報酬などを上手く整備すれば、まるでビデオゲームのように楽しいものに作り変えることができるかもしれない――。多くの人が、素朴にそう信じていたのです。 つい最近、当時よく読まれていた書籍を再読しました。 ジェイン・マクゴニガル『REALITY IS BROKEN 幸せな未来は「ゲーム」が作る』と井上明人『ゲーミフィケーション 〈ゲーム〉がビジネスを変える』の2冊です。現在の私たちは、これらの本が予測した10年後の未来に生きているわけで、言ってみれば「答え合わせ」をしながら読むこと

                                    なぜシェアリングエコノミーは理想を実現できなかったのか - デマこい!
                                  • 3人以上の起業家が推薦した26冊|byTRUST

                                    推薦本500冊以上から抽出。 50人の起業家が過去におすすめした本500冊以上を集計し、3人以上の起業家がおすすめした本をまとめました。 BEST26 BOOKS 一覧を見る5人以上が推薦した本FACTFULNESSメモの魔力THE TEAMゼロ・トゥ・ワンHARD THINGSホモ・デウス4人が推薦した本サピエンス全史人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっているHIGH OUTPUT MANAGEMENTイシューからはじめよアフターデジタル反脆弱性国家はなぜ衰退するのか天才を殺す凡人良い戦略、悪い戦略7つの習慣3人が推薦した本嫌われる勇気共感SNSエンジェル投資家センスのいらない経営銃・病原菌・鉄人と企業はどこで間違えるのか?成功はゴミ箱の中に具体と抽象ザ・会社改造コンテナ物語言語化力 5人以上が推薦した本 FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界

                                      3人以上の起業家が推薦した26冊|byTRUST
                                    • Amazon: 国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源: ダロン アセモグル, ジェイムズ A ロビンソン, 稲葉振一郎(解説), 鬼澤 忍: 本

                                        Amazon: 国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源: ダロン アセモグル, ジェイムズ A ロビンソン, 稲葉振一郎(解説), 鬼澤 忍: 本
                                      • これは衝撃的…インディアンはいかに土地を奪われたのかが分かるアニメーション | THE NEW CLASSIC [ニュークラシック]

                                        アメリカ大陸にクリストファー・コロンブスが到達したのは1492年だが、これを学校などで「新大陸の発見」と習った人も少なくないかもしれない。 もちろん、コロンブスが現れる以前からアメリカ大陸は存在しており、そこには多くのインディアンも住んでいた。しかし彼らは、新たにやってきたヨーロッパ人から次々と居住区域を奪われ、1895年にはわずかな土地に追いやられることになった。その様子を表した驚くべきgif画像が注目を集めている。 苦難の歴史 この地図は、ルイジアナ州立大学のサム・B・ヒリアード教授が制作した地図をアニメーションに落としたもの。1784年にヨーロッパ人が徐々に西側へと進出していき、1870年までのわずか100年ほどで彼らがほとんどの土地からインディアンを追いやったことが分かる。(「インディアン」や「ネイティブ・アメリカン」という呼称については複雑な経緯を持っている。ここにおいては、「イ

                                          これは衝撃的…インディアンはいかに土地を奪われたのかが分かるアニメーション | THE NEW CLASSIC [ニュークラシック]
                                        • ポール・コリアー『エクソダス』 - 西東京日記 IN はてな

                                          『最底辺の10億人』、『民主主義がアフリカ経済を殺す』などの著作で知られる開発経済学者のポール・コリアーが移民について論じた本。 トランプ大統領の誕生にBrexitと、移民の問題がクローズアップされる機会が続きましたが、この本の原書が出たのは2013年であり、トランプやBrexitについては論じていません。それでもいくつかの問題に関しては先取りして論じていおりますし、また、移民問題は解決したわけでものないので、まだまだタイムリーな内容となっています。 また、「最底辺の10億人」を研究テーマとしてきた著者らしく、移民を受け入れる側だけではなく、送り出す側への影響についても紙幅をとって分析しているのが特徴です。 著者は移民のもたらす正負の影響を分析しながら、最適な移民の規模や政策というものを探ろうとしています。 目次は以下の通り。 プロローグ 1 第Ⅰ部 疑問と移住プロセス 第1章 移民という

