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トンデモ本の検索結果1 - 40 件 / 109件

  • K医師との想い出|画像診断医k

    まずお断りですが、私は「現在の」K氏の主張は全く賛同しておりません。また、彼の著書について、特に(ワクチンについて事実と異なる発信を行い不安を煽る)反ワクチンの姿勢については苦々しく思ってます。 でも、私が研修医のときには、確かに彼は、尊敬すべき点が多い医師でした。最初の著書も本文を読めば概ね主張は正しく、むしろ現代の医学では当たり前となったことの記載も多いです。 しかし外科至上主義の、医師と患者の関係が完全な主従関係であった時代に、彼の言説は非常識であり、強く糾弾されました。そして、慢性的かつ高度なストレスに晒される中で、踏ん張っていた気力が、ある日ぷつっと切れたように見えました。 おそらくその大きな変節の瞬間を見た人間として、記録を残さねばならないという義務感に駆られて、noteにまとめたいと思います。 更に言うと、私は彼が講師をしていた放射線治療科の教室で放射線科研修医として1年間の

      K医師との想い出|画像診断医k
    • 作家・山本弘氏ご逝去|

      2024年3月29日(金)、作家・ゲームデザイナーの山本弘氏が誤嚥性肺炎により68歳でご逝去されました。葬儀は近親者で営みました。 代表作に、第28回吉川英治文学新人賞ならびに第27回日本SF大賞候補となった『アイの物語』のほか、『神は沈黙せず』、〈MM9〉〈BISビブリオバトル部〉シリーズなどがあります。また、「と学会」初代会長をつとめ、〈トンデモ本〉ブームの先駆者としても知られています。 山本氏は1956年、京都府生まれ。京都市立洛陽工業高等学校卒業。78年、「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作を受賞。88年『ラプラスの魔』で本格的に小説家デビューを果たします。その前年に設立されたクリエーター集団「グループSNE」の一員として、テーブルトークRPG〈ソード・ワールド〉の立ち上げに参画、〈サーラの冒険〉シリーズをはじめとする〈ソード・ワールド〉に基づく小説の執筆、テーブルトー

      • 本屋はどうなっちゃうんだ

        本屋が好きだったし、一度は書店員として頑張ってたこともあるけどもう嫌になって辞めた。 最近どこの本屋にもヘイト本やトンデモ健康本(スピリチュアル・ニセ科学)コーナーが絶対にある。しかも店の配置的にイチオシ商品を優先的におくような場所に平積み・ドカ置きで激推しされてることが多い。 店員だった頃、年配のお客さんたちが新聞の広告に出ていたから〜とニコニコしながらそういう本を買い求めていた。私たちが探しやすいようにってわざわざ新聞の切り抜きまで持ってきてくれるんだよ。いつもレジでなんでもないことにありがとうって言ってくれる、取り置きしただけでも感謝してまたくるよって言ってくれるような優しい感じの人も、そういう変な本を買っていく。キツい。例えば年配の人がトンデモ健康法を信じて病院の治療を拒否したりして最悪のことになったらどう責任取れるの?こんな優しい物腰の人たちがヘイト言説を吹聴するようになって晩年

          本屋はどうなっちゃうんだ
        • 近藤誠と日本国紀に学ぶキャンセルカルチャー批判:「SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」は実在する

          追記 (10:05)明らかに長く書きすぎているので短縮版をまとめておきます トランスジェンダーの命を守るためと称して、トランスヘイターには対話の場を与えない、主張の発表の場も与えないという戦略を、学者や活動家たちが実践している。 今回のKADOKAWA刊行停止はその1つの実例である。 しかしこれは30年前の近藤誠「トンデモ本」に対して日本の医学界が実践したことと同形であり、この前世紀に起きた「キャンセル」は、蓋を開けてみればむしろ失われる命や尊厳が増えたという悲劇に終わった。 キャンセルの力は「対話を重んずる側」に向かっており、患者を守ると称して守られたのは、「正しさ」をパターナリスティックに押し付ける権威のメンツだけだった。 そもそも「トンデモ本」が、日本屈指の高リテラシー層である編集者たちの会議を通り出版されようとするのは、学術界の市民に対するコミュニケーションに課題があることを示唆し

            近藤誠と日本国紀に学ぶキャンセルカルチャー批判:「SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」は実在する
          • 京大の博論を元にした本が東大紀要の書評でフルボッコされてる件

            日本の大学、特に文系の学問に対する風当たりが厳しい昨今、文系の学者達は自分たちの存在意義を示そうと必死だ。大学で行われている文系の研究は、どう役に立つかはともかく、それ自体研究としてちゃんとしたものなんだ!ということは前提となっているし、みんなそう信じている。文系の先生達は決してSTAP細胞のようなデタラメをやっているのではないと。 だが、それは本当か? 証拠はあるのか? 最先端の研究は専門家でさえ評価が難しい。たとえばアインシュタイン。一般・特殊相対性理論を作ったけど、時代の先を行き過ぎていて正当な評価がされなかったそうで、ノーベル賞は他の業績に対して与えられた。文系の研究も基本的には同じで、研究の良し悪しを判断できる人は極少数だ。だから、知らないうちにトンデモない研究がはびこっていて、それに社会的評価が伴っていても、ほとんどの人にはわからない。専門家が厳正に評価してくれていることを信じ

