「家族崩壊」「死んで返すしか…」スルガ問題「被害者」の悲痛な声今年5月に発足した「スルガ銀行不正融資被害者同盟」。ダメ物件を購入させられたと主張する彼らは、一様に多額のローン返済に苦悩している。平穏な日々が一変してしまった人々の実情とは シェアハウス「かぼちゃの馬車」の事件で世間を騒がせたスルガ銀行が、新たな局面を迎えている。 今年3月、シェアハウス問題は約882億円の借金帳消しという異例の条件でオーナー側との和解が成立した。しかし今度は、アパート・マンション融資に伴う「スルガ銀行不正融資被害者同盟」が5月に発足。約300人がスルガ銀行に対して、約805億円という巨額の賠償請求を行っているのだ。 「被害者同盟」の訴えについては本誌10月22日号で詳報した。現在、スルガ銀行との間で交渉を続ける「被害者同盟」のメンバーは、一様に極めて厳しい経済状況に立たされており、「3億円の借金を背負った」、