                                            ポール・コリアー『エクソダス』 - 西東京日記 IN はてな
                                          • 国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源 by ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン - 基本読書

                                            制度の違いが国家の繁栄と衰退の道筋をわける。 著名人、ノーベル経済学賞受賞者などから絶賛の言葉が帯に載せられていてひたすらに目立つし上下巻ということもあって大著の印象を受けるが、実際中身も相当すごい。著者らが十年以上時間をかけて進めてきたというだけあって非常にシンプルな結論を幅広い時代、国に適応してシンプルな結論が生み出した結果を細かく検証していく。問いかけはこの世界の裕福な国々と、貧しい国々とを隔てる格差は何からきているのか、ということ。 本書の結論は非常にシンプルで、収奪的な政治・経済制度では経済は後退し、包括的な政治・経済制度では経済は成長可能になるというものだ。収奪的、包括的な政治制度とは何かというとこれがけっこうあやふやなのだけど一応こんな感じで把握している。⇒包括的な政治・経済制度とはまず第一に民主主義であること、所有権を強化し、平等な機会を与えられ、新たなテクノロジーやスキル

                                              国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源 by ダロン アセモグル,ジェイムズ A ロビンソン - 基本読書
                                            • 島田周平『物語 ナイジェリアの歴史』(中公新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                              6月28 島田周平『物語 ナイジェリアの歴史』(中公新書) 7点 カテゴリ:歴史・宗教7点 アフリカの大国というとどこが思い浮かぶでしょうか? 南アフリカとエジプトという南北の端にある国が思う浮かぶ人もいるでしょうし、日本の教科書などでよくとり上げられるケニア、あるいは歴史のあるエチオピアなどが思い浮かぶかもしれません。 しかし、アフリカ大陸において人口もGDPも1位であるのはナイジェリアです(2018年のナイジェリアのGDPは3763億ドルで、3493億ドルの南アフリカを上回っている(iii p))。ナイジェリアはトインビーが指摘するアフリカの南北の境界線をまたぐ唯一の国でもあり(サハラ砂漠、リビア砂漠、アビシニア高原の南端に連なる線を境に、北の「アラブ主義」と南の「ネグロ主義」に分かれる)、アフリカのさまざまな問題を象徴する国ともなっています。 著者は長年地理学者としてナイジェリアを研

                                              • 本、読み終えた。原真人『日本「一発屋」論 バブル・成長信仰・アベノミクス』 - On bullshit

                                                日本「一発屋」論 バブル・成長信仰・アベノミクス (朝日新書) 作者:原真人 出版社/メーカー:朝日新聞出版 発売日:2016/11/11 メディア:新書 この商品を含むブログを見る 本書目次 まえがき 安倍政権は「一発屋」か? 序章 「一発屋」になった日本 第1章 高度成長「巨大な一発」の幻影 第2章 黒田日銀、失敗の本質 第3章 バブル経済の正体 第4章 一発屋からの脱出 終わりに 「財政破綻」という怪獣 本記事目次 夢はあるか 実現させるべきは数字か 制度あるいは自然 コラム:ピコ太郎さんもったいない 夢はあるか 未だに人気が衰えないcowboy bebopというアニメの劇場版『cowboy bebop天国の扉』では「想像できるものは存在する」という話から、ラストにそれを否定する形で展開されます。 私たちは欲しいものを、いや希望するものを想像します。強く美しい自分、素敵な異性、豪奢な