              京大の博論を元にした本が東大紀要の書評でフルボッコされてる件
            • 歴史のトンデモ論で打線組んでみた

              1 捕.ホロコースト否定論 2 一.江戸しぐさ 3 右.南京大虐殺否定 4 中.原爆神話 5 三.アイヌ否定論 6 遊.東京裁判史観 7 二.アジア解放 8 左.明治維新非難 9 投.白人至上主義 控え ・日ユダヤ同祖論 ・昭和天皇が戦争を引き起こした論 ・大正天皇知的障害者論 解説 ・ホロコースト否定論 ホロコーストはねつ造であるという言わずと知れた世界的に有名なトンデモ論。ちなみに国によっては否定するとこの論を唱えると逮捕されるので要注意。できれば他のトンデモ説もこれと同様に法律で取り締まってもらいたいものである。 ・江戸しぐさ 江戸時代には傘かしげ(傘を指したまますれ違うときには傘を傾ける)、時泥棒(アポなし訪問、約束の5分前に到着しなければ死罪)などのマナーが普及していたが、明治政府の虐殺により失われてしまったというトンデモ論。これの恐ろしいところは小学校の道徳の教科書で取り上げら

                歴史のトンデモ論で打線組んでみた
              • 伝書鳩の専門家「ゲームの歴史はちゃんと批判されてていいな……伝書鳩の歴史に関するトンデモ本を批判しても誰も注目してくれない」「そんな本あるの!?」

                キジバト(鳩通信班) @kijibato_hato 『ゲームの歴史』という本があまりにもひどくて連日炎上している。端で見ている私は「いいな……」と思う。実は伝書鳩の世界でも同様のトンデモ本が存在し、私が批判した事がある。この『ゲームの歴史』よりもひどい。醜悪。でもね、伝書鳩が好きな人の人口が異常に少ないので話題にすらならない。

                  伝書鳩の専門家「ゲームの歴史はちゃんと批判されてていいな……伝書鳩の歴史に関するトンデモ本を批判しても誰も注目してくれない」「そんな本あるの!?」
                • ナチス「逆張り」論の陥穽(再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                  最近、田野さんの本が話題になっているということなので、この点はきちんと明確にしておかなければならないと思い、昨年のエントリをそのまま再掲することにしました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2022/05/post-ed416b.html 昨日の朝日新聞の15面に、「逆張りの引力」という耕論で3人が登場し、そのうち田野大輔さんが「ナチスは良いこともした」という逆張り論を批判しています。 https://www.asahi.com/articles/ASQ5S4HFPQ5SUPQJ001.html 私が専門とするナチズムの領域には、「ナチスは良いこともした」という逆張りがかねてより存在します。絶対悪とされるナチスを、なぜそんな風に言うのか。私はそこに、ナチスへの関心とは別の、いくつかの欲求があると感じています。 ナチスを肯定的に評価する言動

                    ナチス「逆張り」論の陥穽(再掲) - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                  • ゲームの歴史とハックルさんとの思い出 - プログラマーの脳みそ

                    思い出話。今回はポエムと思って気楽に読んで欲しい。 インターネットの世界には情報が溢れかえっていて、やれ、なんやらが炎上しただのそんなニュースもありふれていて特に興味もわかない。ふーん、ゲームの歴史について書いた本が噓八百で炎上してんのか、まあ適当なことを書きならべる人がトンデモ本を書きましたなんてのは昔から枚挙に暇がない話だ。 その程度に思っていたのだけども、先日ようやくそのゲームの歴史なる本を書いた人が岩崎夏海氏であったことを認識した。 僕の古い古い記憶が、この人物を知っているぞ、と呼び掛けてきた。そう、あれは2008年のことだった。今から15年も前のことになるのか。 岩崎氏ははてなダイアリー(はてなブログの前身となるブログサービス)ではちょっとした有名人だった。彼はそのblogのタイトルから、ハックルさんと呼ばれていた。よく炎上していた人だったと記憶している。というのも、ハックル氏の

                      ゲームの歴史とハックルさんとの思い出 - プログラマーの脳みそ
                    • インプレス、デタラメな説明をこれでもかと散りばめたトンデモ本「いちばんやさしいWeb3の教本」を刊行 : 市況かぶ全力2階建

                      読売テレビ、自称化学者の村木風海さんをテレビ出演させて「大学教授5人から研究成果を持っていかれそうになった」との主張をそのまま垂れ流してしまう

                        インプレス、デタラメな説明をこれでもかと散りばめたトンデモ本「いちばんやさしいWeb3の教本」を刊行 : 市況かぶ全力2階建
                      • ナチス「逆張り」論の陥穽 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                        昨日の朝日新聞の15面に、「逆張りの引力」という耕論で3人が登場し、そのうち田野大輔さんが「ナチスは良いこともした」という逆張り論を批判しています。 https://www.asahi.com/articles/ASQ5S4HFPQ5SUPQJ001.html 私が専門とするナチズムの領域には、「ナチスは良いこともした」という逆張りがかねてより存在します。絶対悪とされるナチスを、なぜそんな風に言うのか。私はそこに、ナチスへの関心とは別の、いくつかの欲求があると感じています。 ナチスを肯定的に評価する言動の多くは、「アウトバーンの建設で失業を解消した」といった経済政策を中心にしたもので、書籍も出版されています。研究者の世界ではすでに否定されている見方で、著者は歴史やナチズムの専門家ではありません。かつては一部の「トンデモ本」に限られていましたが、今はSNSで広く可視化されるようになっています

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                        • トーマス・ロックリーの著作について - 三分の一

