JR東日本が進める「みどりの窓口」の削減はうまくいくのか。鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「現時点で『えきねっと』や『話せる指定席券売機』などでは業務を代替することはできない。システム構築に長けたIT企業と提携するなど、抜本的な改革が必要だろう」という――。 なぜ「みどりの窓口」が大混雑しているのか ここ最近、首都圏を中心にJR東日本の駅に設置されたみどりの窓口に長蛇の列が発生している。 ゴールデンウイークなどの大型連休や新幹線の運休に伴う振替などで多数の利用者がJRのきっぷを購入しようとみどりの窓口に押し寄せた。 同社は2021(令和3)年からみどりの窓口の閉鎖を進めており、またそのまま残されたみどりの窓口でも係員のいる窓口の数が減らされている。それゆえ、各地でみどりの窓口の大混雑が発生しているのだ。