                                                  本、読み終えた。原真人『日本「一発屋」論 バブル・成長信仰・アベノミクス』 - On bullshit
                                                • Amazon.co.jp: 自由の命運 上: 国家、社会、そして狭い回廊: ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), Daron Acemoglu (著), James A. Robinson (著), 櫻井祐子 (翻訳), 稲葉振一郎 (その他): 本

                                                    Amazon.co.jp: 自由の命運 上: 国家、社会、そして狭い回廊: ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), Daron Acemoglu (著), James A. Robinson (著), 櫻井祐子 (翻訳), 稲葉振一郎 (その他): 本
                                                  • マーク・ザッカーバーグが薦める「23冊の必読書」(前編)

                                                    異なる文化、信念、歴史、技術 Facebookのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)のミッションは、世界中の人々を結びつけることだ。 2015年にFacebook上でブッククラブ「ア・イヤー・オブ・ブックス」を開設することにしたのも、ひとつにはそのミッションを達成するためだ。このブッククラブでは「異なる文化、信念、歴史、技術」に主眼を置いた本の数々が紹介されている。 娘のマキシマちゃんの誕生により、2週間に1冊の本を読むという目標は達成できなかったものの、ザッカーバーグCEOは2015年の終わりまでにブッククラブで選りすぐりの本を23冊紹介した。 ここではザッカーバーグCEOが選んだ本と、それらを万人の必読書として薦める理由をまとめた。まずは8冊を紹介しよう。 1『歴史序説』 イブン=ハルドゥーン著 『歴史序説』(邦訳:岩波文庫)は、イスラムの歴史学者イブン=ハルドゥーンが137

                                                      マーク・ザッカーバーグが薦める「23冊の必読書」(前編)
                                                    • 欧米文系知識人の限界:『国家はなぜ衰退するのか』 - Think outside the box

                                                      必要があって読む羽目になった本のレビューです。(今さらですが) 国家はなぜ衰退するのか(上):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (30件) を見る 国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 作者: ダロンアセモグル,ジェイムズ A ロビンソン,稲葉振一郎(解説),鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (20件) を見る 書評:国家はなぜ衰退するのか―権力・繁栄・貧困の起源(上・下) [著]ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン - 原真人(本社編集委員) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト 内外で高い評価を得ていますが

                                                        欧米文系知識人の限界:『国家はなぜ衰退するのか』 - Think outside the box
                                                      • 日本は既に腐敗国家になった - 読む国会

                                                        日本の腐敗について考える 森友学園を巡る一連の報道は既に収束している。 どうやら、籠池理事長一人が生贄になり全てが幕引きになるらしい。 この問題は、日本が既に腐敗国家になっていることを明らかにした。 大辞泉の解説 ふ‐はい【腐敗】 [名](スル) 1 有機物が微生物の作用によって分解され、有毒物質を生じたり悪臭を放つようになったりすること。くさること。→変敗 2 精神が堕落し、悪徳がはびこること。「腐敗した政界」 腐敗国家とは 一つの仮定を置こう。「腐敗国家とは、悪がなされ、それが見過ごされる国家である」とする。 アジアの一部国家には賄賂を渡す文化が未だ根強く残っている。先進国でも賄賂は存在するが、問題はそれが起こることではなくそれが処罰されないことである。 さて、森友学園を巡る手続きには間違いなく瑕疵があった。それはつまり、近畿財務局のずさんな見積もりであり、大阪府の不自然な認可である。

                                                          日本は既に腐敗国家になった - 読む国会
                                                        • グレート・アクセラレーション - Wikipedia

                                                          グレート・アクセラレーション(英: Great Acceleration)は、人類の活動によって社会経済や地球環境の変動が急増している現象を指す。日本語では大加速[1]や大加速化[2]、人類活動の巨大な加速[3]とも呼ばれる。 社会経済システムと地球システムの各12の指標が、20世紀後半から急速に上昇傾向にあるという仮説にもとづいている[4]。開始時期は第二次世界大戦後で一致しており、年代については1945年、1950年代など諸説がある[3]。地球圏・生物圏国際協同研究計画(IGBP)が刊行した『グローバル変動と地球システム - 逼迫する地球環境』(2004年)という書籍で発表されて使われるようになった[5]。 グレート・アクセラレーションは、地球における人間活動の限界を定めたプラネタリー・バウンダリーとともに人新世の根拠となっている。人新世とは、人類の活動が地質学的なレベルで地球に影響を