                          はじめに 「信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍」及び「African Odysseys:AFRICA, INDIA AND BEYOND IN THE EARLY MODERN WORLD」 「黒人奴隷」は流行したのか 「誤読」の拡散 ロックリーの主張の検証 「黒人奴隷」はどのように日本に到達したのか 「マニラ経由による黒人奴隷の輸入」という誤謬 ロックリーの主張 総評 『信長と弥助』について SNS上で見られるロックリー批判について 加筆修正箇所 参考文献 はじめに 本稿ではトーマス・ロックリーの著作およびTwitter上で見られる批判について記述する。 ロックリーへの中傷が拡大した経緯については以下のブログが詳しい。 nou-yunyun.hatenablog.com 上記のブログでは、たとえ「中心となる言説が伝言ゲームから変容した単純なデマ」であっても、目にした人間がそれを内面化し

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                          • [ヘンテコ説検証]北の元寇によって追われた北方民族が北海道に移動した、それがアイヌであるという説を真面目に検証|ヘンテコだよねノート

                            [ヘンテコ説検証]北の元寇によって追われた北方民族が北海道に移動した、それがアイヌであるという説を真面目に検証 SNSなどでは、アイヌ民族のあれやこれやに対し事実誤認や偏見に基づく暴言や誹謗中傷、ヘンテコな誤解が呟かれている。実際にはその先には当事者がいて、それらの暴言や誹謗中傷によって傷つく人がいる。気軽に呟くその言葉はそのままヘイトスピーチにつながっていることも多い。 本noteはそれらの事実誤認に応えるために開設した。心当たりのある方は悪意のある言説に乗せられ、犯罪者にならないためにもお読みください。 ※ここではアイヌに対して日本のマジョリティである日本民族、和人を「和民族」と統一して表記します。 アイヌ民族鎌倉時代渡来説を検証してみるアイヌ民族が鎌倉時代(13世紀)に北方から来襲し、擦文人やオホーツク人を殺戮して定住をし始めたので、アイヌ民族は先住民族では無いとのトンデモ説がネット

                              [ヘンテコ説検証]北の元寇によって追われた北方民族が北海道に移動した、それがアイヌであるという説を真面目に検証|ヘンテコだよねノート
                            • 『進化思考』における間違った進化理解の解説: かめふじハカセの本草学研究室

                              本屋で表紙を見かけたときにちょっと気になったものの、「たぶん進化生物学的に見るところはないだろう」と思いスルーしていた1冊に太刀川英輔(著)『進化思考』があった。その後、そんな本が出版されたことはすっかり忘れていたのだが、TL上に「『進化思考』批判」という学会発表の動画が流れてきた(『進化思考』批判 日本デザイン学会第69回春季研究発表大会)。なんだこりゃ、と思いその動画を見てみたのだが、どうやら思っていた通り進化生物学的にはまったく見るところのないトンデモ本であることが説明されていた。 このままスルーしてもよかったのだけど、著者の太刀川英輔という人物はデザインの世界では著名な人らしい。デザインの世界に進むであろう学生も多く在籍する某美大で『生態学』の講義を非常勤で請け負っている手前、この本を無視してはいけないのではないかと思い、古本で購入して読んでみた。その結果、思っていた以上にマズい本

                              • 『週刊現代』のジレンマ - NATROMのブログ

                                以前、マスコミからのインタビューに対する報酬について話題になった(■「孤独のグルメ」久住先生が報酬・校正無しの取材を断った件で浮上した、『無償による真実性』という原則とそれに対する疑問の声 - Togetter)。私も、ときにメディアから取材やインタビューの依頼を受けるが、報酬は発生したりしなかったりする。これまでの経験では、週刊誌系メディアでは報酬が発生するのに対し、新聞系メディアでは発生しないことが多い。 無報酬を原則とする言い分も理解はできる。あくまで私の経験の範囲内だが、平均すると、無報酬のメディアのほうが質の高い記事が多い。謝礼を払うと、謝礼目的の有象無象の情報が集まりやすいという面はあろう。週刊誌の医療記事では、「お前はいったい何の専門家だ」と問い詰めたくなるような「常連」のコメンテイターが記事の質を下げている。記事を書く方にとっては都合のよい「専門家」のコメントが得られ、コメ

                                  『週刊現代』のジレンマ - NATROMのブログ
                                • 八木啓代のひとりごと 大阪ワクチン開発断念とアンジェスの闇

                                  だいぶ前から、もう時間の問題だと思われていたのだが、大阪アンジェスのコロナワクチン開発中止が正式に発表されたので、ここまでの経緯をまとめてみたい。 毎日新聞報道:大阪大発の製薬ベンチャー、アンジェスがコロナワクチン開発中止 2020年4月14日、吉村知事と松井市長が会見を開き、「オール大阪でワクチン開発を進める」「早ければ7月から治験を開始し、9月には実用化を図りたい」「年内には10万から20万単位でワクチン投与させる」とぶちあげ、新型コロナウイルスのワクチンを人に投与する臨床試験が大阪市立大病院で7月にも始まるとの見通しを明らかにした。 大阪市は、早速、アンジェス社と「新型コロナウイルス感染症にかかる予防ワクチン・治療薬等の研究開発に係る連携に関する協定」を締結。 5月1日には、アンジェス創業者でメディカル・アドバイザー森下竜一寄付講座教授は、自信満々に、ビジネス・インサイダー誌に「アン

