おはおようございます。 昨日の続きです。 バイク便の荷物の様に届けられた現地の若い娘でしたが、勿論お断りしました。丁重にお帰りいただきました。 北京郊外の万里の長城でお土産を見つけました。石を彫刻したツルピカの牛の像です。値切ってもいないのに店員はドンドン値段を下げました。とうとう最初に言っていた値段と比べればとてつもなく安くなりました。私はそれを買いました。 家に帰ってよくよく像を観ました。ずっしりとくる質感は変わりませんでした。像を裏返して見ると腹のあたりに何か違和感を覚えました。私は両手の親指で像の腹の部分を力一杯押しました。パリンと見事に像の腹は割れ、プラスチックの中には水分を含んだ石膏が詰めてありました。 私は了見が狭く、懐も広くなく、器の小さい貧乏性の人間ですが、なぜか腹が立ちませんでした。悔しくもありませんでした。 20年以上前の韓国や中国では「ホンモノのニセモノ」、「ニセモ