                                                          • なぜ栄える国と貧しい国があるのかを簡潔な理論で説明した本

                                                            【見出し】『国家はなぜ衰退するのか(上・下)』ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン著/鬼澤忍訳/早川書房/各2520円 【評者】山内昌之(明治大学特任教授) 大統領が監禁されたエジプトの国民の平均収入は、アメリカ人の平均の12パーセントくらいで、予想される寿命は10年も短い。人口の20パーセントは極度の貧困にあえいでいる。モルシ大統領はこの現実になすすべもなく退場してしまった。この経済格差の理由は過去200年の間に生じたのだ。 本書は、何故に繁栄する国家と、貧しい破綻国家があるのかを簡潔な理論で説明しようとした。まず、政治と経済の収奪的制度と包括的制度を区別する。次いで、世界の或る地域で包括的制度が生まれ、他の地域で生まれないのは何故かを問うのである。 包括的制度とは、所有権を強化し、平等な機会を創出して、新たなテクノロジーとスキルへの投資を促す制度のことである。これは収奪的制度

                                                              なぜ栄える国と貧しい国があるのかを簡潔な理論で説明した本
                                                            • 『金融のエッセンス』 学習・読書ガイド | ストゥディア ウェブサポートページ | 有斐閣

                                                              1.インターネット上での学習資料 インターネットでさまざまな情報が簡単に入手できる時代になりました。金融に関する知識を深めるためのサイトもありますので,大いに活用しましょう。 金融広報中央委員会 知るぽると ●このサイトは子どもからお年寄りまで金融について知りたい人,学びたい人向けにさまざまな情報を提供しています。本書よりもさらに基礎的なことを深く知りたいという人はこちらのページの情報が役に立いつでしょう。 日本銀行 ●日本の中央銀行である日本銀行のサイトです。難しい金融用語も散見されますが,金融に関する統計などはこちらのサイトから入手できます。 財務省 ●財務省は国の財政(お金のやりくり)を担当する行政機関です。国債の発行や金融システムの危機管理に関する情報はこちらのサイトから入手できます。 東京証券取引所 ●証券の発行と流通する市場を運営する組織で,それ自体が株式会社です。証券市場で売

                                                              • 米国をまねたい中国が「コピーできないもの」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

                                                                中国は米国から、さまざまなものをコピーすることができる。ビジネスモデルやテクノロジー、そして政策もまねることが可能だ。だが、中国が決して自国で再現できないものがある。それは、米国の経済システムの中核をなす政府と市場の偉大なコンビネーションだ。 米国は“理想的”ではないとしても、政府と自由市場の素晴らしい組み合わせを生み出し、維持してきた。フランスの政治思想家アレクシ・ド・トクヴィルが記したように、米国では自由市場が民間の財・サービスを、政府が国民のための条件の平等を作り出している。 米政府は国民の人権と経済の自由を保護する。米国民が自らをどのように見るかにかかわらず、国民は全て、自由市場がもたらした経済的な機会と、公正で効率的、かつ透明な政府がもたらした生活の質を享受している。こうしたことが、米国に革新と繁栄の好循環のようなものをもたらしてきた。 ダロン・アセモグルとジェイムズ・A・ロビン

                                                                  米国をまねたい中国が「コピーできないもの」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
                                                                • 2018年の本 - 西東京日記 IN はてな