                                  • 2021年上半期に読んで面白かった本5選 - 本しゃぶり

                                    気がついたら8月中旬になっていた。 今更ながら今年の上半期に読んだ中からおすすめの5冊を紹介する。 【目次】 2021年上半期に読んだ本 『生命の歴史は繰り返すのか? 進化の偶然と必然のナゾに実験で挑む』 『「運命」と「選択」の科学 脳はどこまで自由意志を許しているのか?』 『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』 『恐れのない組織 「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』 『三体Ⅱ 黒暗森林』 終わりに 2020年下半期に読んで面白かった本 2021年上半期に読んだ本 今年も今週のお題で「2021年上半期」があるかなと思っていたら、もうこんな時期。 まあ、お題があっても書けなかっただろう。今に至るまで書いていなかったのは、仕事が忙しくブクログへの登録が溜まりに溜まっていたためである。お盆休みにどこへも行かず、ひたすら読み終えた本を登録し続け、ようやく準備が整

                                      2021年上半期に読んで面白かった本5選 - 本しゃぶり
                                    • 若手の研究者に気を付けて欲しいのは、大家の先生が書く「冥途の土産本」なぜか晩年急に変なことを言い出したりトンデモ本を出す例がけっこうあるという話

                                      坂本慎一 @SakamotoIchi 老婆心ながら若手の研究者に言っておきたいことをもう一つ。独学やそれに近い人に、特に気を付けて欲しいと思うのは、大家の先生が書く「晩節の奇矯本」とか「冥土の土産本」とか言われる書籍(あるいは学説)です。それまで真っ当に研究してきて、めでたく大家と呼ばれるようになった学者なのに、なぜか晩年になって急に変なことを言い出したり、妙な本を出す人がいます。しかもタチの悪いことに、一応は学術書の体裁だったりするのです。 大家の本なので、Amazonのレビューを見ると★5が複数ついていたりする。その直弟子の大学教授が、ご丁寧に自身のHPでその本を激賞したりする。でも、なぜ素晴らしいのか、誰も説明できていない、ただのトンデモ本なのです。 なぜ晩年になって急にトンデモ論を言い出すのか理由は分かりませんが、大家と呼ばれて誰にも注意されなくなると、小さな独裁者になって晩節を汚

                                        若手の研究者に気を付けて欲しいのは、大家の先生が書く「冥途の土産本」なぜか晩年急に変なことを言い出したりトンデモ本を出す例がけっこうあるという話
                                      • 「と学会」と「note」とクリエイターの「老害化」について - いつか電池がきれるまで

                                        kakuyomu.jp anond.hatelabo.jp 僕は「と学会」の本を読んで、『ノストラダムスの大予言』というのは、どうも当たらないというか、けっこういいかげんなものらしい、ということに自信を持てるようになったのです。『水からの伝言』(水に『ありがとう』などの『良い言葉』を見せるときれいな結晶ができて、『ばかやろう』などの『悪い言葉』を見せると、きたない結晶ができる、というやつですね)へのツッコミも記憶に残っています。 「いい話」「教育上役立つ(と多くの大人が思い込んでいる)話」は、「噓でも良いじゃないか」というような欺瞞に対して、敢然と立ち向かっていった『と学会』の活動は、当時の僕にとっては、とても刺激的なものでした。 その後の『江戸しぐさ』論争などをみると、結局、人は同じようなことを繰り返すものなのだな、と考え込まずにはいられないのですけど。 fujipon.hatenadi

                                          「と学会」と「note」とクリエイターの「老害化」について - いつか電池がきれるまで
                                        • 吉田豪 ゴッドプロデューサーKAZUKIを語る

                                          吉田豪さんが2008年末から2009年初頭にかけてTBSラジオ『ストリーム』の中でゴッドプロデューサーKAZUKIさんについて話していました。 (松本ともこ)2008年タレント本ベスト10、ベスト3に来ましたね。第3位、お願いします。 (吉田豪)3位、KAZUKI『小室哲哉 50年の軌跡』。 (小西克哉)はい。ということでございますね。KAZUKI? (吉田豪)これは小室さんの騒動で突然名前が出てきた「ゴッドプロデューサー」という肩書きの人なんですけれども。何者かわかんないじゃないですか。小室さんが一時期、なんかそのトラブルを処理するために作った「イーミュージック」っていう会社があって。そこと契約しているプロデューサー。しかし、小室さんとの面識はないという人が小室さんの本を書いたという。すごいんですよ。それでゴッドプロデューサーということで、「神の声が聞ける」っていう。 (小西克哉)わかん

                                            吉田豪 ゴッドプロデューサーKAZUKIを語る
                                          • 「図書館なら無料で勉強し放題」というが、そもそも勉強するための本が図書館にない、という話

                                            あらさーちゃん@作家 @arasaachan2022 お金ないって言ってるひとへ。図書館に行けばタダで勉強やり放題。無限に学べる本が無料。本来、数千円必要なお金が、永遠にタダ。こんなパラダイスって、他にある?「スタバ行ってMacBook開いて勉強」とか見掛け倒しはもうやめて、図書館こもって黙々とやって。数倍はかどるし、数倍イケメンにみえる 2022-09-25 17:55:18 れい(猫耳の専門家)🍥 @rei_software そう思ってた時期が俺にもありました。 地元の図書館行ったら置いてあるのは雑誌、児童書とエッセイ、ベストセラーとトンデモ本だけ。 理工書や思想書を要望したら「需要が見込まれない」として却下。 地方史関連の資料を要望したら、そもそも集めてない。 まともな自治体であることが必須です。 twitter.com/arasaachan2022… 2022-09-26 10:

                                              「図書館なら無料で勉強し放題」というが、そもそも勉強するための本が図書館にない、という話
                                            • 【追悼:山本弘さん】ぼくが世界でいちばん好きでいちばん嫌いな作家、山本弘とは何者だったのか。(第一回:インターネット編)|海燕(ライター)

                                              【訃報】 去る3月29日午前10時12分 山本弘は誤嚥性肺炎のため永眠いたしました 葬儀につきましては近親者のみで執り行いました 生前中のご厚誼に深く感謝申し上げると共に 謹んでお知らせいたします pic.twitter.com/ZIY5YLI00T — 山本弘 『BIS ビブリオバトル部』 (@hirorin0015) April 4, 2024 山本弘さんが亡くなられた。 といっても、もちろんご存知ない方もいらっしゃることだろう。 そういう人のなかにも「トンデモ本」という概念を生み出したあの「と学会」の初代会長といえば、「ああ」と思いあたる方もいるかもしれない(この記事の公開後、「トンデモ」はと学会の創始ではないというご指摘を受けました。謹んでお詫びし訂正いたします)。 じっさいには、かれの功績はそこに留まるものではなく、あるときは凄腕SF作家、あるときは良く喋るゲームマスター、あると

                                                【追悼:山本弘さん】ぼくが世界でいちばん好きでいちばん嫌いな作家、山本弘とは何者だったのか。(第一回:インターネット編)|海燕(ライター)
                                              • SFの歴史を継いでいくこと。ベストSF第1位記念・伴名練インタビュー|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                2月発売の『SFが読みたい!』に掲載された、伴名練氏へのインタビューをWEB公開します。『なめらかな世界と、その敵』が国内篇ベスト1位を獲得したベストSFランキングの詳細はこちらをご覧ください。 ■伴名練、この10年 ──ベストSF2019[国内篇]の第1位、おめでとうございます。 伴名 ありがとうございます。『なめらかな世界と、その敵』はどの短篇も自分一人で書いたというイメージが薄くて、SFの歴史に力を借り、多くの書き手・読み手の方々が作ってきた流れのうえに乗せたと思っている作品ばかりです。そんな本で1位をとれたことを非常に嬉しく思いますし、投票してくださった方々に心から感謝を申し上げたいです。最初の本が出版されてからこの本が出るまでの9年間に、筆を折りかけることが何度もありましたが、書き続けた結果こういった栄誉に預かることができて、報われたという思いで一杯です。 ──デビュー作『少女禁

                                                  SFの歴史を継いでいくこと。ベストSF第1位記念・伴名練インタビュー|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                • 「21世紀最大の発明は間違いなく株式会社」炎上→販売終了→回収…インプレス『Web3の教本』が「トンデモ本」扱いされた2つの理由 | 文春オンライン

                                                  もちろん、そうしたnoteに書かれているのは、往々にしてデタラメだ。特にマーケティングに関して書かれているものなんて、その最たる例だろう。もはやフィクションでありポエムだ。しかし、残念なことに、そういうnoteを買ってしまう読者が、一定層いるのだが。 ここが変だよ『Web3の教本』 話を戻そう。なぜ『いちばんやさしいWeb3の教本』が情報商材レベル、いや、それ以下なのか、理由は内容にある。 新しい概念やモノを説明するにあたって、旧来のそれを否定的に論じるのはよくあることだが、本書に関しては、著者がまるでWeb2に、特にGAFAにいじめられでもしたのかというくらいにGAFAを叩きまくっている。 それが、とことんズレまくっているというか、そもそも間違った知識を振りかざしながら叩いているので、始末に負えない。

                                                    「21世紀最大の発明は間違いなく株式会社」炎上→販売終了→回収…インプレス『Web3の教本』が「トンデモ本」扱いされた2つの理由 | 文春オンライン
                                                  • 消費減税か現金給付か――制度と経緯に即して考える/中里透 - SYNODOS

                                                    新型肺炎(コロナウイルス感染症)の影響で景気が急速に悪化しつつある。2月の景気ウォッチャー調査では、足元の景況が東日本大震災の直後の水準に近づきつつあることが示されたが、こうした中、経済対策の柱として消費減税や現金給付の提案が数多くなされるようになった。 もっとも、このような提案については「バラマキ」ではないかとの批判がみられる。この点についてはどのように考えたらよいのだろう? もし仮にこのような措置を実施するとした場合、その具体的なスキームはどのようなものとすべきだろうか? 本稿ではこれらの点について考えてみたい。 バラマキは悪いことか? 一般論からすると、減税や給付などの財政措置については、範囲を限定し対象者を絞ったうえで実施することが望ましい。そのようにしないと、減税や給付などの措置の有効性(ターゲット効率性)が低下してしまうからだ。対象者を特定しない一律の減税や給付を「バラマキ」と

                                                      消費減税か現金給付か――制度と経緯に即して考える/中里透 - SYNODOS
                                                    • 研究成果を学ばず、参考にした文献も表示しない粗雑な思いつき本:井沢元彦『聖徳太子のひみつ』 - 聖徳太子研究の最前線