                                                                  毎年恒例ということで、今年は小説以外の本から新刊(文庫化含む)を読んだ順で6冊、少し前の本から2冊を紹介したいと思います。 小説に関しては去年にひき続いて今年もあまり読めず…という感じで、なおかつ突き抜けたようなすごい小説は読めなかったので、例年とは違い読んだ順で順位を付けずに5冊紹介します。 なお、新書に関しては別のブログで「2018年の新書」をまとめています。 ・ 小説以外の本 今井真士『権威主義体制と政治制度』 サブタイトルは「「民主化」の時代におけるエジプトの一党優位の実証分析」。権威主義体制がいかに成立し、またそれがいかなる時に「民主化」するのかということを主にエジプトを事例にあげながら分析した本になります。 中東は今まで「民主化の失敗事例」として一種の逸脱として捉えられることが多かったですが、これを「権威主義体制の成功事例」と捉え、さらにその中でも一党優位制→「アラブの春」によ

                                                                    2018年の本 - 西東京日記 IN はてな
                                                                  • 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) | 成田 悠輔 (著) | 2022年書評#30 - ライフイズビューティフル

                                                                    最近何かと露出が多い成田悠輔さんの著者を読みました。 22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) 作者:成田 悠輔 SBクリエイティブ Amazon 📒 Summary + Notes | まとめノート 日本の民主主義を代表する一大イベントである選挙も終わり、あいも変わらず自民党の大勝という結果で終わりました。民主党はアメーバのように分裂を繰り返し、立憲民主党は議席を多く減らし続ける一方で、維新が第2政党となったり、SNSを活用したNHK党などSNSをハックして露出を増やす党が躍進するなど新しい風も感じることができました。 あまりに構造が変わらなく変化のなさに絶望感もある一方で、新しい民主主義のあり方の提案として成田悠輔さんの本はとても面白いものでした。 主張の主構造はAbemaなどで言われているような内容と変わらないのですが、それぞれの主張についての

                                                                      22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) | 成田 悠輔 (著) | 2022年書評#30 - ライフイズビューティフル
                                                                    • Amazon.co.jp: 自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊 上: ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 櫻井祐子 (翻訳): Digital Ebook Purchas

                                                                        Amazon.co.jp: 自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊 上: ダロンアセモグル (著), ジェイムズ A ロビンソン (著), 櫻井祐子 (翻訳): Digital Ebook Purchas
                                                                      • 書評 「なぜ大国は衰退するのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                        なぜ大国は衰退するのか ―古代ローマから現代まで 作者:グレン・ハバード,ティム・ケイン出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2018/02/23メディア: Kindle版 本書はグレン・ハバードとティム・ケインという経済学者による大国の衰亡を扱った本になる.原題は「Balance: The Economics of Great Powers from Ancient Rome to Modern America」.経済的な均衡がテーマになっており,タイトルからは一見財政緊縮本かという印象を受けるが,読んでみると単純な財政均衡主義を主張するものではなく,歴史を踏まえ,制度や政治過程を含んだ深い本になっている.また本書の議論はアセモグルとロビンソンによる「国家はなぜ衰退するのか(原題:Why Nations Fail)」における「一国の繁栄には包括的制度が重要」という主張や行動経済

                                                                          書評 「なぜ大国は衰退するのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                        • チャーチル首相と菅首相の権力行使のちがい

                                                                          菅首相が日本学術会議の新会員候補者6名を任命しなかったことが批判を浴びています。首相には任命権がありますが、日本学術会議が推薦した候補者が任命されなかったのは初めてのことです。 安倍政権に批判的な言動をとった学者を排除していることは明らかです。学問の自由の侵害であり、学者の発言を抑えつけるという意味で言論の自由の侵害でもあります。 日本学術会議は、文系・理系を問わず国内約87万人の科学者を代表し、「学者の国会」とも言われます。政治からの独立性が重要です。しかし、政府の批判をしたら会員に任命されないということになれば、政府に不都合なことをいわない「日本御用学者会議」になってしまいます。 学問の基礎は批判的精神だと思います。一般的に、学者は冷静かつ客観的な立場から政治を批判する傾向が強いと思います。そういった批判は、民主主義の健全さを保つのに不可欠な要素です。 露骨な政治介入で権力を行使する菅