                                                      「時空を越えた極上の歴史エンターテインメント!」と謳っているものの、勉強不足で思いつきばかりが目立つ粗雑な聖徳太子本が刊行されました。 井沢元彦『聖徳太子のひみつ』 (ビジネス社、2021年12月) です。表紙では、題名の横に「「日本教」をつくった」と記されています。 井沢氏は、研究者の研究を軽んじて空想をくりひろげた梅原猛路線を受け継ぎ、問題の多い歴史本を数多く出していることで有名です。今回の本もその一つですが、そもそも副題のような「「日本教」をつくった」という部分が問題です。 「日本教」という言葉を書物の題名にして有名にしたのは、イザヤ・ベンダサン著・山本七平訳という形で『日本人とユダヤ人』を、山本氏が社主をつとめる山本書店から1970年に刊行してベストセラーとなり、続く『日本教について』(文藝春秋、1972年)でも大いに話題を呼んだ山本七平氏です。 山本氏は、1977年には『「空気」

                                                        研究成果を学ばず、参考にした文献も表示しない粗雑な思いつき本:井沢元彦『聖徳太子のひみつ』 - 聖徳太子研究の最前線
                                                      • 漫画家の藤栄道彦氏は文章力がなさすぎるのか、それともはてしなく不誠実なのか - 法華狼の日記

                                                        表現や発言に攻撃を加えてきたのは一般人、と主張する漫画家の藤栄道彦氏は、単に権力による攻撃を除外しているだけ - 法華狼の日記 別の私のエントリが誤解や偏見をまねいていると漫画家の藤栄氏がうったえていた。 この人が引用している「法華狼の日記」というのも、そもそも私の漫画の文脈から全く異なる形で引用して、誤解や偏見を招いてるんですけどねえ。https://t.co/FACyQJQHRS まあ、左巻きの人から見れば私にいい印象を持たれないのは自覚してますけども。 https://t.co/iVr2dNMkCJ— 藤栄道彦 (@michihikofujiei) 2021年12月20日 ここまでくれば、藤栄氏こそ「左巻き」と評されてしかるべき人物だと、私としては皮肉のひとつもいいたくなる。 「左巻き」という言葉は差別用語なのか違うのか - 法華狼の日記 「左巻き」について、先日から言及しあっている

                                                          漫画家の藤栄道彦氏は文章力がなさすぎるのか、それともはてしなく不誠実なのか - 法華狼の日記
                                                        • 本当に感染から身を守る方法とは何か、真実を追求した一冊ということになっているトンデモ本(院長ブログ) - 五本木クリニック

                                                          新型コロナにまつわるニュース・テレビ番組の内容はいったい何が正しいのか分かりません。未知のウイルスが故に対応が難しく日々新たな情報が発信されるものの、不確かな情報・間違った情報・希望的観測・悲観的観測が入り乱れたカオスな状況です。 ですが、明らかに間違った情報だけは明確にできます。伊藤隼也氏による「新型コロナの本当の話」という本が出まして、その中身は医師としては取り上げずにはいられない危険な内容でした。 厚生労働省が激オコした、例の自称医療ジャーナリストの新刊本を読んで以前から自称医療ジャーナリストと、ほとんど固有名詞化した呼称で世間を賑わせている伊藤隼也氏の新刊が出版されました。 内々では伊藤隼也氏は自称医療ジャーナリスト界のショーンKとも呼ばれています(大丈夫かあ、「とくダネ!」)。 「誰も言わなかった」とのサブタイトルが添えられていますけど、まっとうな医師および医療関係者であったら、

                                                            本当に感染から身を守る方法とは何か、真実を追求した一冊ということになっているトンデモ本(院長ブログ) - 五本木クリニック
                                                          • 在野に学問あり 第7回 山下ゆさん

                                                            この連載は在野で学問に関わる人々を応援するものだ。 第7回は、ブロガーの山下ゆさんに話を聞く。新書ブログ「山下ゆの新書ランキング」は、新書業界においては知らぬものがいない。まさに「新書の目利き」として知られている人物だ。かく言う私も、本屋に行った時に「この本、そういえば山下ゆさんが9点って言ってたなぁ」と、新書を買ったことが何度もある。 ブログは2005年2月から、2022年現在まで週に1本のペースで更新されている。政治経済や思想、歴史に関する新書から1冊を取り上げ、山下さん自身による10点満点の採点と、5000字以上にも及ぶ新書の丁寧な要約と書評を掲載する。 プロフィールの欄には「通勤途中に新書を読んでいる社会科の教員です」とある。 在野研究を考える上で、教員の存在は重要だ。例えば郷土史や生物分類学・生態学の分野では、地元で働く先生たちが研究者となり、大学や博物館と連携しながら、その一端

                                                              在野に学問あり 第7回 山下ゆさん
                                                            • 正しい女性医学の本3冊 - Jasmine Cafe

                                                              以前はほんとうにひどい内容の医療本ばかりが目について、いくら出版業界が斜陽でもこれはないと思っていました。 それが最近は売らんかなのトンデモではなく、正しい知識が書いてあり世間で流布している説に根拠がありませんよという医師の本が出版されるようになりました。 生理だいじょうぶブック: 産婦人科医 宋美玄先生の 発売日: 2020/02/19 メディア: 単行本 宋先生の『生理だいじょうぶブック』は月経が始まったばかりの小中学生が対象の本。 でも、大人が読んでも「へー!」という人がいるでしょうし、男女を問わず子どもに質問されたときにうまく答えられます。 ルビがふってありマンガがほとんどで読みやすい。 例えば、なぜオリモノが出るのか(自浄作用のため)、生理痛は病気ではないからガマンするべきなのか(産婦人科に行きましょうなぜならば…)といったことです。 プールの中では経血は出ないけれど、プールサイ

                                                                正しい女性医学の本3冊 - Jasmine Cafe
                                                              • 『ぼくたちの洗脳社会』 全文掲載 : 岡田斗司夫公式ブログ

                                                                『ぼくたちの洗脳社会』は、1995年に朝日出版から出版された岡田斗司夫の処女作です。 今からちょうど四半世紀前に出版されたこの書籍は、”過去から現在をきちんと捉えなおすことで、来るべき近未来を予測する”ことをテーマに描かれました。 未来に対するの方向性と着眼点の正しさで、今まで何度も再評価されています。 この本は、2013年に『評価経済社会』としてアップデートされ出版されました。 今回、2020年の最新版にアップデートして、ニコ生ゼミで語る予定です。 2013年でも、2020年でも趣旨に全くぶれはないので、まずはおおもとになる1995年版『ぼくたちの洗脳社会』を読んでおいてもらえればと思って、このブログで公開します。 1/19(日)19時~ 放送のニコ生岡田斗司夫ゼミで語りますので、それまでにぜひ、予習しておいてください。 『ぼくたちの洗脳社会』pdf版 以下にテキスト版を、掲載しますので

                                                                  『ぼくたちの洗脳社会』 全文掲載 : 岡田斗司夫公式ブログ
                                                                • 医療トンデモの入口は農業トンデモ!? トンデモ情報を発信する人の真の目的は? | AGRI FACT 農と食の科学的情報サイト

                                                                  プロフィール渕上桂樹さん(農家BAR NaYa/ナヤラジオ) 岡田恭子さん(ママの保健室@長崎(@mykyo3123)、麻酔科医、ISD個性心理学インストラクター、2児の母) AGRI FACTで連載中の農業トンデモハンターの渕上桂樹さんが、麻酔科医でワクチンデマを不安に思うお母さんたちと向き合い、正しい情報を丁寧に伝え続ける岡田恭子先生と対談! 医療トンデモと農業トンデモの共通点や、トンデモ発信源の真の目的、トンデモ情報を回避するための注意点を語り合った。 出会いはグリホサート渕上桂樹さん(以下:渕上):岡田先生との出会いが忘れられないんです。 岡田恭子さん(以下:岡田):先輩に渕上さんのお店に連れてきてもらいました。「野菜や果物で作られたお酒がたくさんある!」とテンションが上がってカウンターに一人で乗り込みましたね。 渕上:その日に放送したナヤラジオのテーマが除草剤だったんです。それを

                                                                    医療トンデモの入口は農業トンデモ!? トンデモ情報を発信する人の真の目的は? | AGRI FACT 農と食の科学的情報サイト
                                                                  • 『エセ著作権事件簿』補稿―#KuToo 事件最高裁上告棄却を受けて - ブログブログ by 友利昴

                                                                    『エセ著作権事件簿―著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』では、基本的には既に判決が確定していたり、法的評価が明確になっているものなど、既に歴史になった事件を取り上げています。しかし、収録候補とした事件の中には、裁判係属中ながら取り上げる価値が高い事件がいくつかありました。基本は涙を呑んでボツにしたのだけれど、2件だけ収録しています。それが「#KuToo事件」と「編み物ユーチューバー事件」です。 この2件については、刊行後に新たな判決が出たとしても、少なくとも著作権侵害にかかわる本質部分について判断が覆ることはないと考え、著者の責任において収録に踏み切ったもので、判決が確定したら必要に応じて補稿を発表しようと思っていました。 今般、このうち「#KuToo事件」について、原告(著作権者側)の上告が棄却となり、本書で評した控訴審までの判断が維持され、原告敗訴が確定し終結しました(

                                                                      『エセ著作権事件簿』補稿―#KuToo 事件最高裁上告棄却を受けて - ブログブログ by 友利昴
                                                                    • 歴史学者が書く、最新の明智光秀研究『考証 明智光秀』を読む

                                                                      この記事では有名だけど謎の多い人物、明智光秀を一次資料でどこまで迫れるかに挑んだ 渡邊大門編『考証 明智光秀』を読んで、感じたことを書いていきます。 2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公であり、主君である織田信長を殺した人物。 彼の生涯はとにかく、謎が多い。 歴史学者の方々が当時の一次資料(書簡や日記)を通して、この謎多き人物にどれだけ迫れるかという意欲作です。 フィクションが入り込みやすい有名人 明智光秀は後半生の知名度とはウラハラに、生年も出身地も確定的なことが言えず、青年時代も何をやっていたかが、よく分からない人物です。 また、歴史の表舞台に登場した後、突然自分を買っていた主君、織田信長を本能寺の変で殺害し、三日天下と言われるほどあっけなく豊臣秀吉に負けて、逃亡中に命を落としてしまった。 その劇的で謎が多い行動は、歴史好きにはたまりません。 創作では、織田信長をなぜ殺したかと

                                                                        歴史学者が書く、最新の明智光秀研究『考証 明智光秀』を読む
                                                                      • Censoyclopedia:センサイクロペディア