                                                                            チャーチル首相と菅首相の権力行使のちがい
                                                                          • Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ文庫 NF 465): ダロンアセモグル, ジェイムズ A ロビンソン: 本

                                                                              Amazon.co.jp: 国家はなぜ衰退するのか(下):権力・繁栄・貧困の起源 (ハヤカワ文庫 NF 465): ダロンアセモグル, ジェイムズ A ロビンソン: 本
                                                                            • レビュー:「脳が冴える15の習慣」ライフハックの背景を理解する - NPOコンサルタント堤大介のブログ - 朝ぼらけタイガー

                                                                              池谷裕二先生の「脳には妙なクセがある」を読んだ後、欲しい物リストの中から思い出して読んだ本です。 脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書) 作者: 築山節 出版社/メーカー: 日本放送出版協会 発売日: 2006/11 メディア: 新書 購入: 130人 クリック: 1,222回 この商品を含むブログ (321件) を見る 「脳には~」では終盤のまとめとして、「意思とは経験から生まれる反射のようなものであり、過去の経験に依存している。だから良い意思や思考を持って『よく生きる』ためには『よい経験をする』ことが大切。そうすることで『よい癖』を作ることができる」ということが述べられます。 今回読んだこの「脳が冴える15の習慣」という本は、まさにこの文脈にばっちりの本です。「脳」と「習慣」(クセ)ね。 基本原則 タイトルの通り脳に良いとされる15個の習慣が順に紹介されるとい

                                                                                レビュー:「脳が冴える15の習慣」ライフハックの背景を理解する - NPOコンサルタント堤大介のブログ - 朝ぼらけタイガー
                                                                              • 考察『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源』

                                                                                📖 「何事も制度しだい」という、いかにもアメリカンが好みそうな単純要素還元主義でありながら、それなりに強い説得力を見せる。 昨今、日本の一部の大臣が「まず制度を変えれば社会が追って変わってくる」と宣ったりしているのは、この本の流れの上にある。 ジャレド・ダイアモンドの『銃・病原菌・鉄』や『文明崩壊』を読んだことがある人は、これを見て脳内データを更新しておくべき。 世界は刷新されている。 産業革命が未だにアフリカに広がっていない主要因は、地理的条件ではなく、収奪的な政治・経済制度の持続と再形成という悪循環が、長く繰り返されてきたからだ。 ある社会において、経済成長や国民の福利にとって最善の制度が構築されたり採用されたりするとは限らない。別の制度のほうが、政治や政治制度を支配する人々にとってはいっそう好都合かもしれないからだ。 収奪的制度が歴史上よく見られるのは、それが強力な論理を持っている

                                                                                  考察『国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源』
                                                                                • 稲葉振一郎著『政治の理論−リベラルな共和主義のために』(2017) - 肉離れ

                                                                                  政治の理論 (中公叢書) 作者: 稲葉振一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/01/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見る 民主主義と自由主義は両立するのか。現代政治学の焦点の一つから、今日的な「政治」の意味が浮かび上がる。すべてが「資本」として流動化していく世界で、いかに資本主義と折り合いをつけ、どのように公共世界と私有財産を構築・維持していくか。これが「リベラルな共和主義」にとっての基本課題である。本書では、考察に必要な概念や論点に、歴史的・理論的な吟味を加える。まずは、フーコーとアレントの理論を足がかりに、そして、経済学、社会学の最新の知見を踏まえながら、実感の伴う政治の理解を目指す。 第1章 政治権力はどのように経験されるか 第2章 アレントの両義性 第3章 フーコーにとっての政治・権力・統治 第4章 自由とは何を意味するのか 第5章 市場

                                                                                    稲葉振一郎著『政治の理論−リベラルな共和主義のために』(2017) - 肉離れ