                                                                        Censoyclopedia:センサイクロペディア 『Ceonsoyclopedlia』は、Censor(検閲)にまつわるEncyclopedlia(百科事典)です。旧称『表現規制用語集』。民主主義社会の根幹をなす最重要の「人権」である表現の自由――その規制・弾圧・バッシングにまつわる事例や用語について、あらゆる知識を保存伝達するためのサイトです。 トップページページ一覧メンバー編集 トップページ 最終更新: hitoshinka 2022年01月19日(水) 23:49:40履歴 Tweet 『Censoyclopedia:センサイクロペディア』は現在、noteへの移管作業中です。移転先はこちらになります。 目次 あ行 【会田誠展:天才でごめんなさい】 【アウディの広告】 【あえてその名を語る愛】 【茜さや】 【あからさまに性的なタマネギ】 【アクセス権】 【アクセル・ワールド】 【アザ

                                                                          Censoyclopedia:センサイクロペディア
                                                                        • 軍用鳩コラム4「吉田和明著『戦争と伝書鳩 1870―1945』(社会評論社)への批判」

                                                                          トンデモ本がスタンダードとみなされる危険への警鐘として。 ※コラム1~3はキジバトさんのホームでツイート済みです。興味のある方は直接アカウントへどうぞ。

                                                                            軍用鳩コラム4「吉田和明著『戦争と伝書鳩 1870―1945』(社会評論社)への批判」
                                                                          • 「左巻き」という言葉は差別用語なのか違うのか - 法華狼の日記

                                                                            誤解をまねかないため最初に書いておくが、今回は一般的に差別用語なのかどうかを論じたいわけではない。 まず、評価する言葉としての「左巻き」は下記のような意味だが、「左」という漢字が入るため左派をくさすスラングとしてインターネットで多用されている。 左巻とは - コトバンク 《つむじが左に巻いている人は頭が悪いという俗説から》頭の働きが鈍いこと。 本来の語義ではなかなか見かけない。商業作品でつかわれている事例は、奇書として知られる美少女ゲームノベライズくらいしか知らない。 左巻キ式ラストリゾート (星海社文庫) 作者:海猫沢 めろん星海社Amazon この「左巻き」について、先日から言及しあっている漫画家の藤栄道彦氏から、下記ツイートのように批判された。 全体として法華狼氏の文章からはあまり誠実さは感じませんねえ。 「左巻き」というのはつむじが左に巻く人は変わり者という迷信からくる差別用語で、

                                                                              「左巻き」という言葉は差別用語なのか違うのか - 法華狼の日記
                                                                            • hamachanブログ2023年ランキング発表 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                                                              まだ年末までに半月ありますが、そろそろ今年の総決算ということで、本ブログの2023年ランキングを発表します。 まず第1位は、これは正直やや意外でしたが、7月の「ナチス「逆張り」論の陥穽(再掲) 」でした。これはそもそも昨年のランキングで第3位になった記事ですが、昨年は朝日新聞の耕論に対するコメントだったのを、今年田野さんの本が出て話題になっていたので再掲したものです。 私はそもそもこの問題をナチス側からではなくナチスに叩き潰された社会民主党や労働組合の側から見ているので、こういう感想にならざるを得ないのです。 ナチス「逆張り」論の陥穽(再掲)(ページビュー数:5,905) 最近、田野さんの本が話題になっているということなので、この点はきちんと明確にしておかなければならないと思い、昨年のエントリをそのまま再掲することにしました。 http://eulabourlaw.cocolog-nift

                                                                                hamachanブログ2023年ランキング発表 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                                                              • 友利昴『エセ著作権事件簿—著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』セルフライナーノーツ - ブログブログ by 友利昴

                                                                                『エセ著作権事件簿』概要・目次…本記事です。 『エセ著作権事件簿』試し読み…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』書評まとめ…こちらの記事です。 『エセ著作権事件簿』動画書評まとめ…こちらの記事です。 新刊『エセ著作権事件簿—著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』を7月に発売することになりました。友利昴として10冊めの単行本になります。 「著作権を大切に」という日本人の常識的な順法精神につけこんで、善良な市民の正当な表現行為に対して、不当なイチャモンや妄想をふっかけたトンデモ事件や、「著作権者」側が敗訴した著作権にまつわる裁判例、合計71事件を集めて徹底批評するという内容です。 1事件あたり3千~5千文字くらいで批評しているので、なんと全体で30万字以上、544頁になってしまった。書き過ぎじゃない?内容的には非常に充実していると思います。 よくある判例評釈のように、裁判所の

                                                                                  友利昴『エセ著作権事件簿—著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪』セルフライナーノーツ - ブログブログ by 友利昴
                                                                                • 「気候危機は存在しない」という世界の科学者1500人の声明

                                                                                  このところ異常な暑さが続いている。こういうときマスコミに出てくるのが「地球温暖化で暑くなった」という話だが、これは錯覚だ。日本の都市部で体験する暑さのほとんどは建物や道路の照り返しによるヒートアイランド現象で、その効果は地球温暖化の2倍以上である。 IPCCの確証バイアス 地球は国連のいうような気候危機に直面しているのだろうか。世界の科学者が結成した世界気候宣言は、2019年に「気候危機は存在しない」という声明を発表した。 今年5月に発表された最新バージョンには、ノーベル賞受賞者を含む1500人の科学者が署名している。そのファクトチェックの対象はIPCCの第6次評価報告書(AR6)である。 AR6は気候変動に関連する文献を網羅的にサーベイしているが、気候危機をあおる上で都合の悪いデータは無視している。この報告書は、このようなIPCCの確証バイアスを指摘し、その結論と合わないデータを挙げたも

                                                                                    「気候危機は存在しない」という世界の科学者1500人の声明